春に植える野菜

春まき・秋まきネギの育て方 〜畑・プランター栽培方法や害虫・病気について〜

春まき・秋まきネギの育て方 〜畑・プランター栽培方法や害虫・病気について〜

ネギといえば、独特の辛味や風味を持っている野菜のひとつであり、薬味、お味噌汁の具、鍋物などの日本料理には欠かせないものです。

また、ネギは栄養価が高く便秘、整腸などによいとされています。おもに、ミネラル、カロテン、ビタミンC・Bなどの成分が多く含まれています。

今回は、そんな万能野菜であるネギの栽培方法についてまとめていきますので、育てる際の参考にしていただければと思います。

ネギの育成時期と栽培条件

ネギの育成時期と栽培条件

ネギの種まきと収穫時期

  • 春まき:種まき3月中旬~5月下旬 → 定植5月中旬~7月中旬 → 収穫10月下旬~3月
  • 秋まき:種まき10月~12月下旬 → 定植12月~3月 → 収穫7月~9月
ネギの栽培条件
  • 日当たり:日当たりのよいところ
  • 土壌酸度:弱酸性~中性
  • 植え付け:2cm間隔で種をまきます

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畑の準備

ネギを育てる上で大切な場所は日当たりと、水はけのよい畑を選ぶことが大切です。

まず、ネギの育苗畑には、種をまく2週間以上前に苦土石灰をまいてからよく耕します。その後、1週間前に堆肥して、化成肥料を施したあとに再び土を耕すようにします。

苦土石灰は約100gに対して2握り程度、育苗畑には約1㎡当たり堆肥は約3kg程度、化成肥料は約150gに対して3握りほどにしてください。もし水はけの悪い畑の場合には、高畝にするとよいでしょう。

タネまきと育苗


ネギの種まきの適切な時期は、春の3~4月頃秋の8~9月頃です。

タネをまき溝に5mm間隔でスジまきをします。また、種まきや苗植えでも植え付けるは春か秋が適期でありますが、寒冷地では5月下旬~7月上旬にまくと上手く育てることができます。

ネギの種をまいた後は、3~5mm程度の厚さの土で覆ってから手でしっかりと押さえ、その後に水やりをします。

ネギの間引きと追肥について

草丈が伸びていったら、下記のような間隔で間引きしましょう。

草丈と間引き間隔
  • 草丈が6~7cmの頃→1.5cm間隔
  • 草丈が10cmの頃→3cm間隔

追肥は、タネまき後1か月ごとに化成肥料を1㎡当たり約5gをばらまきます。そして、クワや移植ゴテなどで軽く耕します。

水やり

ネギ栽培の夏場の水やり方法ですが、種が発芽するまでは土が乾かないように定期的に水やりをすることが大切です。

また、ネギを地植えで育てる場合は、土が乾いている時は朝(または夕方)に水やりをするとよいでしょう。

日中に多く水やりをしてしまうと、強い日差しで水蒸気が発生して、根などを傷めやすくしてしまいます。

低温期はマルチ&ビニールトンネルもOK!

ネギ栽培の低温期はマルチ&ビニールトンネルもOK!

低温期の栽培または、寒冷地の栽培の際は、発芽するまでは乾燥を防ぐために、稲ワラや寒冷紗などで覆います。1週間ほどで発芽してきます。

3~4月の低温期のタネまきではマルチを敷き、さらにビニールトンネルをするとよいとされています。

病気や害虫について

さび病は5~6月と10~12月に、ベト病は残暑の頃に多く発生しやすいので、薬剤散布して防除しましょう。

もし、ウイルス性の病気にかかってしまった場合は治す方法がないため、残念ながらそのウイルスに感染した部分、または株ごとに処分しましょう。

乾燥している時にはスリップス、アブラムシなどが発生するので、早めに薬剤をまくことが大切です。

その他には、主にナメクジやアブラムシ、ネギコガなどの幼虫にも注意が必要です。特にウイルス病には、アブラムシやアザミウマという虫が原因でおこる病気でもあります。このような虫は、見つけしだい除去することが一番です。

ネギの葉面には、薬剤が付着しにくいので、必ず展着剤を加えるようにしましょう。

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ネギの収穫のタイミングと収穫方法

ネギの収穫のタイミングと収穫方法

ネギを収穫するタイミングは、「緑の部分の葉」が生長を停止してから約40日間後の収穫を目安としましょう。

また、別の目安としては、軟白部分が十分長くなったらちょうど良い頃合となります。

収穫の方法としては、畝の端からクワやスコップで土を崩していき、必要な分だけ掘り取ります。

また、ネギは草丈が50cmほどになったら掘り取って収穫しますが、株全体を収穫せずに地上部を刈り取ることにより、引き続き新芽を収穫することができるゆえ、再び新しいネギを増やすことが可能です。

最初はプランターや鉢植えでもOK

また、初めから畑での栽培を行なわない方法としては、苗の丈が20~30cmくらいの長さになるまでは、プランターや鉢植えで育ててもOKです。

プランターや鉢植えに種をまいた後、日当たりのよいところに保管しておきましょう。鉢植えの場合は、深さと幅が約15cm以上ものを選びましょう。

プランターでの栽培手順
  1. 鉢植えの中に土を敷き詰めたあと、約2cmの間隔で穴を開けます。
  2. 種を2.3粒ずつ撒き、撒いた部分の上に土を被せます
  3. 水をたっぷり与えたら、その上に新聞紙を敷き、日の当たる場所で保管します。
  4. 芽が出てきたら株と株の間を約2〜3cm開けるようにして間引きします
  5. 葉が伸びて4.5枚になってきたら苗を2.3本減らしていきます。

プランターから畑への定植と土寄せ

ネギの定植は、株の間約5~8cm間隔に植えるのを目安とします。そして、溝の側面に苗を立てかけたのち、約3cmほどの土で覆います。

その後、土寄せと追肥は約3~4回程度行いますが、1回の土寄せは決して深すぎないように注意してください。

定植後は約40~50日したら、約6~7cmほどの厚さに土寄せして、2回目、3回目は3週間ごとします。そして、最後は収穫の30~40日前くらいに葉が集まっているところまで土寄せを行います。

ネギは霜に当てるとさらにおいしくなる

ネギでは収穫の時軟白部を傷めないように気をつけて下さい。家庭菜園ではいつでも必要な時に収穫が可能です。

収穫の目安は植えつけ後50~60日ですが、必要な時に間引き感覚でいつでも収穫できる野菜であります。

また、ネギは霜に当てると糖度が増し、また柔らかくなるので、さらに美味しくなりますよ。できれば、収穫前に霜に当てるようにしてみてくださいね。

ネギの花ってどんな花?食べれるって本当?

ネギの花ってどんな花?食べれるって本当?

余談ではありますが、ネギは先端部分に小さい6弁花が数十輪~千輪以上に集合した花を咲かせます。その花は「ネギボウズ」と呼ばれているもので、タンポポの綿毛のような形をしています。

このネギボウズは、とう立ちして蕾が出来てから花が咲きますが、収穫前にネギボウズがとうに多っていれば摘み取ってしまうのです。そのために、花自体をあまり見ることはできません。

また、このネギボウズは天ぷらなどにして食べることが可能なのですが、その食べごろは開花する前です。興味のある方は、いくつか残しておいて天ぷらにしてみてくださいね。



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