家庭菜園を始めたいと思っても「家に広い庭や畑がないと野菜は育てられない」とあきらめてはいませんか?
ベランダや玄関先でも育てられるプランター栽培だと、家庭菜園も気軽に始めることができます。ここでは、プランター栽培におすすめの野菜を紹介します。
プランター栽培は、どうしても限られた範囲での栽培になりますので、あまり場所を取らない野菜や、プランター栽培でも、連作障害は起りうるので、連作リスクの少ない野菜を選ぶのがコツです○^^○
よって、【連作障害対策】や、紹介する野菜ごとに、【後作にむいている野菜】も合わせて紹介していきますね。
プランターでどんな野菜が育てられる?
集合住宅を初め、ベランダがある場所で、そこにプランター(コンテナ)を置く事ができる?のであれば、一部の大型の野菜や、深い所まで根が張る野菜や、背丈が高すぎるもの?を除けば、ほぼどんな野菜でもプランターで育てる事ができます。
庭がなくても、葉物野菜や根菜類を初め、果菜類など人気の野菜が栽培可能です。まずは、丈夫で育てやすい野菜から挑戦してみると良いでしょう。
その中でも、下記でも紹介していきますが、葉物類野菜が一番育てやすい野菜になります。
葉物野菜の中には、玉レタスのように結球する野菜などもありますが、プランター栽培ですので、出来れば結球しないタイプの、リーフレタスなどの栽培の方が適しています。
その次に、育てやすいのは、根菜類です。注意点として、根を食べる根菜類や、ある程度の深さ(30㎝程度)があるプランターを選ぶ必要があります。
また、ベランダ栽培の中でも人気のある、ナスやピーマン、トマトなどは、栽培期間が長めで草丈も高くなるので、果菜類を育てる際も、大きめのプランターが必要になります。
トマトでしたら、大型のトマトよりも、下記のような背丈が高くならないミニトマト(品種:レジナ)などもお勧めです。レジナでしたら、場所も取りませんので、大きなプランターでなくてもOKです。
【ミニトマト(レジナ)】
ただし、これらの果菜類は、花を咲かせてから実を収穫するので、剪定や誘引の作業や交配などの作業が必要になります。
よって、栽培の難易度は高くなりますが、ベランダ栽培に慣れてきたら、ぜひ挑戦してみるのも良いでしょう。
そして、マメ科の野菜であれば、枝豆やえんどう豆などの栽培も可能です。えんどう豆の場合は、つるあり品種よりも、つるなし種を選べばコンテナも小さくて済みますょ。
限られた範囲で栽培する、プランター栽培では、このように大きくならない品種選びをするのもコツです。
つまり、プランターさえ設置できる場所があれば、ほぼどんな野菜でも育てる事ができますので、お好きな野菜を選んでプランター栽培を楽しみましょう。
注意する点としては、『連作障害』です。せっかく育てる野菜栽培のトラブルを防ぐためにも『連作障害』について理解を深めておくと安心です。
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連作障害とその原因
畑や花壇で野菜を育てる時と同じで、プランターで野菜を育てる場合にも、同じ科に属する物を繰り返し育ててしまうと、連作障害を起しやすくなります。
野菜には、それぞれ、必要とする栄養分が違います。連作する事で、土壌内の養分バランスが偏ってしまう事も原因の1つですが、
それ以外に、土壌内の微生物のバランスにも、深く関係しています。つまり、連作障害を起こしてしまう土壌には、単一菌が増殖している?事が考えられます。
このように、土壌の中にいる、菌のバランスが崩れてしまう事で、野菜に悪影響を与える病原菌の働きが活発になってしまうのです。
微生物のバランス不良は、野菜の成長を阻害し、収穫にも影響してきます。『立ち枯れ』などの症状を初め、青枯れ病、いちょう病、ねこぶ病、線虫、蔓割れ病、線虫など、前作の病原菌を引き継いでしまうリスクがあります。
植葉が変色したり、元気がない?しおれてきた?など、何らかの異常が見られたら、枯れてしまう前に、早めに手を打ちましょう。
気温が高くなる時期に、土がジメジメして通気性が悪い?と、病原菌が繁殖しやすいので、通気性の良い良質な土作りを心がけましょう。
プランター栽培の場合、土をリサイクル(土作り)する事で、前作の病原菌を殺菌し、引き継がせないようにするのも効果的です。
そして、足りない養分を足して、崩れた土壌の栄養バランスを整えてあげる事は、連作障害を防ぐ事につながります。
プランターの土作り(リサイクル)は、下記のページで詳しく説明していますので、御参考になさって下さい。
連作障害を防ぐための対策は?
畑だけでなく、プランター栽培であっても、連作障害は起こります。連作障害が出てからでは、土壌改良も困難を極めますので、こういった障害が出る前に、何らかの対策をし回避していきましょう。
連作障害のリスクを最小限にするためには、種類の異なる科の植物を育てると良いでしょう。育てたい野菜が、どの科に属するのか?確認し、連作障害を予防しましょう。
もしくは、連作障害が起りやすい野菜を避け、リスクの少ない野菜を選ぶのも効果的です。
連作障害が起こりやすい野菜
特に、連作障害が出やすい科は、なす科やウリ科、アブラナ科、そしてマメ科の作物に出やすくなります。よって、後作に向いてない野菜は避けて、連作を回避していきましょう。
ピーマンやキュウリ、スイカ、エンドウ、唐辛子、ソラマメ、ゴボウ、カリフラワー、トマト、レタス、ナス、メロン、セロリ、カリフラワー、サトイモなどがあります。
連作障害が起こりにくい野菜
下記のような、連作が起りにくい野菜を上手に利用しましょう。
ショウガやにんにく、にら、みょうが、タマネギ、ネギ、カボチャ、小松菜、春菊、ふき、サツマイモ、ニンジン、トウモロコシ、などがあります。
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種類が異なる科を選ぶ
連作障害が出やすい科は、なす科やウリ科、アブラナ科、そしてマメ科の作物です。これらの科の連作は、特に要注意です。
分かりやすいように、科ごと野菜を分類しましたので、野菜作りの参考になさって下さい。
アブラナ科の野菜
チンゲンサイ、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、コマツナ、なばな、ミズナ、壬生菜(ミブナ)、ダイコン、カブ、わさび、コールラビ、からし菜、クレソン、パクチョイ、ルッコラ、ラディッシュ
ナス科の野菜
ジャガイモ、トマト、ナス、ピーマン、パプリカ、シシトウガラシ、唐辛子
ウリ科の野菜
スイカ、メロン、マクワウリ、カボチャ、キュウリ、ズッキーニ、ニガウリ、へちま、ひょうたん
豆科の野菜
エダマメ、インゲンマメ、サヤエンドウ、ソラマメ、エンドウマメ、落花生、小豆、シカクマメ、ササゲ
キク科の野菜
シュンギク、レタス、リーフレタス、ゴボウ、フキ
セリ科の野菜
ニンジン、セリ、セロリ、パセリ、ミツバ、明日葉、コリアンダー(パクチー)、チャービル、ディル、フェンネル
ヒルガオ科の野菜
サツマイモ、エンサイ(空心菜)
バラ科の野菜
イチゴ
ショウガ科の野菜
ショウガ
アオイ科の野菜
オクラ、オカノリ、モロヘイヤ、マロウ
イネ科の野菜
とうもろこし、米、麦、レモングラス
キジカクシ科の野菜
アスパラガス
サトイモ科の野菜
サトイモ
ヤマノイモ科の野菜
山芋
シソ科の野菜
大葉、バジル、ローズマリー
ヒガンバナ科(旧ユリ科)の野菜
ネギ、玉ねぎ、ワケギ、ニンニク、らっきょう、アサツキ、ニラ
ヒユ科(旧アカザ科)の野菜
ホウレンソウ、甜菜(テンサイ)、スイスチャード(フダンソウ)、おかひじき、ビーツ、とんぶり
*アカザ科は、新しく【ヒユ科】として、1つにまとめられています。
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接木苗を利用する
例えば、今回紹介するプランター栽培で、おすすめの野菜の中には、キュウリやピーマン、なす、トマトなどの野菜も含まれています。
これらのナス科やウリ科の野菜のは、連作障害が出やすい?と言う、デメリットがあります。しかし、最初から接木苗で育てる事で、連作障害を回避する事ができます。
接木苗とは、このような連作障害などの病害虫に、あえて強い品種を台木とし、この台木に上記のような、キュウリやピーマン、なす、トマトの苗を接いであるものを指します。
接木苗は、連作障害に、とても効果的で通常より丈夫になるため、病害虫のリスクを減らす事ができ、質の良い野菜作りに貢献してくれます。
このような、接木苗を上手に利用し、連作障害を回避するのも1つの手段です。
輪作を行う
輸作とは、それぞれに異なる科の野菜を、畑やプランターなどでローテーションしながら栽培する方法になります。輸作を行うのも、連作障害を回避するのに、非常に効果的な方法です。
その際には、後作する際に相性の良い野菜を選ぶ必要はありますが、これらを上手に組み合わせて栽培する事で、連作障害を回避する事ができます。
今回紹介する、お勧めの野菜も、順を追って、後作すると相性の良い野菜、後作に向いていない野菜を、その都度紹介していきます。
連作障害には、下記のような連作障害専用の土壌改良材を併用するのもお勧めです。
連作障害が気になる土におすすめの資材
上記は連作障害用に、開発された『連作障害が気になる土におすすめの資材』です。
この資材は、連作障害が気になる土に混ぜ込むだけです。
連作障害の原因となる、単一の菌が増殖した土壌菌のバランスを整えてくれます。有効微生物のバランスを整えてあげる事で、連作障害が出にくく、連作に強い土作りをする事ができます。
この土壌改良材には、飴粕やオカラ、脱脂ヌカ、澱粉に粕魚骨、アミノ酸液、そして酵母菌体などの、数種類の有機質が原料になっています。
これらを餌とする有効微生物の活動も活発になり、全体の有用菌のバランスを整えるように作用します。
限られたスペースのプランターや鉢植えなどでは、古土の使い回しする際、リサイクルしても、連作生涯を避けられない場合もありますので、このような連作障害専用の土壌改良材は、とても便利です。
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家庭菜園でプランター栽培におすすめの野菜やハーブ15選
ここからは、家庭菜園でプランター栽培にお勧めの野菜やハーブを、いくつか紹介ていきます。後作に何を植えれば良いか?悩みますよね?
後作に向いている野菜やハーブ、後作に向いていないものも合わせて説明していきます。
初心者にお勧めの野菜やハーブ
初心者の方でも栽培しやすい、野菜やハーブは?例えば、種まきから収穫までの期間が短い小型の野菜などがお勧めです。
花を咲かせる野菜ではなく、葉を食べるチンゲンサイやレタスのような葉野菜や、根菜類の場合でしたら、ミニ大根や小カブなどは、栽培期間も短いので、お勧めの野菜です。
しかし注意点として、育てやすいとは言え、種まきの時期は大切です。*地域により、種まき時期には、誤差があります。
成功の秘訣は、種まき時期を誤らない事です。栽培する時期が、野菜に適した適温であれば、種まきから収穫まで、順調の成長してくれますので、初心者の方でも失敗するリスクが少なくなります。
また、適期に栽培した野菜は、栄養価が高いと言うメリットもあります。
種まきの目安としては、降霜の心配がなくなった春先や、盛夏が過ぎた初秋あたりに種まきする野菜を選ぶ事で、栽培の成功率が高くなり、より確実です。
また、ハーブ類の中にも、初心者向きの育てやすいハーブがいくつかあります。
例えば、クレソンやローズマリーなどもそうです。とても丈夫で生命力に溢れています。初心者の方でも、挿し木等で簡単に増やす事もできます。
ミニ大根
20日~30日で収穫可能(ほぼ1年中栽培できる)
*猛暑や寒い時期は、発芽率や収穫に影響ありますので、初心者の方は育てやすい、春や秋を選んで栽培すると良いでしょう。
ミニ大根の後作には何植える?
ミニ大根の後作に向いているものは、マメ科の枝豆や、病害虫を遠ざけてくれるネギと相性が良いです。
逆に、後作に向いていない野菜は、同種のカブやキャベツ、小松菜、チンゲンサイ、プロッコリーや、同じ科ではありませんが、その中でも人参は後作向いていません。
小カブ
小カブを選べば、収穫日数も40~50日と短いので、お勧めです。
小カブの後作には何植える?
小カブの後作に向いているものは、マメ科のエダマメやネギ類、レタスなどです。
土状改善効果があり、病害虫を遠ざけてくれるネギや、土壌にたまった窒素を取り除いてくれる、葉物野菜のレタス、カブと同時栽培も可能な、枝豆などが小カブの後作に向いています。
逆に、小カブの後作には、同じアブラナ科の野菜や根菜類を避けましょう。
葉菜類
例えば、チンゲンサイです。これらの葉野菜などは、収穫時期も短いので、初心者の方にもお勧めです。
チンゲンサイは、プランターなら小さめの『ミニチンゲンサイ』が、丈夫で育てやすく人気です。
チンゲンサイの後作には何植える?
チンゲンサイの後作には、病原菌を遠ざける、ネギや、キク科の春菊などが向いています。
逆にチンゲンサイの後作に向いていない野菜は、同じアブラナ科の野菜です。
ローズマリー
1本あれば、挿し木もで増やす事もできるので、ちょっと使いたい時にも重宝します。しかも、非常に丈夫です。
ローズマリーの後作には何植える?
ローズマリーの後作に向いているのは、タイムやセージ、ラベンダーなどがあります。これらのハーブ類は、ローズマリーが好む環境や性質が良く似ていて相性が良いです。
逆に、後作に向いていないのは、クレソンやミツバ、ミョウガなどです。
クレソン
クレソンは、とても丈夫で、室内で水耕栽培も可能です。生命力が強く、水に漬けておくだけでも発芽するので、初心者の方にもお勧めです。
クレソンの後作には何植える?
クレソンの後作に向いているものは、サトイモ、セリなどです。クレソンは、上記の通り水耕栽培に向いているだけあり、加湿を好みます。
クレソンと同じような環境を好む、上記のような野菜と相性が良いです。逆に、後作に向いていない野菜は、大根やほうれん草などです。
支柱なしでOKの野菜
とにかく家庭菜園の初心者の人におすすめなのが、育てる手間がかかりにくい支柱なしで育てられる、背丈の低い野菜です。
土と水と肥料さえあれば育つ、比較的手間のかからない葉物野菜であれば、ベランダ栽培しやすいです。ミニプランターで日当たりの良い室内でも育てやすい野菜もあります。
万能ネギ
味噌汁には欠かせない万能ネギは、プランターでも簡単に育てやすい野菜のひとつです。ネギの中でも万能ネギは種から育てやすく、日当たりが良く、肥料をちゃんと与えていれば成長しやすく、種から育てても2か月ほどで収穫できます。
再生野菜のひとつであることや生長点が地際にあることから、2~3cmを残すようにし必要な分をカットして収穫するようにしておけば、何度も再生してくれるので、植えておくととても便利な野菜です。
また、ネギを植えておくと周りに植えている花が病気にかかりにくくなるコンパニオンプランツなので、花と同じプランターで育てるのもおすすめです。
また、気になる連作障害ですが、小ねぎ(万能ねぎ)は、連作障害が起りにくい点も、ポイント高いですね。
リーフレタス
サラダには欠かせないリーフレタスは、葉がお花の花弁のように見えるので野菜というだけでなく、見た目にも美しい野菜です。種から育てることもできますが、発芽率や手間を考えると苗から育てることをおすすめします。
苗を植え付けてから、1か月半ほどで収穫できるというのも魅力です。日当たりの良い場所であれば、1か月ほどで収穫できることもあります。リーフレタスは、一枚一枚の葉に表情があり、サラダで盛りつけたときにもこんもりとおいしそうに盛り付けやすく、人気があります。
外葉を3~4枚ずつちぎって収穫するようにすれば、芯葉が伸びるまでは、何度も収穫ができます。大きいかばうに育てたい場合は、肥料を忘れずに与えるようにしましょう。
リーフレタスの後作には、何植える?
リーフレタスの後作に向いている野菜は、ブロッコリー、トウモロコシなどがあります。ブロッコリーと言っても、プランターなら小さめの『茎ブロッコリー』が良いですね。
そして、とうもろこしは丈夫なので、日当たりが良ければ、初心者でも育てやすく相性も良いです。『ヤングコーン』もお勧めです。
後作に植えない方が良い?野菜は?と言うと、やはり同じキク科のものは避けましょう。それ以外は、あまり心配入りません。
ラディッシュ
収穫前の表情がとても可愛らしい、プランター栽培にぴったりの野菜がラディッシュです。二十日大根とも呼ばれ、表面が赤く内側が白いフォルムはスライスして、サラダに使うのにも彩りがよく人気がある野菜です。
植え付けから収穫までにかかるのも1か月ほどです。真夏や真冬を避ければ、年中育てやすい野菜です。少量であれば、ミニプランターやおしゃれな鉢などで育てることもできます。
土の中に根を張るわけではないので、家庭菜園では畑よりもプランターのほうが育てやすいともいえる野菜です。
ラディッシュの後作には?何植える?
ラディッシュを栽培した後は、後作としてヒガンバナ科(旧ユリ科)のネギ類や、マメ科の枝豆などがお勧めです。
プランター栽培なので、あまり場所を取らない、小ねぎ(万能ねぎ)などが良いですね。アブラナ科のラディッシュなどを育てると出やすい、病害虫などを、ネギ類が遠ざけてくれる効果もあり、相性も良いのでお勧めです。
また、小ねぎ(万能ねぎ)は、連作障害が起りにくいのも、メリットです。
そして、後作に向いていないのは、同じアブラナ科の野菜になります。それ以外の野菜を選んで、栽培しましょう。
バジル
わざわざバジルを買うことはなくても、バジルを自宅で栽培していれば、料理の幅が広がります。イタリアンには欠かせない野菜のひとつです。
バジルは栽培キットも多く販売されています。栽培キットは種から育てますが、家庭菜園初心者でうまく育てられるか不安がある人は、苗から育てるのがおすすめです。
もちろん種からの栽培もできますが、気温など条件がそろわないとなかなか発芽しないので苗から育てることをおすすめします。
水やりと肥料をしっかりと与えることでどんどん成長するので、栽培が楽しくなります。
バジルは、連作障害がでにくいので、特に心配いりません○^^○
大葉
大葉は、バジルと同様にシソ科の野菜です。育て方もバジルと似ています。種から育てることもできますが、気温など生育条件が限られるので、初心者であれば苗から育てることをおすすめします。
シソは生育期間も長いので2週間に1度は液肥を与えるようにすることで生育もよくなります。大葉は鮮度が命ともいわれ、自宅で育てることの利点が高い野菜です。
和食に香りや彩りをプラスすることができます。刻んだ大葉をお茶漬けに添えて食べると風味を良い一層楽しめます。
必要な葉をたくさん摘んでもどんどん葉が茂ってくるので、長い期間味わえます。花穂も穂じそとしていただけるので、家庭菜園で栽培してほしい野菜のひとつです。
また、大葉は連作障害がでにくいので、特に心配いりません○^^○
小松菜
初心者でも栽培しやすい事で知られている小松菜は適応力が高く、プランター栽培にもピッタリの野菜です。炒め物やお浸しなどでも人気が高い葉物野菜で、火を通したときに鮮やかな緑色をしているのが特徴です。
夏に種をまくと1か月ほどで収穫できます。春や秋でも2か月もあれば、収穫できるので成長が目に見えるようにわかるのでプランター栽培が楽しくなります。
水やりもプランターの土が乾いたらあげる程度でいいので、水やりを忘れたからと焦る必要がない野菜とも言えます。
小松菜の後作には何植える?
小松菜の後作に向いている野菜は、虫がつきにくく相性も良いモロヘイヤ、丈夫なトウモロコシ、そしてエダマメなどがあります。逆に後作に向いていない野菜は、同じアブラナ科のキャベツやダイコン、ブロッコリーなどになります。
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支柱にツルを這わせて上に大きく育てる野菜
プランター栽培でも本格的に育ててみたいという人におすすめなのは、成長に合わせて支柱を立てて、つるを這わせる作業が伴う野菜です。
実を実らせ、色づいていく様を楽しめる、家庭菜園の醍醐味を味わうことができる野菜をプランターで栽培してみてはいかがでしょうか。
ミニトマト
家庭菜園、プランター栽培の代表的な野菜と言えば、ミニトマトです。小学校の低学年のうちに授業で育てることもあり、初心者にも比較的育てやすいのが特徴です。
ミニトマトは苗から育てるようにします。トマトジュースで有名なメーカーのトマトの苗なども市販されているので、好みの品種を選んで育てるのも楽しいでしょう。
トマトは、少し土が乾燥している状態がベストと言われ、肥料をあげることや脇芽かきといった作業は必要ですが、水やりの頻度が少なくて済むので、忙しい人でもそれなりに育てやすい野菜と言えるでしょう。
ミニトマトの後作には?何植える?
ミニトマトの後作には、病害虫を遠ざけるネギ類や、キャベツやブロッコリーなどと相性が良いです。プランターなので、小ネギ(万能ネギ)や茎ブロツコリー、芽キャベツなどにされてはいかがでしょう?
また、ミニトマトは、大玉トマト、中型トマトに比べると丈夫で乾燥などにも強く、連作障害も、大きなトマトほどではありません。とまとに関しては『接木苗』が、販売されていますので、連作障害が心配でしたら、『とまとの接木苗』を選ばれるのが良いかと思います。
なす
なすもプランター栽培ができますが、プランターの大きさに合わせて苗を購入するようにしましょう。
プランター栽培であれば、中長サイズの品種を選ぶことが大切です。なすを大きく育てるためには栄養分がかなり必要になるので、土や肥料の量がなすの生育にとってはとても大切です。
初めて育てる場合は、接ぎ木苗を使うことで病気にもなりにくく育てやすくなります。なすは、乾燥に弱いので、きちんと水やりをしてあげる必要があります。ミニトマトに比べると少し難易度は上がりますが、自分で栽培したなすのおいしさは格別です。
ナスの後作には何植える?
ナスの後作で相性が良い野菜に、枝豆、ささげ、キャベツ、ブロッコリーなどがあります。他には、カボチャやとうもろこし、いんげん、なども相性が良く、これらは土壌に残った肥料分を吸い取る作用があるので、輸作向きです。
逆に、後作に向かない野菜は、同じナス科の、じゃがいもや唐辛子、パプリカ、ピーマン、しし唐辛子などの野菜になります。
とまと同様、ナスに関しても『接木苗』が、販売されていますので、連作障害が心配でしたら、『ナスの接木苗』を選ばれるのが良いかと思います。
きゅうり
きゅうりは生育環境がいいと、どんどん実を付けます。サラダにもぴったり、もぎたてをそのままかじってもおいしいのがきゅうりです。漬物にしても楽しめるので、幅広く使いやすい野菜です。
プランターでも育てることができますが、なすと同様に接ぎ木苗を使うことで育てやすくなります。実をつけだすと水をたっぷりとあたえなくてはいけないので、大きめのプランターにたっぷりの土が必要です。
自分で育てた収穫したてのきゅうりは、味も濃くとてもおいしいです。
きゅうりの後作には何植える?
キュウリの後作で、相性が良い野菜は、トウモロコシ、ホウレンソウなどがあります。ほうれん草は、初心者にも育てやすいので、非常にお勧めです。
逆に、後作に向いていない野菜は、人参、かぼちゃ、大根などになります。
また、きゅうりに関しても『接木苗』が、販売されていますので、連作障害が心配でしたら、『きゅうりの接木苗』を選ばれるのが良いかと思います。
ピーマン
ピーマンも春に植え付けて夏にかけて収穫できる野菜です。炒め物にも彩りがよく使いやすい野菜です。ピーマンは、トマトの栽培の仕方に似ています。
苗は、育てやすい接ぎ木苗を選ぶようにし、水やりも土が乾燥したら行うといった頻度でいいので、支柱を立てることや接ぎ木や芽掻きといった手間を省けば、比較的育てやすい野菜だといえます。
ピーマンと同じ仲間のパプリカは、寒い地域のほうが育ちいやすいので、日本の多くの地域では、パプリカよりはピーマンのほうが育てやすいでしょう。緑の中に白い花が咲いている様子は、見た目も楽しめます。
ピーマン嫌いのお子さんがいる家庭では、食育も兼ねてプランター栽培に挑戦してみてはいいのではないでしょうか。
ピーマンの後作には何植える?
ピーマンの後作で相性が良い野菜は、ラッカセイ、エダマメ、茎ブロッコリー、ハツカダイコン、ミニ人参、トウモロコシ、スナップエンドウなどがあります。
後作に、マメ科の野菜が適している理由としては、マメ科の野菜には、土壌内の力を回復する作用があるからです。
また、ピーマンに関しても『接木苗』が、販売されていますので、連作障害が心配でしたら、『ピーマンの接木苗』を選ばれるのが良いかと思います。
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おわりに
今回は、プランター栽培におすすめの野菜を紹介してきましたが、いかがでしたか?
どれも比較的簡単に育てることができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。