初めて家庭菜園に挑戦したいと思っても、最初から失敗するのは嫌ですよね。初心者の方に、【良くある失敗】や、失敗しないためには、いくつかもコツがあります。
今回は、失敗しない為のコツを含め、リスクの少ない初心者におすすめの野菜を10選、ご紹介していきたいと思います。
また、初めて家庭菜園をする際、どんな場所で栽培するのが適しているのか?どんな道具が必要になるのか?も、合わせて説明していきますね。
Contents
初めての人にもピッタリの葉物野菜
初心者でも育てやすく、毎日の成長が楽しくなるような野菜を育てると家庭菜園の楽しさを知ることができます。
大きくなるまで待って収穫しても良し、ミニサイズの時に間引きの段階で収穫したものも、ベビーリーフとして食卓に並べることができる、葉物野菜を育ててみてはいかがでしょうか。
水菜
鍋やサラダでも人気のある水菜は、もともとは京野菜であったことから「キョウナ」とも呼ばれます。水と土さえあれば育てられると言われるほど、初心者でも育てやすい野菜です。プランターや鉢で気軽に育てやすいのが特徴ですが、水やりを忘れてしまう人には向いていない野菜とも言えます。
乾燥と暑さに弱いので、乾燥させないように水やりを行うことが大切です。育てやすいのは、秋に種をまいて、冬に収穫をするサイクルにします。
水菜は小さい時でも収穫ができます。小株の時であれば、生のままサラダで食べるのにぴったりです。大株になると葉が硬くなってしまっているので、鍋に入れて食べるのがおすすめです。
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小松菜
寒さにも暑さにも強いことから、安定して育てやすいと言われる野菜が小松菜です。
栽培時期も種まきの時期を冬にしなければ、どの時期であっても育てやすい野菜です。乾燥にも強いので、たまに水やりを忘れても元気に育ちやすいです。種まきから収穫までにかかるのもたったの1か月半という短期間なので、初めて育てる野菜としても成果がすぐにわかるので楽しんで育てられます。
小松菜は、大きくなりすぎると味が落ちるので、少し小ぶりなくらいがおいしく食べれます。間引きした小さめの葉は、生でサラダに入れて楽しむのもおすすめです。
無農薬で育てる場合は虫が付きやすく、放っておくとすぐに葉っぱが穴だらけになってしまいます。
ルッコラ
ルッコラは、別名「ロケット」ともいわれ、ベビーリーフミックスなどでもなじみのある少しピリッとした辛みのある葉物野菜です。多湿を嫌うタイプの野菜なので、土が乾いたときに水やりをする程度で構いません。
日差しが強い環境で育てると苦みが強く出やすいので、真夏を避けるほうが食べやすい味に育ちます。また株ごと切り取るのではなく、外葉だけをカットして使うこともできるので、レタスサラダにルッコラをプラスしてサラダで楽しむのもおすすめです。
収穫後は鮮度が落ちやすい野菜なので、収穫後すぐに食べることができる家庭菜園にはぴったりの野菜です。
リーフレタス
サニーレタスやリーフレタスと呼ばれるサラダには欠かせない野菜も初心者でも育てやすい葉物野菜です。プランターで気軽に育てられるため、ベランダ栽培にもピッタリです。
株の中心からどんどん葉が出てくるので、外葉をその日に必要な分だけちぎって、収穫することができるので、とても便利で経済的な野菜です。
15℃~20℃といった涼しい季節を好むので春や秋に植え付けると育ちやすいです。植え付けから、収穫できるまでにかかるのも45日ほどです。
初心者におすすめなのは、種からではなく、苗から育てるようにするとうまく育ちやすいです。
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スペースがなくても育てやすいミニ野菜
自宅に畑がなくても、ベランダ菜園と呼ばれる大きめのプランターでなくても部屋の片隅に置いて育てることもできるサイズ感の初心者でも育てやすい野菜があります。
専用の小さいサイズのプランターまでセットになった栽培キットが販売されていることも多い、ミニスペースでも育てやすい野菜を紹介します。
ラディッシュ
サラダの色どりにもピッタリでスペースがなくてもミニサイズのプランターでも育てやすく、家庭菜園初心者にもおすすめの野菜がラディッシュです。
日本では「二十日大根」という名前で知っている人も多いのではないでしょうか。赤くて丸い見た目はとてもかわいく、二十日大根という名前のように、植え付けから収穫までも1か月前後というのが魅力です。
プランターがなくても、ペットボトルや牛乳パックで育てることもできるとひそかに狭いスペースでも家庭菜園に挑戦したいという人から人気が高いのが特徴です。
ビタミンCやアントシアニンなど美肌にも嬉しい成分が含まれている野菜で、女性にもとても人気があります。
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ブロッコリースプラウト
栄養価の高さからかなり注目を浴びているのがブロッコリースプラウトです。ダイエットにもいいとか健康にも美容にもいいと人気があります。サラダやスープに使うのがおすすめです。
種から育てますが、発芽率も高く水耕栽培も可能なので、タッパーを使って部屋の中でも育てやすいのが特徴です。
簡単に育てられるキットなども多く販売されているので、キットを使って育てるととても育てやすいといえます。豆苗のように再生はしませんが、とても簡単に育つことや栄養価も高いことを含めても、家庭菜園初心者にはおすすめです。
バジル
香りが強く、虫が付きにくいことから育てやすいバジルは、ピザやパスタには欠かせません。バジルは種から育てるのもそんなに難しいわけではありませんが、初めてバジルを育てる場合は、苗から育てるようにしましょう。バジルは、鉢やプランターのサイズに合わせた大きさで成長します。
ベランダに大きめの鉢を置けそうな場合は、大きめの鉢で育てると大きく育ちやすいです。水やりは程よくが基本です。水やりしすぎると枯れてしまうので、水はけが良ければどんどん育ちます。
家庭菜園でバジルを育てると使う分だけ葉をカットして使えるので、いつでもフレッシュなバジルを使えるのが魅力です。ジェノベーゼソースなども自宅で簡単に作れるのでバジルをたくさん収穫したら挑戦してみてください。
豆苗
とにかく、初めての家庭菜園で失敗はしたくないけど、家庭菜園の楽しさを感じたいという人におすすめなのが、豆苗です。再生野菜と言われている野菜で、スーパーなどで豆苗を購入し、食べた後の豆苗を水耕栽培します。
毎日の水替えは必要ですが、1週間もするとまた食べられるサイズに成長しています。2回ほどまでにしておかないと、どんどん細くなってしまいますが、毎日水替えをしていれば絶対に失敗しないので初めて野菜を育ててみたいという人は、まずはこの豆苗の再生から始めてみるのがおすすめです。
小学校でも育てる初心者向け野菜
小学校の授業の一環で、野菜を育てて観察することが良くあります。小学校の低学年で育てることが多い野菜だと初心者でも育てやすいといえます。
プランターで育てることができて、毎日の観察が楽しくなるような野菜を紹介します。
ミニトマト
小学校の授業の教材としてもとても人気があるのがミニトマトです。プランターでもいいですし、トマト用の土の袋を開けてそこにそのまま植え付けても育てやすい事から、ベランダ菜園でも人気があります。
実が付いたら、水はけを良くしておくこと、少し乾燥気味で育てることが甘い実をつけるための秘訣です。どうしてもアブラムシが付きやすく、面倒に感じてしまうかもしれませんが、一緒に香りの強いバジルを植えることで虫が付きにくくなります。
植え付けの目安は、4月頃で、早ければ5月頃から9月頃まで収穫ができます。サラダの色どりにもピッタリのミニトマトは、家庭菜園で一番人気があると言われています。
さつまいも
小学校や幼稚園で芋ほりを経験したことがある人も多いのではないでしょうか。比較的育てやすく、実はプランターでも育てることができるのがさつまいもです。
大量の収穫のためには、根を張りやすい環境が必要ですが、収穫量にこだわりがなければおすすめです。水やりも土が少し乾燥しているくらいが一番いいので、毎日水やりの必要はありません。こまめなお世話の必要がないので、初心者にもピッタリです。
5~6月に植え付けると10~11月頃収穫できます。
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家庭菜園で良くある失敗を防ぐコツ
初心者の方だけでなく、慣れていても失敗はつきものですが、知っておくだけで事前に防げる失敗もありますので、その中でも下記は非常に良くある失敗になります。
水やりでの失敗
水やりの失敗で枯れてしまうケースが非常に多い?
水やりは、多過ぎても、逆に少な過ぎても、植物にとっては大きなダメージとなります。花やハーブ、野菜の中でも、特に葉物野菜などは、水切れすると、あっという間に、枯れ込むものも中にはあります。
また、植物の性質は、気候や原産地によっても異なり、その中には『水を多く好む野菜』や、『乾燥を好む野菜』などがあります。このように性質が異なる野菜を、同じ花壇に植えないようにするのもコツです。
庭や花壇に地植えする場合は、根が土になじんでこれば、水やりの御世話からは解放されますが、鉢植えやプランター栽培の場合は、頻繁な水やりが必要になります。
また、注意すべき点は、鉢やプランターの素材です。何の素材でできているのか?で、土の乾き具合が全く異なります。
素焼きタイプのものは、給水性、排水性、通気性に優れているので、鉢の表面からも常に水分が蒸発するので、必然的に水やりの頻度が多くなりますが、ほとんどの植物と相性が良いです。
逆に、プラスチック素材、そして磁器でも焼成後に硝薬を塗るようなタイプは、水を通しませんので、土の乾きも遅く水やり回数も少なくて済みますが、根腐れなどのリスクを伴います。
初心者の方は、なかなか水やりタイミングが難しく、枯らしてしまう?事も多いのが現状えす。そんな時は、土壌水分計を上手に利用すると、水やりの失敗がありませんょ。
*色で水やりタイミングを教えてくれます。
失敗しない水やりのコツは、下記ページで紹介しています。
土壌に問題がある場合
例えば、土が固く通気性が悪いなどの環境下では、植物が根を順調に伸ばす事ができず、野菜の成長を妨げてしまいます。
その為には、土の状態を良く観察する事も大切であり、栽培前の【土作り】は、家庭菜園のキモにもなる部分です。
また、これから家庭菜園を始める初心者の方は、市販の【園芸用の土】が便利です。酸度調整もされ、肥料もすでに混ぜ込んであるので、すぐに使う事ができます。
しかし、注意点として、あまり安価な土は、中味は同じように見えても、中には『粗悪品』もありますので、注意が必要です。もし、分からなければ、お店の方に相談してみましょう。
このような『園芸用の土』を購入する際は、主原料や肥料成分の含有量なども確認しておきましょう。元肥として、最初に含まれている肥料も、しだいに効果が薄れてきます。
後から、追肥する際の参考にもなりますので、把握しておく事で、肥料過多の失敗を防ぐ事にもつながります。
注意点として、市販の【園芸用の土】は、非常に便利ですが、初心者の方は買い過ぎ?には充分注意が必要です。
それは何故か?と言うと・・。
いざ『不要になってしまった土』を廃棄しようと思った時、土の処分は一般ゴミのように簡単に処分できないからです。
よって、使用済みの土は、またリサイクルして使いまわす!事が、自治体の方でも推奨されています。*ただし、土の処分は、各地域で異なりますので、各自治体にお問い合わせ下さい。
【土の処分方法やリサイクル】については、下記ページで詳しく説明しています。
さらに、土壌に関しては、もうひとつ・・。
野菜の連作障害です。同じ科の植物を連続で植えてしまうと、土壌内の細菌バランスが崩れ、肥料成分にも偏りができ、作物の不作につながります。
【野菜の連作障害】については、下記ページで詳しく説明しています。
肥料過多にも注意
知らず知らずの間に、肥料を与え過ぎていると作物が枯れてしまう原因になります。例えば、肥料が最初から含まれている『園芸用の土』に、間隔を置かずに肥料をあげてしまう場合も、失敗につながりますので注意が必要です。
これらの土は、雨や水やりで肥料成分が流れ、肥料効果は薄まりますが、追肥などの肥料を与える場合は、最低でも1ヶ月以上は、間隔をあけるようにしましょう。
また、中には肥料を多く好む野菜や、あまり肥料を必要としないものもありますので、野菜の性質に合わせ必要な時期に、【必要な分量】の肥料を施す事が重要です。
その場合、根に直接肥料がふれないように、肥料を施すのがコツです。
家庭菜園に適した場所選びと栽培の注意点
初心者の方が、家庭菜園をする場合、まずは場所選びです。環境が悪い場所でも、問題なく育つ植物もありますが、ほとんどの植物は日当たりの良い場所を好みます。
よって、植物の栽培に向いている場所を選ぶ際の注意点として、日当たりや風通しの良い場所を選ぶ事です。土壌に関しては、水はけが良い事なども、家庭菜園に適した場所として、大切な条件のひとつです。
ベランダ
まずは、ベランダを家庭菜園の場所として選んだ場合です。
マンションなどにお住まいで、畑や庭がない場合でも、ベランダさえあれば、さまざまな植物を栽培する事ができます。
ベランダの中でも、いちばん日当たりや風通しの良い場所を選び、鉢やプランターを置くようにしましょう。
ベランダでは、限られた範囲内での栽培になりますので、初心者の方は、短期間で収穫できる葉物野菜から始めると良いでしょう。
また、あまり場所を取らないミニ人参、ハツカダイコンなどのミニ野菜も、初心者向きで育てやすくお勧めです。そして、栽培に慣れてきたら、少しづつレパートリーを増やしていきましょう。
ベランダ栽培での注意点
・鉢やプランターで避難路をふさいでしまわない
・水やり時に流れた土で、排水口を詰まらせない
*ベランダの床に水がたまってしまうと、湿気で病害虫が出やすくなってしまいます。
・ハンギングや、高い場所に植物を置く場合は、落下等に注意が必要です。
*急な天候の変化や強風時に備え、鉢が動かないように固定しておくなどの対策をしておくと安心です。
ベランダでの水やり
ベランダにある、鉢やプランターへの水やりは、植物が光合成を始める朝がお勧めです。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらい、たっぷりと与えるのが基本です。
こうして、たっぷりと水やりをする事で、土壌内にまんべんなく水分を送り込み、同時に新鮮な空気に入れ替える事ができます。
太陽が高く昇ってくると水分の蒸発が進むので、遅くても午前中までに『水やり』を済ますのが理想です。
真夏など気温が高い時期の水やりは、朝以外に夕方の水やりが必要になる場合もあります。その場合も、必ず植物の様子を確認してから与えるようにしましょう。
初心者の方は、ついつい1日に何度も水やりをしてしまいがちですが、まずは野菜の状態を良く観察し、葉や茎にも張りがあり、野菜が元気そうなら、夕方の水やりは必要ありません。次回は、翌朝の水やりでOKです。
水やりの際、大切なのはただ機会的に水やりをするのではなく、植物の様子を良く観察する事から始まります。
また、猛暑時の昼間の水やりは、注意しないと『ゆで野菜』のようになってしまいますので、避けるか?水やり後は、同じ場所に置かず涼しい場所に移動するなどし、鉢やプランターの温度上昇を避けましょう。
*真夏の水切れで、元気がない場合は、そのままでは枯れてしまうので、昼間でも水やりします。
水やりの注意点として・・。
夏場に、ホースで水やりをする際は、ホース内で熱くなった水を先に抜いてから、水やりするようにしましょう。
また冬場は、早朝に霜が降りる時期は、土も凍り付いてしまいますので、夕方に水やりしてしまうとは、早朝の凍結で根を傷めてしまいます。
よって、冬場の夕方の水やりは避けるべきです。もしくは、鉢ごと移動できるのであれば、場所を移動し凍結によるダメージを防ぐ事が、【植物を枯らしてしまうリスク】を減らす事につながります。
とは言え、水やりタイミングは、初心者の方には難しいと思いますので、慣れるまでは、土壌水分計を上手に利用すると、水やりの失敗がありませんょ。
*色で水やりタイミングを教えてくれます。
また、プランター栽培であっても、連作障害には注意が必要です。
畑
次に、畑を家庭菜園の場所として選んだ場合です。
畑で家庭菜園をする際は、前作に何が植えられていたのか?を考慮し、次に育てる植物を選ぶ事が大切です。
野菜の場合は、同じ科の植物を連続で育ててしまうと、中には成長不良や病害中が出やすくなるリスクがあります。
前作に何が植えられていたのか?分からない場合や初心者の方は、連作障害を起しにくい野菜選びをし、リスクを回避しましょう。
下記は、連作障害が起りにくい野菜です。
ショウガやにんにく、にら、みょうが、タマネギ、ネギ、カボチャ、小松菜、春菊、ふき、サツマイモ、ニンジン、トウモロコシ、などがあります。
畑の水やりは不要?
畑で家庭菜園をする場合は、プランター栽培とは異なり、基本的に『水やり』の必要ありません。
ただし、例外もあります。種まき時や、苗の植え付け時は、根がしっかりと張るまでの間は、『水切れ』しないように管理する必要があるからです。
根は水を求めて根を張っていく性質があるので、その後は水分の多い土壌深部に向けて根を張り巡らせていきます。
こうして根張りが進む事で、晴れの日がずっ~と続いたとしても『水切れ』で枯れる事はなくなるわけです。
逆に、ずっと水やりをしてしまうと、土表面がジメジメして病害虫が出やすくなったり、苗が丈夫に育たないなど、逆効果になってしまう事もあります。
つまり、根を深く張ろうとせず、土壌表面に根を広げてしまう傾向があり、根張りも悪くなります。水切れしたとたんに、土壌表面に近い根が枯れてしまう事もあるので注意が必要です。
庭
次に、庭を家庭菜園の場所として選んだ場合です。
庭で家庭菜園をする場合は、何と言っても日当たりが一番良く、風通しの良い場所を選びましょう。
日光を好む植物の場合、日当たりが充分に確保できないと、野菜が上手く育たない事もあります。午前中に日があたる東側や、東南、1日を通して日当たりが良い南側がお勧めです。
そして、庭先の花壇であったり、植物を地植えする場合は、プランターや鉢植えのように頻繁な水やりの必要がなくなります。
しかし、土壌が固く水はけが悪い場合や、中には水を多く好む植物もありますので、その点は考慮しながら判断する必要があります。
土壌の水はけが悪いと何故?いけないのか?
それは、植物が元気に育つためには【根が充分に張れる環境が必要】だからです。
つまり『土作り』が、とても大切になってきます。
よって土が固いなど、根をスムーズに伸ばせない環境下では、地植えでも枯れてしまいます。
地植えされた植物は、やがて解放された土壌の中で、自由に根を張り、根と土が馴染んできます。
このように、充分に根を張れる環境があれば、地中深くから直接水分補給ができますので、必然的にほとんどの植物は、基本的に【雨水や夜露のみ】で、水やりなし!でも育ってくれるものも多いです。
樹木などであれば、樹齢年数を重ねるほど環境になじみ、丈夫になりますので、1年を過ぎる頃には、水やりの必要がなくなります。
猛暑時や日照りが続く時など、植物の様子を見ながら、枯れそうな気配があれば水やりをした方が良い場合もあります。
よって、地植えの場合、プランター栽培のように、水やりの手間はかかりませんので、忙しい方にも向いています。
しかし、日常管理として、常に葉の張り具合や、枯れている植物がないか?など、全体の様子を把握しておく事も大切です。
毎日、植物の様子を観察する事で、不本意に植物を枯らしてしまうリスクを減らす事ができるからです。
花壇
花壇も下部では地中とつながっているので、根がしっかり張って、植物が土と馴染んでこれば、基本的に水やりは、ほぼ必要ありません。
しかし、水やりが必要な時もあります・・。
それは、種まき後や、苗を植えたばかりの頃です。この時期は、まだ根が定着していませんので、根が土にしっかり馴染むまでは、水やりが必要です。
また、夏場など日照りが続いた時や、地面が割れてきた?などした場合も、臨機応変に水やりをする必要があります。
そして、もうひとつ・・
とても重要!
植物が萎えてくる(しおれ始める)ような時です。植物は水切れすると、しだいに葉や茎などがしおれて『水切れサイン』を出してきます。
水切れの際は、葉や茎をさわると張りがなくなっているはずです。このサインを見つけたら、すぐに水やりをしてあげて下さい。
*水やり回数は、栽培している方角や、春夏秋冬によっても異なってきます。
つまり結論として、庭や花壇の水やりは基本的に不要でも、様子を見ながら必要であれば【水やり】が必要な時もある!と言う事です。
庭で家庭菜園する際も、『フカフカな土作り』は大切です。詳しくは下記ページで紹介しています。
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家庭菜園で必要な道具
初心者の方は、いざ家庭菜園をしようと思っても、まず初めに何を用意して良いのか?悩みますよね?
それぞれに必要な道具は、プランターで育てる場合、もしくは庭や畑で育てる場合とでは、異なりますので、下記を御参照下さい。
プランターで栽培する場合
・プランター
・鉢底ネット
*プランターによっては、鉢底穴が大きい物もあります。その場合、土がこぼれ落ちないために鉢底ネットを使用します。
・鉢底石(軽石)
*プランターの底に、鉢底石を敷く事で通気性や排水性を高める事ができます。ただし、プランターによっては、鉢底ネットや底石が必要ないタイプの物もあります。プランターの底の構造を確認してから、購入するようにしましょう。
・園芸用の土
*初心者の方は、初めは肥料入りで、すぐ使える『園芸用の培養土』が便利です。ただし、不要になった園芸用の土の処分は、とても大変なので、無駄に土を増やしてしまわないように注意しましょう。栽培に慣れてきたら、使用済の土を『リサイクル』していく方向で使いまわすのも、ひとつの方法です。
・ミニスコップ
*穴を掘ったり、移植する際に使用します。
・ジョウロやホース
プランター栽培に使う土はどうする?
ベランダ菜園に使う、培養土は、慣れている方でしたら、現在家にある土を再利用し、堆肥や石灰、肥料(元肥)をまぜて自分で作る事もできます。
市販されている『野菜の土』を買われても良いでしょう。市販も培養土でしたら、すでにph調製もされていて、その大半は初期の野菜の成長に必要な、元肥も入っているので、時間を置く必要もなく、すぐに使う事ができます。
ただし、安過ぎる培養土を買ってしまうと、粗悪な原料が使われている場合もありますので、注意が必要です。信頼できるお店で購入し、分からなければ店員さんに聞くと良いでしょう。
しかし、もし自宅に古土があるのであれば、リサイクルをする事で、野菜に適した土として再利用する事もできます。
後々、不要になった土を処分するのも、そんなに簡単ではなく費用がかかる場合もあります。いざ捨てようと思っても、なかなか捨てる場所がなく戸惑ってしまうのが現状です。
最終的には、各自治体の決まりに従い、処分する形になりますが、古土を処分してもらえる自治体は、以外と少ないのが、大きな壁となっています。
古土があるのであれば、『土をリサイクル』して使用する事も検討してみましょう。
『土の処分やリサイクル』については、下記のページで分かり安く説明していますので、御参照下さい。
庭や畑で栽培する場合
・大型スコップ
・ミニスコップ
*穴を掘ったり、移植する際に使用します。
・レーキ
・クワ
・ツルハシ
・メジャー
・長靴や手袋など
家庭菜園用の農具を選ぶ際、女性の方や初心者の方は、レーキやクワ、スコップなどの農具は、できるだけ軽量な物を選ぶと良いでしょう。
その他と道具として
・支柱
・ヒモ
*麻ヒモやビニールヒモなど
・剪定ハサミ
*水に濡れてもサビにくいステンレスがお勧め
・育成ポットやトレイ
・種や苗
・石灰・堆肥・肥料
おわりに
今回は、初心者におすすめの野菜について、それぞれご紹介してきましたが、いかがでしたか?
どれも育てやすい野菜なので、ぜひ家庭菜園にチャレンジしてみてくださいね。