ここでは、秋に植えるおすすめの花を5つご紹介していきます。
最後に、その他の秋植えの花もご紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
クリスマスローズ
別名は「ガーデン・ハイブリット、レンテンローズ」とも呼ばれています。キンポウゲ科でクリスマスローズ属になります。
この花は茎がなく、根茎から葉柄と花柄が別々に伸びているヘレボルスとなります。とにかく強健で育てやすいのがその特徴であり、加えて冬枯れした庭の彩の名人とされています。秋に入手した場合には根を完全にほぐし古い用土と傷んだ根を取り除いてから植え付けましょう。
草丈は10~50cmで開花時期は1月から3月になり、花色に関しては白・黄・緑・紫・黒などがあり鮮やかです。特筆すべきは、常緑性で耐寒性が強く日陰でも育ちますが多湿は避けるべきとされています。
気になる植え付け時期ですが、10月~12月がベストになり、最大翌年の3月までとされています。
ラナンキュラス
ラナンキュラスの意味はカエルとのことです。ハナンキンポウゲとも言われキンポウゲ科のキンポウゲ属になります。
この花の特徴は、幾重にも重なりを持つ明るい花弁とされ秋植えの球根になり、秋から春にかけて生育し、高温になる夏には一息つき休眠状態にもなります。そもそもラナンキュラスの由来は、中東からヨーロッパ南東部さらに地中海の地域に分布するラナンキュラス、アシアティクスを中心に品種改良された花とされています。
多年草で草丈は30~50cmで開花時期は3~5月になり黄・白・赤・ピンク・紫・緑・オレンジなどの彩鮮やかな花です。
アネモネ
牡丹一華ともいわれキンポウゲ科のイチリンソウ属(アネモネ属)になります。
この花は、古来より人々とのかかわりが深く神話や伝説にも取り上げられヨーロッパ南部から地中海東部沿岸地域が原産とされ、十字軍の巡礼者が多く介在したとされています。
その特徴は、一年で涼しくなる秋に芽を出して、春には花が咲き、夏場の前には地上付近を枯らし、塊根を作ってそのまま休眠してしまうことにあります。何と、ありがたいことに何年も植えっぱなしでも見事に花を咲かせてくれるところも魅力的です。
多年草で草丈は15~50cmと愛らしく、白・赤・ピンク・青・紫の花色になります。初心者でもうまく育てられ開花も長く、冬の華(花)にふさわしく耐寒性に優れています。
チューリップ
「うこんこう」とも言われユリ科でチューリップ属になります。花弁もすっきりしていてその美しさは、世界でも人気を博する球根植物になります。
ところで世界の品種リストを見ますと何とその数は5000種にもなります。花の咲き方にも一重咲き・八重咲き・ユリ咲き・フリンジ咲き・パーロット咲きなどがあり人々の眼を楽しませてくれます。
そこで、そのより良い球根を手に入れる見分け方をお話しします。それは「固くしまった球根であり、黒くなった斑点などがなく肌質が良く根が出ていないもの」を選び出すことにあります。
秋口に球根を植え付けますと1月ごろに葉が出て伸び、花茎がさらに伸びて4月ごろに花が咲くのが一般的になります。特徴は、多年草であり草丈も10~70cmになり原産地は、中央アジアから北アフリカになります。初心者にはうってつけの球根観賞用植物になっています。
茉莉花
日本語そのもの読みでマツリカ(あるメーカーのお酒のブランドにもあります。)となり、アラビアンジャスミンが正式な呼び名となります。モクセイ科ソケイ属で、インド、スリランカ、イラン、東南アジアに自生する香料用の植物です。
この香料用の植物は、ジャスミンの一つで漢方では茎と根を生薬として利用されています。主に仏教国では佛の住む国に香り漂う、ともてはやされています。
特徴としまして、夏場の夕方から早朝にかけて花が開き時(開花・収穫時期は、7月から9月)の経過により紫がかったピンク色に変わる一日花とされ、涼しい気温の初夏や秋口にはより一層の長持ちをしてくれます。
色はホワイトで草丈は150cmから300cmになり飲食用として「ハーブティー、花酒、デザートの香りづけ」に利用されています。また、香料用として「アロマテラピーの精油、トイレタリー化粧品」にも利用されています。
また園芸用として「鉢花、地植えにより越冬可能地域では生垣」に利用されています。ジャスミンの香りは漢方薬として、花の茶剤は心の落ち着きをもたらしてくれます。