春に植える野菜

ラディッシュの種まき〜収穫までの育て方!栽培時期や病気・害虫の対策など

ラディッシュの種まき〜収穫までの育て方!栽培時期や病気・害虫の対策など

ヨーロッパ原産のダイコンで、短期の収穫ができることから「二十日ダイコン」とも呼ばれています。

形や色のバリエーションが豊富な事から、サラダの彩に最適な食材です。細長い形状や楕円形。赤・白の他に上が赤で下が白い「紅白」なども珍しいですね。

ビタミンCや食物繊維を多く含み、ちょっとした畑のスペースやプランターで栽培できるラディッシュ」をご紹介していきます。




ラディッシュの栽培時期と育成条件

種まき・定植 収穫
春まき 3月〜7月上旬 種まきから約1ヶ月後
秋まき 9月下旬〜10月下旬 種まきから40〜50日後

 

※高原など冷涼な地域は寒冷地の栽培時期を参考にしてください。

ラディッシュの育成条件

日当たり:日なた
土壌酸度:中性
植えつけ:筋蒔きにして間引きを繰り返す。最終的に株間10㎝位
栽培期間:1年を通して可能(真夏・真冬は発芽・育成に適さない)



ラディッシュの種まきと発芽まで

ラディッシュの種まきと発芽まで

種からの育成ですが、発芽温度が15度前後なので春と秋が育成に適しています。種はホームセンター等で手軽に入手でき、価格も200円前後で安くて助かります。

種類が豊富なので、2~3種育ててみましょう。種が大きく発芽率も高いので水はけが良く、柔らかい土壌に蒔きます。種が重ならないように筋蒔きにします。

発芽率が高いので、筋蒔きにせずに10㎝間隔で3センチほどの穴に、2粒ほど蒔いてしまってもよい。間引きの手間が少なく種のコストが削減できます。種への土かけは1㎝くらいで発芽させましょう。大きくなったら土寄せです。

ラディッシュの定植適期

ラディッシュの定植適期

春先の3月から11月位まで発芽可能ですが、真夏・真冬の発芽は厳しいですね。それまでに発芽から育成途中にしてしまった方がよいです。

定植時期・種蒔きとしては3月~7月上旬と9月下旬~10月下旬が種まき・定植の時期と考えます。

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ラディッシュ栽培の土作り

ラディッシュ栽培の土作り

水はけが良く、通気性の良い土壌を好みます。酸性の土を嫌うので、あらかじめ苦土石灰をまいて耕しておきましょう。根菜類に言える事ですが、土壌が柔らかい状態を好みます。根の太り方にも影響するので耕して、空気を入れて柔らかくしておきましょう。

元肥は堆肥と化成肥料がよいでしょう。元肥がしっかりしていれば、追肥の必要はありません。手間がかからないのも助かります。畑(プランター)の準備として、1㎡あたり堆肥400g・化成肥料80gを施してよく耕す。酸性土ならば苦土石灰をまいて耕しておきましょう。

プランター栽培も同様に、前作の古い土に根が残っている状態は良くありません。通気性も下がっているでしょう。一度全ての土をプランターから出してしまって、空気に触れさせましょう。

種まきのポイント

畑とプランターともに、種が重ならないように筋蒔きにしていきましょう。プランターなら2列の筋蒔きでも育成に影響はありません。

間引きを前提とせずに、10㎝の株間を想定して3㎝ほどの深さの穴を掘って、種を2粒ほど蒔いてもよいです。発芽率が高いので問題ないのと間引きの手間が省けます。

「二十日だいこん」と呼ばれていますが、実際にはそのような短期間での収穫はできないと思います。夏場で約1ヶ月冬なら40日~50日かかります。

ラディッシュの特性

ラディッシュの特性

乾燥に弱い特性があります。水分不足では根球の内部に「す」が入って空間になってしまいます。土が乾かないように適時水やりをしていきます。

筋蒔きの場合は間引きが大切です。株間10㎝を確保しないと根が太りません。根を太らせるために土寄せも行っていきます。

短期間で収穫が可能なラディッシュの場合、一度に種を蒔いていくと収穫も一度に襲ってきます。そこで、種まきの時期を少しずらしていくとよいでしょう。

ラディッシュの水やりについて

ラディッシュは乾燥に弱い野菜です。土が乾燥する前に水分を与えましょう。特にプランターの場合は注意が必要です。

根が膨らんで来たら土寄せを行ってください。根球が外に出ていると太りません。水やりを繰り返しているうちに、表土が流れてしまいます。そのような状態なら再度土寄せを行ってください。

乾燥を嫌う野菜ですが、土壌の水分が過多だと紅色がくすんだり、光沢が無かったりします。

ラディッシュの栽培管理

ラディッシュの栽培管理

通年を通して育成できる(夏場や冬場の発芽は困難)野菜ですが、夏場の水不足や強い日差しでは品質管理が難しくなります。寒冷紗で日差しをやわらげたり、冬場はビニールで覆うと安定します。

株間が狭いと根球が細長くなって、太らないで終わってしまいます。株間10㎝の確保と土寄せを行いましょう。高温期に栽培すると縦長の根球に育ってしまうことがあります。収穫の遅れは根球の割れや「す」が入ることもあります。

夏場の強い日差しをやわらげれば、真夏の栽培も可能です。そこで、トマトやトウモロコシの近くでラディッシュを育てた事がありますが、問題無く育ちました。

病害虫について

アブラムシに注意!

風通しのよい場所で育成をすれば、あまり心配のいらない野菜なので助かります。アブラムシの除去などは、できるだけ薬剤を使わないようにしましょう。生食をする野菜には薬剤を使いたくありません。

葉にはヨトウムシなどがつくこともあるようですが、あまり虫食いの状態を発見することはありません。また、葉を生食しないなら気にしなくてよいでしょう。

連作障害を心配しないでよい野菜です。収穫したら土に空気を入れて柔らかく耕して、次の種を蒔いていく「連続育成」も可能です。ラディッシュは通年で収穫ができる野菜です。

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追肥の手順

元肥がしっかりしていれば追肥の必要がありません。しかし、連続して育成する場合は追肥が必要になります。

1㎡あたり化成肥料80gほどを土とよく混ぜて畝間にまいていきます。すぐに土寄せように使わないで、化成肥料と土をなじませていきましょう。

ラディッシュの収穫時期

ラディッシュの収穫時期

種まきから夏場で約1ヶ月冬場は40日~50日ほどで収穫の時期になります。

土寄せを行っているので、株間から少し土をよけてみて根球の育ち方をみて収穫しましょう。未成熟なら土を戻せば問題ありません。

育ったものから収穫していけば長く食卓に提供できる野菜です。収穫の遅れは「す」が入りますので注意が必要です。

ラディッシュの収穫方法

株間がしっかりしていれば問題ないのですが、株間が狭く、隣の根球が育成段階(まだ小さい)場合は注意して引き抜きましょう。

同時に種を蒔いても育ち方にバラつきが発生します。同時に収穫するのではなく、太っている・充分育成している株から収穫していきましょう。いつまでも根が太らないのは「日当たりが悪い」「水分が足りない」「肥料が切れている」などが考えられます。

収穫の遅れは「す」が入ってしまいます。根球の中に空間が生じて美味しくありません。収穫は少し早め位がよいでしょう。葉も虫食いが無ければ汁の具に活用できます。茎の部分を漬けたり、炒めても美味しいです。

おわりに

ラディッシュの育て方について、種の蒔き方から収穫までご説明しましたがいかがでしたか?

畑の隙間やプランターでの栽培も可能なので、手軽で気軽に栽培を開始できます。他の野菜との仕切りのアゼ道に植えても育つ野菜です。「二十日大根」の呼び方があるように、短期間で収穫が可能です。畑の活用を考えた時に、前の野菜から次の野菜の育成まで時間が空いた時の「隙間栽培」にも適した野菜です。

種はホームセンターや直売所で手頃な金額で購入できるので気軽に育てられます。2~3種類のラディッシュの種を購入しての栽培もよいでしょう。

サラダに彩りを与えるラディッシュの栽培をぜひ、家庭菜園ではじめてみてはいかがですか?他の野菜、例えばサラダ菜・リーフレタスなど、他の野菜と同時に育てていくのも楽しいですよ。