冬に植える野菜

ブロッコリーの種まきから収穫までの育て方!栽培時期や病害虫対策の注意点など

ブロッコリーの種まきから収穫までの育て方!栽培時期や病害虫対策の注意点など

かわいらしい形で彩りもよく、料理に欠かせない存在のブロッコリーは、ビタミAやビタミンCが豊富です。

抗酸化成分や抗がん成分を含み、今注目されている緑黄色野菜です。

今回は、独特の風味が美味しく、子どもから大人まで大人気のブロッコリーの栽培方法について種まき〜収穫方法・病害虫対策などを紹介します。

ブロッコリーの栽培時期と育成条件

ブロッコリーの栽培時期
育成条件
  • 日当り:日なた
  • 土壌酸度:弱酸性
  • 植付け:株間40cm

ブロッコリーの種まきと苗の管理

ブロッコリーの種まきと苗の管理

ブロッコリーは暑さにも寒さにも比較的強い野菜ですので、冬・春・夏に種まきが可能です。

ただ、冬まきで育てた苗は害虫被害にあうことも多く、トウ立ちもしやすいので要注意です。

苗はホームセンターなどで簡単に手に入りますので、初心者の方は苗からチャレンジするのもいいかもしれませんね。

箱まきとポットまき

種から育てる場合は、箱まき(育苗箱で育てる)方法とポット(7cm 前後)まきする方法がありますので育てやすい方を選びましょう。

箱まきの場合は、土に深さ1cm ほどのU字の溝を8cm間隔で作り、1粒ずつ1cm間隔でまきます。

ポットまきの場合は、土に直径 3cmで深さ1cmの穴をあけ、3〜4粒をお互いに離してまきます。

どちらの方法でも、種が隠れる程度に覆土したらたっぷりと水をあげてください。

苗の管理

6〜7月の高温期の場合は、日中は色寒冷やよしずなどで日よけをして管理します。反対に、冬まきでは加温・保温して育苗する必要があります。

水やりは朝行いますが、加湿にならないよう、夕方には表面が乾く程度にしておきましょう。

発芽したら、箱まきの場合は葉が混み合わないように適宜間引きし、本葉が2枚程度になったらポットに移植します。

ポットまきの場合は1週間ほどで2本立ちにし、本葉2枚で1本立ちにします。
定植の時期になったら、日よけをはずして苗を露地条件に慣れさせましょう。

  • ブロッコリーはアブラナ科の植物です。 同じアブラナ科を育てた土に植えると連絡障害をおこし生育が悪くなりますので注意して下さい。
  • 苗を選ぶときは、葉が濃い緑色で厚みのあるものを選びましょう。
  • しっかりとしていて先端の新芽が元気な苗は生育も良いです。

ブロッコリーの定植適期

育苗期間は、夏まきが30日冬・春まきは35日が目安です。

夏まきの場合は本葉4〜5枚、冬・春まきでは本葉5〜6枚を目安にします。

ブロッコリー栽培の土作りと定植

定植の2週間以上前には土作りを始めましょう。

土作りと定植の手順
  1. 日当りと水はけのよい場所を選び、苦土石灰を全面散布し、深く耕して荒起こしします。
  2. その後、元肥を施し畝をたてます。
  3. 幅・深さ共に 15cm ほど堀り、堆肥 2kg と化成肥料2握りを入れ、土を埋め戻します。
  4. 畝の幅は 80〜90cm 程度(1列植えの場合)、株間も 40cm を目安にします。
  5. 植付け前日には、苗に十分に水をやって根鉢の崩れを防止します。
  6. 深植にならないよう株元を少し高くなる程度に苗を植え付け、十分に水やりをします。暑い時期に行う場合は夕方に行って苗の植え傷みを防ぎましょう。
1平米あたりの成分量の目安
  • 荒起こし:堆肥 2〜3kg
  • 苦土石灰:100〜120g
  • 元肥:化学肥料 150g(N:P:K=8:8:8)

追肥と中耕・土寄せ

定植後7〜10日後、さらに2日後の2回、追肥を行います。 また、側枝花蕾を取る場合には頂花蕾収穫後にも追肥をします。

2回目の追肥の時には中耕と土寄せをしておきます。

追肥量の目安
  • 化学肥料(N:P:K=8:8:8)
  • 1平米あたり70〜80g

ブロッコリーの病害虫について

ブロッコリーの病害虫について

ブロッコリーは比較的強健で病気は少ないですが、特に生育初期では虫害に遭いやすいので注意が必要です。

幼葉が柔らかい時期には、アブラムシアオムシコナガなどがすぐに集まります。

そのままにしておくと、一晩で苗が全滅ということもありえるので、見つけ次第取り除きましょう。

また、害虫被害にあって黄色く変色した葉は早めに取り除き、病気の蔓延を防ぎます。防虫ネットをトンネル状にかけると、被害を抑えることができます。

コンパニオンプランツを混植することで害虫を防ぐ方法もあります。キク科のレタスやシュンギクと混植すると、お互いの害虫を忌避しあい害虫が寄り付きにくくなります。その場合、ブロッコリー4株にレタス1株程度の密度で植え付けましょう。

ブロッコリーの収穫時期と収穫方法

ブロッコリーの収穫時期と収穫方法

ブロッコリーの収穫時期

ブロッコリーの収穫は品種によって 120 日ほど(早育苗)〜145 日以上(晩生苗)です。 頂花蕾全体が十分に発育したら、硬くしまった塊のうちに収穫します。

頂花蕾を収穫した後は、側枝花蕾も順次大きくなり次第収穫できます。収穫が遅れると、蕾が大きくなりすぎて味が低下してしまいますから、タイミングを逃さないことが大切です。

収穫後は化成肥料を一握り程度の追肥を施します。

収穫の仕方で次の収穫量が変わる?

収穫の仕方によって、2回目からの花蕾のでき方がかわります。

2回目も大きな花蕾を収穫したい場合は、頂花蕾に葉をたくさんつけて収穫します。ただし、葉5〜6枚は必ず残すこと。同じ方法で3回目も収穫できますが、少し花蕾は小振りになります。

2回目に小さな花蕾をたくさん収穫したい場合は、頂花蕾に葉を1〜2枚だけつけて短く切り取ります。そうするとわき目がたくさん出て、小さい花蕾がたくさんできます。

この場合、2回目の花蕾の収穫が遅れ開花してしまうと、3回目の収穫ができなくなるので注意してください。

頂花蕾の2花どり

少人数のご家庭など、大きな花蕾では量が多すぎることはありませんか?

そういった場合には、少し小降りの頂花蕾を2つ作る2花取りという育て方ができるます。

育苗中、本葉4〜5枚のころに、4枚を残して芯を摘み取ります。その後出てくるわき目2本を伸ばしていくと、中型の頂花蕾が2つ収穫できるのです。

ご家庭の好みのサイズにあわせて育てられるのも、家庭菜園のメリットですね。

ブロッコリー収穫後の保存方法

ブロッコリー収穫後の保存方法

ブロッコリーは鮮度の落ちやすい野菜です。収穫したらできるだけ早く食べてしまいましょう。

食べきれない場合は、固めに茹でてさましたものを冷凍保存するのがおすすめです。自然解凍すればそのままでもおいしいですし、半解凍状態で加熱調理もできてとても便利ですよ。

冷凍する場合には、洗った水分を十分に取った後、ステンレスなどのバットなどに入れてできるだけ早く冷凍するのがポイントです。

ブロッコリーのタンパク質

ちなみに、ブロッコリーはタンパク質が豊富な野菜としても有名です。

植物性タンパク質を手軽に摂取できる野菜として、筋トレ好きの間では重宝されています。

ブロッコリーと筋トレやタンパク質との関係を詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。

ブロッコリーで筋トレ効果アップ!4つの簡単なブロッコリーレシピを紹介

おわりに

今回は、ブロッコリーの種まきから収穫までご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?

苗が大きくなるまでは多少手間がかかりますが、育ってしまえばとても管理のしやすい野菜です。タイミングごとの追肥を忘れず、おいしいブロッコリーを育てましょう。

上手に育てれば、収穫してもどんどん新しい花蕾が出てきて、長く楽しめるのもブロッコリーの良いところですね。

まずは苗を手に入れて、気軽にはじめるのも良いかもしれません。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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