春に植える野菜

ピーマンの種まき〜収穫までの育て方!栽培時期や害虫・病気の対策などについて

ピーマンの種まき〜収穫までの育て方!栽培時期や害虫・病気の対策などについて

ピーマンは南米原産の野菜で、辛いトウガラシの仲間です。

緑色の未熟果が熟すと黄色や赤色に変わります。6月頃から9月中旬までと比較的長期間収穫ができ、たくさんの実も収穫できるので楽しみな野菜です。

今回は初心者の方も安心して育てられるピーマンの栽培方法についてお話ししていきたいと思います。

ピーマンの栽培時期と育成条件

種まき植え付け収穫
寒冷地3月中旬~4月中旬5月中旬~6月中旬7月下旬~9月中旬
一般地(春まき)3月上旬~4月上旬5月中旬~6上旬6月中旬~11月上旬
暖地3月上旬4月下旬~5月中旬6月上旬~11月中旬

 

ピーマンの育成条件
  • 日当たり:日なた
  • 土壌酸度:中性
  • 植えつけ:株間50㎝前後

種まき・苗の管理


【ピーマン 種 『京まつり』】

種からの育成ですが、発芽温度が25度以上と少々高いので、家庭菜園では苗の植え付けがよいでしょう。

気温が安定して来たら、ホームセンターや苗の直売所で購入。ピーマンの苗は信頼できる販売店で選びます。茎が真っ直ぐ伸び、葉が枯れていない元気な苗を購入しましょう。

気温が安定してから購入するか、苗は暖かい場所で管理をしましょう。水やりも管理が必要です。

ピーマンの定植適期


【日本マタイ かんたんマルチ 2列穴 0.03mm厚 0.95m×10m 黒】

ピーマンは低温に弱い野菜ですので、温度が安定する5月下旬までは注意が必要です。

ポリマルチで地温を安定すると初期育成が良いです。この差はハッキリしていて、同じ日に定植した苗の開花が2週間位の差で現れました。アブラムシの対策や乾燥防止にもなるのでおすすめします。そして、しきわらを敷いておくと乾燥防止にもなりさらによいでしょう。

株間は50㎝前後がよいでしょう。植えつけた頃の苗は小さめなのですが、おおよそ3~4倍の高さまで成長します。株間が狭いと栄養分がいき渡らずに実の成長も悪くなります。温かい日の日中、やや浅植えにして定植していきます。茎も弱いので、補強のためにも支柱を立てておきます。

以前に4月上旬に植えたことがあります。この時期は雨が降るとまだ寒い時期でした。その後温かくなってもこの苗の生育は遅く、例年のような収穫になりませんでした。ピーマンの苗の定植は急ぐ必要ありません。

ピーマン栽培の土作り

ピーマンの苗の定植期になる前に土作りを始めましょう。ピーマンは水はけ水持ちがよく、肥沃な土を好みます。
植え付け3週間前には耕しておきましょう。あまり土質は選ばないので育てやすい野菜です。

畑1㎡あたりの肥料
  • 堆肥4ℓ
  • 苦土石灰200cc
  • 化学肥料350cc

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マルチ張りと支柱たて

定植前に畝を作っておきます。苗は株間50㎝で定植しますので、畝の横幅は60~70㎝が必要です。高さは10㎝位が良いでしょう。水はけもよくなり病気防止にもなります。

ピーマンの根は浅くはるので乾燥に弱い野菜です。特に夏場は水不足防止のためにもマルチや敷き藁は効果的です。

ピーマンは思いのほか大きく(60㎝~70㎝)成長するので支柱は必要です。台風などで枝が折れてしまうと収穫が激減してしまいます。大切に育てると思いのほか多くの実の収穫が期待できます。

作業手順
  1. 畝づくり
  2. マルチ張り
  3. 支柱立て
  4. 定植

定植のポイント

定植は無風で温かい日中に行います。4月の上旬は気温低下のリスクが高いです。あせらずに5月の連休以降がよいでしょう。この頃に成ってくれば低温のリスクも避けられるでしょう。

水分不足を防止するためにも、鉢と植え付け穴に充分水をあげておきましょう。ピーマンは水分を好む野菜です。

定植当日にマルチに苗鉢よりやや大きめの穴を開け、苗を移し替えていきましょう。株間は50㎝以上離して、植鉢の1/5くらいが地面から出るくらいに浅く植えるのがコツです。

ピーマンの特性

ピーマンの特性

緑色の未成熟のピーマンを収穫する場合は、ある程度の大きさで収穫していけば9月中旬まで長い期間の収穫を楽しめます。

開花後、晴天で高温が続くと結実しやすいです。梅雨空が明けるころから収穫量が増えていきます。1株で50個くらいのピーマンが収穫できるでしょう。

ピーマンの水やりについて

ピーマンは乾燥に弱い野菜です。たっぷりの水をあげましょう。

頻繁に水やりをすると根腐れ病になります。夏場の暑い時期は、朝・夕で2回あげるとよいでしょう。

マルチや敷き藁は補水効果もあるのでやっておきましょう。雑草も生えづらくなります。初めの手間を惜しむと後悔してしまいます。

ピーマンの栽培管理

植え付けが上手くいけば病虫害も少なく育てやすい野菜です。虫食いの実を発見したら小さいうちに処理しましょう。他の実に外虫が移ってしまいます。

植え付けの頃より茎は思いのほか太く成長します。支柱に茎を紐で結ぶ場合は「8の字」にして結びます。支柱と茎をそれぞれ8の字の穴に通し、ゆとりを持たせて結びましょう。茎が成長しても紐のゆとりのため、締め付けられません。

強風(台風)で折れてしまうことがあります。支柱に茎を結んでおけば、ある程度防げます。茎折れは収穫量に影響してしまい残念な結果に終わります。

茎は整枝剪定しないでそのまま伸ばしてよいでしょう。剪定は花をも切ってしまうので結実を減らしてしまいます。そして、ピーマンの結実する時期は前後するので一度に大量にできてしまう心配はありません。栄養が行きわたらないということは考えにくいです。
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病害虫について

ピーマンはナス科の作物になるので連作障害があります。連作は禁物です。ナス科の植物の代表例として「トマト・ナス・ジャガイモ等」が挙げられます。

病害虫は少ない野菜になるので育てやすいでしょう。しかし、全く心配が無いわけではないので、代表例と対策を挙げます!

モザイク病

ウィルス性の病気でアブラムシが媒介します。初めは葉・茎・花部分にポツポツあらわれ、いずれ株全体に広がっていきます。

放置しておくと葉や茎の形がゆがんだり萎縮したりします。奇形は実にも蔓延していきます。

対策

植えつけ時にオルトラン錠剤とマルチでアブラムシを避けることができます。寒冷紗や防虫ネットで防ぐのも効果的です。

薬剤の使用も検討しましょう。ガーデントップは天然成分なので野菜にも安心して使用できます。

タバコガ

タバコガ

ナス科の野菜に多く見られ害虫です。6月~8月頃に成虫が夜間に飛来して産卵します。

ピーマンやトマトに穴を開けて幼虫が食い散らかしていきます。虫食いに逢うと、少し果実が変色するのでわかりやすいです。

対策

被害実や産卵された葉は摘み取り捨てる。被害蔓延を防ぎます。蛾の飛来を防ぐためにも寒冷紗や防虫ネットは有効です。カマキリは天敵なので放してあげるとよいでしょう。

薬剤としてはランネートが有効です。多くの実が被害に合うようだと、肥料が多すぎるのも原因と考えられます。

追肥の手順

植え付け後2~3週間目から2~3回。2週間に1度行いましょう

  1. マルチをまくる。
  2. 液体肥料を根本周辺にまく。
  3. 軽く土寄せを行う。

ピーマンの収穫時期と収穫方法

ピーマンの収穫時期と収穫方法

ピーマンの収穫時期

花が開花結実してから約2週間位で収穫できます。おおよそ6~7㎝位の大きさに成ったら良いでしょう。

ピーマンはそのまま放置すると赤ピーマンになります。しかし、大きさは変化がないので緑のうちに収穫しましょう。

赤ピーマンの育成は養分を大きく取られてしまい、その後他の結実に影響します。赤ピーマンの育成は、収穫も終わりかけた秋口がよいでしょう。

ピーマンの収穫の方法

収穫の際にはハサミを使用しましょう。茎は縦に割れ折れやすいので強い力は厳禁です。

強風で折れてしまうこともあるので、収穫の際も注意が必要です。

おわりに

ピーマンの育て方について、苗の選び方から収穫までご説明しましたがいかがでしたか?

晴天が続くと水やりは毎日必要ですが、病虫害が少なく長い期間の収穫は楽しみです。苗もホームセンターや直売所で手頃な金額で購入できるので気軽に育てられます。

ぜひピーマンの家庭菜園にチャレンジして、美味しいピーマンを作ってくださいね。



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