オキザリス

オキザリスの種類・原種&品種一覧!画像で人気種&レア種を紹介!増え過ぎて困る事も

オキザリスの種類一覧(原種や学名リスト)

オキザリスはカタバミ属の球根植物で『カタバミ球根』とも言われ、花言葉は【心の輝き】です。

カタバミと言えば、雑草を思い浮かべる方も多いかもしれませんね。身近な所で良く見かける『紫カタバミ』も、元々は観賞用として江戸末期(天保13年=1842年)に渡来ししたものが日本に帰化し各地で繁殖したものになります。

観賞される花だったはずが、今や増え過ぎて困る厄介な存在となってしまっているのが現実です。

皆さんの家の周囲を見渡しても、普通に紫カタバミを見つける事ができるのではないでしょうか?

カタバミは駆除する際にロケット型の種がパンっ!と破裂する事で種を遠くに飛ばし、どんどん繁殖します。それゆえに、農家の方の手を煩わせてきました。

可哀そうですが最終的に除草剤を使うしかなくなってしまうわけで、現在では【要外来種植】となっています。

オキザリスは【春咲きの品種や夏咲き、秋咲き、冬咲き、四季咲き品種】まであり、花色も多く葉の形状が違うものや、甘い芳香がするオキザリスなど種類も豊富です。

中にはとても希少で、なかなか繁殖しないレアなタイプのものまで存在します。

それでは、オキザリスの種類(原種や品種)についてもう少し掘り下げて見ていきましょう。オキザリスの人気種レア種についても紹介していきますね。

Contents

オキザリスの原種とは?

原種のカタバミ2
まず原種と呼ばれるものには、2通りの意味があります。

その①:元々の祖先そのもの(野生種)の事を指す。
(例)【カタバミ

*良く見かけるこの黄色い【カタバミ】はまさに、元祖と言えます。

その②:観賞用として品種改良された場合、その【元となった種】の事を指す場合もあります。

(原種例)オキザリス ニドゥランス ポンポン
【オキザリス ポンポン】の場合は、【オキザリス ニドゥランス】を元に観賞用としてオランダで品種改良されました。

よって、この場合の原種は【オキザリス ニドゥランス】となります。重弁のタイプが観賞用として『pom-pom』と言う名前で流通しています。

原種
【オキザリス ニドゥランス】
学名:Oxalis nidulans Eckl. & Zeyh

流通名
『オキザリス ポンポン』
学名:Oxalis nidulans Eckl. & Zeyh ’pom-pom’

オキザリスの原種


オキザリスの原種は世界各地で、約270種類ととても多くの原種があります。大きな属で6亜属で構成されています。
*亜種とは?代表種とされる植物の直下に分類される種類の事を指します。

オキザリスとは、下記のようなカタバミ属の事を言います。
◆カタバミ属 学名:Oxalis◆

それではオキザリスの原種を紹介していきます。

原種
カタバミ

原種のカタバミ2

元祖カタバミ!

(学名:Oxalis corniculata L., 1753)

日本で自生するポピュラーなカタバミです。原種であるカタバミは変異で花色も黄色から(白、ピンク、紫系)になったり、変わり葉になる事もあります。

日本在来種

同じ【カタバミ:corniculata】の一種に下記のようなものがあります。

オキザリス アカカタバミアカカタバミ↑
(学名:Oxalis corniculata L. forma rubrifolia (Makino) H.Hara)

ウスアカカタバミウスアカカタバミ↑
(学名:Oxalis corniculata L. f. atropurpurea (Planch.) Van Houtte ex Hegi)

タチカタバミタチカタバミ↑
(学名:Oxalis corniculata L. form. erecta Makino)

ケカタバミ
(学名:Oxalis corniculata L. var. trichocaulon H.Lev.)

ミヤマカタバミ
オキザリス ミヤマカタバミ
(学名:Oxalis griffithii)
別名:エイザンカタバミ・ヤマカタバミ*本州、四国、九州、ヒマラヤなど日本で自生。日本在来種
同じ【ミヤマカタバミOxalis griffithii 】の一種に下記のようなものがあります。

ベニバナミヤマカタバミ
(学名:Oxalis griffithii Edgew. et Hook.f. f. rubriflora (Makino) Sugim. ex Yonek. )
カントウミヤマカタバミ
カントウミヤマカタバミ↑
(学名:Oxalis griffithii Edgew. et Hook.f. var. kantoensis (Terao) T.Shimizu)

アマミカタバミ
アマミカタバミ
絶滅危惧種!日本在来種
(学名:Oxalis amamiana)

*アマミカタバミは、奄美大島に自生する多年草です。その他にもオーストラリアやニュージーランドなどの地域でも確認されています。

開花時期は、4月~10月です。

オオヤマカタバミ
オオヤマカタバミ
日本在来種
(学名:Oxalis obtriangulata)

*関東、中部、四国、九州など日本で自生しています。

コミヤマカタバミ
オキザリス コミヤマカタバミ
絶滅危惧種!日本在来種
(学名:Oxalis acetosella L., 1753)

北海道、四国、九州、屋久島など日本で自生しています。その他には、イギリスやアイルランド・ユーラシア大陸などでも確認されています。

ミヤマカタバミよりもコンパクトサイズで花柄が長めです。

ハギカタバミ学名:Oxalis barrelieri L.

(synonym:別名 Oxalis bahiensis Progel)

中央&南アメリカ原産で、草丈は1m以上になり白~ピンクの小さなお花を咲かせます。熱帯地域に帰化。

フシネハナカタバミ
オキザリス イモカタバミ
別名:イモカタバミ(学名:Oxalis articulata Savigny, 1797)
帰化植物

 

フシネハナカタバミはイモカタバミの基本種になります。

同じ【フシネハナカタバミarticulata】の一種に、下記のようなものがあります。

イモカタバミ
(学名:Oxalis articulata Savign. subsp. rubra (A. St.-Hil.) A.Lourteig, 1982)

シロハナイモカタバミ
(学名:Oxalis articulata f. crassipes (Urb.) Lourteig)

 デビリス クンス
オキザリス ムラサキカタバミ
学名:Oxalis debilis Kunth
要注意外来生物!
帰化植物

第二南アメリカ原産で、次世界大戦後に観賞用とし渡来し、北海道、沖縄、四国、九州など日本各地で自生しています。

同じ【デビリス クンスOxalis debilis】の一種に私達の身近にもある
ムラサキカタバミ』があります。

学名:Oxalis debilis Kunth subsp. corymbosa (DC.) O.Bolos et Vigo, 1990

(別名:Synonym : Oxalis corymbosa DC., 1824)

学名の(debilis)は、悪魔のような繁殖力からきています。*原生地は、南アメリカ・ブラジル・コロンビア・ペルー)などの熱帯域になります。南アメリカ原産で江戸時代の後期に観賞用として日本にも渡来し関東以西を始め各地で野生化しています。

ハナカタバミ
オキザリス ハナカタバミ
別名:ボーウイー
帰化植物

(学名:Oxalis bowiei Lindl., 1833)

*南アフリカ(ケープ地方)原産で渡来し、明治時代の中期に渡来し西日本を中心に野生化しています。

フヨウカタバミ
オキザリス フヨウカタバミ
別名:プルプレア・アオイカタバミ
帰化植物

(学名:Oxalis purpurea・Oxalis variabilis)

南アフリカ原産で、花サイズも大きく美しい事から観賞用として江戸時代の後期以降に、九州や四国、本州(太平洋側)などで野生化しています。

 

開花時期:5~9月

モンカタバミ
オキザリス モンカタバミ
別名:ヨツバカタバミ・デッペイ・テトラフィラ
帰化植物

(学名:Oxalis tetraphylla(=O.deppei))

メキシコ原産で1980年頃に渡来し野生化。

*モンカタバミの改良品種として、

アイアンクロス』があります。

 

ベニカタバミ
オキザリス ベニカタバミ
別名:ブラジリエンシス
帰化植物

(学名:Oxalis brasiliensis G. Lodd., 1833.)

南アメリカ原産のカタバミで、『イモカタバミ』と似ていますが、花は『イモカタバミ』よりも丸みがあり、葉の形状もやや異なります。

オッタチカタバミ
オキザリス オッタチカタバミ
帰化植物

(学名: Oxalis stricta L., 1753)

北アメリカより第二次世界大戦後に、日本で野生化。カタバミに似てはいますが、直立する姿が特徴です。

*日本の『エゾカタバミ』と混合されやすいが『オッタチカタバミ』とは別種である。

オオキバナカタバミ
(ペスカプラエ)
オキザリス オオキバナカタバミ
別名:キイロハナカタバミ・オキザリス セルヌア
帰化植物

(学名:Oxalis pes-caprae Linn., 1753)

南アフリカ原産で、日本を含む世界各地で野生化しています。

トリアングラシス

学名:Oxalis triangularis A.St.Hil.

原種(野生種)は、緑色をしています。

別名:インカカタバミ、サンカクカタバミ、三角葉オキザリスなどと呼ばれる事もあります。

南アメリカ(ブラジルやアルゼンチン、パラグアイ、ボリビア)原産

外来種

トリアングラシス 紫の舞
↑紫色のものは亜種(学名:Oxalis. triangularis subsp. papilionacea)パープルリーフ偽シャムロック(園芸用)です。
*トリアングラシスの改良品種として、『紫の舞緑の舞銀の舞』などがあります。

外国から純粋に日本に入ってきただけの植物は外来種と言いますが・・・。

帰化植物とは?海外から日本に渡来し、その後に野生化し自然生育されている事が正式に確認された植物も事を指しています。

オキザリスは、繁殖率が高いゆえ菜園等の花壇から逃げ出す事も普通にあります。まだ未確認なものも含め、今後も帰化する植物は増えると考えられます。

オキザリスの人気品種一覧(原種&品種)

世界各国に様々な品種が分布し、オキザリスの種類は850以上にのぼります。

元々日本に自生しているカタバミや、海外より渡来し日本に帰化したものまであります。

学名や品種の表記があいまいな物には、名前に後ろに『sp』『ssp』などの表記になっています。

例えば『オキザリスsp〇〇』だと、オキザリスの一種・オキザリスの仲間である!と言う意味合いになります。

変種の場合は、varietas=ver.
がつきます。

亜種の場合は、subspecies=subsp.やssp.
がつきます。

品種の場合は、forma=f.
がつきます。

園芸品種名は、‘〇〇〇’で囲われる事も・・。

自然界に存在する植物は、自然変異するものもありますし人間が手を加え品種改良される事もあります。

下記に紹介するものは、主に☟観賞用の栽培品種として市場に出回っているオキザリスの種類になります。

日本だと【タキイ種苗】さんを始め、品種改良し誕生したオキザリスがなども含まれます。

オキザリス フラバ ゴールドアイランド


原種
【オキザリス フラバ】
学名:Oxalis flava L., 1753

流通名
『オキザリス フラバ ‘ゴールド アイランド’』
学名:Oxalis flava L., 1753 ‘Gold Island’

オキザリス フラバ オータムピンク

原種
【オキザリス フラバ】
学名:Oxalis flava L., 1753

流通名
『オキザリス フラバ ‘オータム ピンク’』
学名:Oxalis flava L., 1753 ‘Autum Pink’

オキザリス フラバ パルマピンク

 

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原種
【オキザリス フラバ】
学名:Oxalis flava L., 1753

流通名
『オキザリス フラバ ‘パルマ・ピンク’』
学名:Oxalis flava L., 1753 ‘Palma Pink’

オキザリス フラバ ホワイト

 

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原種
【オキザリス フラバ】
学名:Oxalis flava L., 1753

流通名
『オキザリス フラバ ‘ホワイト’』
学名:Oxalis flava L., 1753 ‘White’

オキザリス 桃の輝き(グラブラ)


原種
【オキザリス グラブラ】
学名:Oxalis glabra Thunb.

流通名
『オキザリス グラブラ ‘桃の輝き’』
学名:Oxalis glabra Thunb. ‘Momono-Kagayaki’

アイキャッチ画像 オキザリス 桃の輝き 育て方
オキザリス 桃の輝き 育て方!植えっぱなしOK?球根の植え方や冬の管理もオキザリスは、品種は多く春咲き・秋咲き・四季咲きのものがあります。 今回、ご紹介させて頂くのは、その中でも特に人気の秋咲きのオキザ...

オキザリス バーシーカラー


原種
【オキザリス シボリカタバミ】
学名:Oxalis versicolor L.
別名:ヴェルシコロル、パーシーカラー

主に『バーシーカラー』での流通が多いので、こちらの名称の方が馴染み深いかもしれませんね。

アフリカ(ケープ地方)原産で、紅白の花びらやキャンディーケーンのような蕾の可愛さから観賞用として渡来した【外来種】です。

八重咲きオキザリス-シンデレラムーン(バーシーカラー)

八重咲きオキザリス シンデレラムーン
原種
【オキザリス シボリカタバミ】
学名:Oxalis versicolor L.
別名:ヴェルシコロル、パーシーカラー

↑上記のような、八重咲きが特徴の『オキザリス シンデレラムーン』も人気種です。

八重咲きオキザリス-ポンポン


原種
【オキザリス ニドゥランス】
Oxalis nidulans Eckl. & Zeyh

重弁のタイプが観賞用として『pom-pom』と言う名前で流通しています。

オキザリス ニドゥランス ポンポン
上記は海外で実際に販売されているポンポンです。観賞用としてオランダにて、品種改良された【Oxalis nidulans Eckl. & Zeyh ’pom-pom’】になります。

この『八重咲きオキザリス-ポンポン』は、海外でも日本でも非常に人気のオキザリスです。

オキザリス ソフィア

原種
【オキザリス ニドゥランス】
Oxalis nidulans Eckl. & Zeyh

同じ(ニドゥランス)の一種で、『オキザリス ソフィア』があります。重弁タイプではありませんが、こちらも栽培用として流通しています。

オキザリス ソフィア
ソフィアは、ラベンダー色の可愛いお花が咲きます。

八重咲きオキザリス-オックスローズ


開花時期:11~3月

上記は八重咲きのオキザリスです。まるでバラのような薄ピンクの珍しいお花が咲きます。

『オックスローズ』に良く似た花に『ポンポン』がありますが、こちらは別種になります。それぞれの生長過程で、特性にも若干の違いが見られます。

お花の名称は、各園芸業者さんが品種改良の際につけられるので良く似てはいますが、株の特性の違いなどから区別された形で流通しています。

オックスローズとポンポンの違い

 

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上記は『ポンポン』の画像です。

『オックスローズ』と『ポンポン』の違いは?

『ポンポン』と『オックスローズ』別品種になるのですが、異なる特性としては・・・。

『オックスローズ』よりも『ポンポン』の方が草丈が低めです。『ポンポン』は、5㎝ほど草丈を伸ばした後は横に這うように生長していきます。

花茎の長さも『ポンポン』よりも『オックスローズ』の方が長く伸びる傾向があります。

どちらも可愛いお花を咲かせてくれますが、真冬でも良く花を咲かせてくれるのは『ポンポン』になります。

このように、良く似た品種ではありますが特性が若干異なると言う事になります。

八重咲きオキザリス【心愛-ココア】(コンプレッサ)

オキザリス 心愛(ココナ)
原種
【オキザリス コンプレッサ】
学名:Oxalis compressa L.f., 1782 ‘pom pom’

『オキザリス 心愛』は、黄色の八重咲きオキザリスです。上記でも紹介してきた、ポンポンにように花びらがバラのようで可愛らしく人気です。

流通名
『オキザリス 心愛(ダブルイエロー ココア)』
農水省登録商品です。

学名:Oxalis pes-caprae L. fo. pleniflora (Lowe) Sunding, 1971 ‘Cocoa’

(Synonym:別名 Oxalis cernua Thunb. fo. pleniflora (Lowe) Sunding, 1971 ‘Cocoa’)

紫の舞(トリアングラシス)

トリアングラシス 紫の舞
原種
【トリアングラシス=インカカタバミ】
学名:Oxalis triangularis A. St.-Hil., 1825

流通名
『紫の舞』
学名:Oxalis triangularis A. St.-Hil. subsp. papilionacea

葉色は紫でお花は、白・薄ピンク(薄むらさき)。

緑の舞(トリアングラシス)

 

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原種
【トリアングラシス=インカカタバミ】
Oxalis triangularis A. St.-Hil.

流通名
『緑の舞』
学名:Oxalis triangularis subsp. papilionacea ‘regnrlli’

オキザリストリアングラリスの(亜種:パピリオナケア‘レグネリー’)で、流通名は『緑の舞』になります。

緑葉で、お花は白です。

銀の舞(トリアングラシス)

 

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原種
【トリアングラシス=インカカタバミ】
Oxalis triangularis A. St.-Hil.

流通名
『銀の舞』
学名:Oxalis triangularis A. St.-Hil., 1825 ‘Funny’

【synonym(別名):Oxalis regnellii Miq., 1849 ‘Funny’】

班入りの緑葉 花はピンクです。

オキザリス ボーウイー


原種
【ハナカタバミ】
学名:Oxalis bowiei Lindl., 1833

別名:オキザリス ボーウイー

他のカタバミに比べると、ハナカタバミのお花な大きめなのも特徴です。南アフリカ原産の球根植物で、日本へは観賞用として入ってきました。

葉の形は、クローバーのような3枚葉で丸っこい形をしています。

開花時期:10~2月

オキザリス ロバータ(ペルディカリア)


原種
【ペルディカリア】
学名:Oxalis perdicaria
Synonym:別名 Oxalis lobata Sims, 1823

別名:ロバータ(旧)
*1823年に『lobata』と命名されるが、その後『perdicaria』の名の方がふさわしいとされる。

流通名
『ロバータ』『ロバータミニ』

南アメリカ原産。
開花時期:10~11月

『オキザリス ロバータ』は、他のオキザリスに比べるとコンパクトサイズですが、それとは対照的に大きめのお花を咲かせてくれます。

とても鮮やかな黄色が印象的なオキザリスです。

*また、この『オキザリス ロバータ』ですが甘い香りがします♪もし、育てる機会がありましたが、香りもお楽しみください^^

オキザリス ルオテラ 名月のめぐみ

オキザリス 名月のめぐみ

原種
【ルオテラ】
学名:Oxalis luteola Jacq., 1794

↑『ルオテラ 名月のめぐみ』
学名:Oxalis luteola Jacq., 1794 ‘MV5885’
Synonym:別名 Oxalis luteola Jacq., 1794

オキザリス スプリングチャーム(オブツサ)

 

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原種
【オキザリス オブツサ】
別名:コモサ(旧)
学名:Oxalis obtusa Jacq.

流通名
『スプリングチャーム』
学名:Oxalis obtusa Jacq. ‘Spring Charm’

こちらの『スプリングチャーム』は【タキイ種苗】さんが、【オキザリス オブツサ】を品種改良し誕生したオキザリスです!

カラーは、オレンジ、ピンク、ピーチ、黄色、白など、とにかく多くのカラーがありますのでお気に入りのカラーを見つけてみてください。

いろんなカラーを混ぜて、寄せ植えにしても可愛いです。

その他に【タキイ種苗】さんが品種改良されたものに『ラブハピネス』もあります。ラブハピネスの花(カラー)は、ホワイト、ピンク、ローズがあります。

こちらは、農水省登録商品になります。

オキザリス アデノフィラ


原種
【オキザリス アデノフィラ】
学名:Oxalis adenophylla Gillies ex Hook. & Arn.

原産地は、アルゼンチン・チリです。アンデス山脈に自生し、葉は銀緑色の美しい葉色です。花のサイズも大きめで、薄ピンクの可愛らしいお花が咲くのでとても人気があります。

オキザリス アイアンクロス(モンカタバミ)

 

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原種
【モンカタバミ】
学名:Oxalis deppei Lodd., 1828  (=Oxalis tetraphylla)

別名:ラッキークローバー

流通名
『アイアンクロス』
学名:Oxalis deppei Lodd., 1828 ‘Iron Cross’

大きめの四葉の中心には、十字架を思わせるようなブロッチが入るのが特徴です。花だけでなく葉も楽しめる品種になっています。

オキザリス・ヒルタ

 

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原種
【オキザリス ヒルタ】
学名:Oxalis hirta Linn., 1753

南アフリカが原産地で、葉は細長い小葉タイプ、ピンク以外にも白や黄色、赤などお花の色も豊富です。

オキザリス ペンタフィラ

ゴヨウカタバミ
原種
【ペンタフィラ】
学名:Oxalis polyphylla Jacq., 1794 forma pentaphylla
(Synonym:別名 Oxalis pentaphylla Sims, 1813)
和名:ゴヨウカタバミ

開花時期:10~12月

草丈:15~20cm

オキザリス ペンタローズ(ペンタフィラ)

原種
【ペンタフィラ=ポリフィラ】
学名:Oxalis polyphylla Jacq.
(=Oxalis pentaphylla)

原産地は、南アフリカです。

『ペンタローズ』は、ペンタフィラの品種改良により作られました。薄いローズピンクのお花が可愛いオキザリスです。

孔雀の舞(オキザリス パルマ)

 

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原種
【パルミフロンス】
【学 名】Oxalis palmifrons T.M.Salter, 1936

和名:孔雀の舞
草 丈:10~20cm

流通名:【オキザリス パルマ、孔雀の舞】

原産地は、南アフリカのカルーです。ヤシの木のような葉の形状が特徴的なオキザリスです。和名にもなっているように、羽根を広げた孔雀のようにも見えますね。

プルプレア・フヨウカタバミ(プルプレア)

↑『オキザリス プルプレア ‘ラベンダー’』
学名:Oxalis purpurea Linn., 1753 ‘Lavender’
(Synonym:別名 Oxalis variabilis Jacq., 1794 ‘Lavender’)

原種
【プルプレア】
学名:Oxalis purpurea L.
(synonym:別名 Oxalis variabilis Jacq.)

旧名:バリアビリス
別名:フヨウカタバミ、アオイカタバミ

開花時期:11月~4月

プルプレア(バリアビリス)は、上記画像のラベンダー色だけでなく、白やピーチ、レッド、ローズ、ピンクなど色が豊富にあります。


↑『オキザリス プルプレア‘ホワイト’』
学名:Oxalis purpurea Linn., 1753 ‘White’
(Synonym:別名 Oxalis variabilis Jacq., 1794 ‘White’)


↑『オキザリス プルプレア‘ライトピンク’』
学名:Oxalis purpurea Linn., 1753 ‘Light Pink’
(Synonym:別名 Oxalis variabilis Jacq., 1794 ‘Light Pink’)

オキザリスのレア種

それでは、オキザリスの中でも『レア』な品種を紹介していきます。

希少なだけに市場に頻繁に出る事はありませんが、時期になると楽天・Amazonなどの園芸店や、マニアさんが繁殖された希少品種などがヤフオクなどのフリマで出回る事があります。

気になる方は、チェックして見てくださいね。

シンデレラムーン(シボリカタバミ)

シボリカタバミ 八重咲き

上記画像左が『バーシーカラー』右の八重咲きが『シンデレラムーン』で八重咲きオキザリスになります。

原種
【シボリカタバミ】
学名:Oxalis versicolor L.

*楽天やAmazonで見かけるようになりました。

オキザリス ヤエル

オキザリス ヤエル
*『オキザリス ヤエル』は、レアな品種を取り扱う園芸店や、ヤフオク、メルカリなどでたまに見かける品種です。

まだまだお値段も高沸ぎみですね。繁殖しずらいのも影響しているようです。大きい球根の方が発芽率や開花率が良いので【小】より【大】球根の方が値段が高めです。

球根も、1球あたり2000~2500円ほどしますね。どんぐりのような丸っこい球根です^^

11月頃に種まきをしますが、発芽してから花が咲き始めるタイミングが比較的早めです。次から次へと蕾が上がってきますので、咲き始めると本当にキレイです。

1株じたいはそれほど大きくはならず、こんもりと葉がしげり大きさにすると幅7~8㎝くらいのサイズになります。*種の大きさにもよりますね。

種まきから咲き始めが早い分、しばらくの間は次から次へと咲いていますが一度花が終わってしまうと葉だけになる期間はかなり長めの印象です。

以外にも比較的耐寒性があります。寒さに弱いオキザリスは室内に入れてあげないと元気がなくなりますが、【オキザリス ヤエル】の場合は室外でも全然okでした。

ただし、霜が降りるような日は軒下に移動し冷たい寒気から守ってあげてください。

雅-みやび

オキザリス 雅-みやび
原種
【スピラリス】
学名:Oxalis spiralis

『オキザリス 雅(みやび)』
学名:Oxalis spiralis subsp.vulcanicola’miyabi’

『オキザリス 雅』は、オキザリス スピラリスの亜種(ヴルカニコラ)から作出されています。

ヴルカニコラ種は、『ブッシュオキザリス』と言う名称でも市場に流通しています。『雅』は、このヴルカニコラ種の中の一種ですね。

球根以外にも、刺し芽で発根します。伸び過ぎた芽はハサミでカットし、捨てずに刺し芽するのがお勧めです。

*『オキザリス 雅』は、レアな品種を取り扱う園芸店や、ヤフオク、メルカリなどでたまに見かける品種です。

葉色は紅葉しているわけではなく常にこの色ですが、寒気に当たる事で下記画像のように冬葉になってしまいます。←葉がパッとしない地味な色になりますが、暖かくなると元の色鮮やかな葉に戻ります。

オキザリス 雅の冬葉

雅は葉の模様が美しいオキザリスなので、冬葉になってしまうと観賞的にはあまり美しくなくなってしまいます。

よって完全に冬葉になる前に、室内管理された方が葉の美しさが保てます。花色は黄色ですが、花は無くとも葉だけでも楽しめる品種です。

詳しくは下記ページをご参照ください☆彡

オキザリス 雅の育て方 アイキャッチ画像
オキザリス 雅の育て方!枯れる原因は?冬越し方法や増やし方【オキザリス 雅】の特徴はミステリアスな紫がかったピンクと、深緑が混ざりあった葉っぱにあります。この幻想的な葉色は、紅葉しているわけでは...

ツヤカタバミ(メガロリザ)

ツヤカタバミ

原種
【メガロリザ】
学名:Oxalis megalorrhiza Jacq., 1794
別名:カルローサ

原産地は、ボリビアやチリ、ペルーになります。

オキザリス カルノーサの葉

『ツヤカタバミ』の葉は、太陽の光が当たるとキラキラ輝く事からこの名前がついています。画像でどこまで伝わるか分かりませんが、ラメ感が本当に美しい葉をしています。

木質化した茎の先に、クローバーのような3枚葉がつき黄色のお花を咲かせます。

オキザリス カルノーサの花

夜になると枝を折り葉を閉じる姿も可愛くて人気ですが、あまり市場に出回らないので入手するならメルカリやヤフオクに頼る感じですね。

葉が生い茂り、こんもりと丸い感じがとても可愛いです。他のオキザリスに比べると開花時期はやや暖かくなってきてから蕾が出てきます。

家にあるカルローサは3月に入ってようやく開花が始まりました。まだ蕾がいくつかあるので、しばらくの間はお花が楽しめそうです。

このカルローサの良い所は、葉も花も両方楽しめる所ですね♡

注意点としては、花後に実がつき破裂しますので種が破裂する前に、ビニールなどで保護し無駄な増殖を防いだ方が良さそうです。

ちなみにカルローサの種は、道端で良くみるカタバミレベルに小さいです。飛んだら絶対に拾えないやつですww

家では100均の排水溝ネットを一時的にかぶせて、他の鉢に種を飛ばさないようにしています。

今年も室外で冬越ししましたが、耐寒性もありとても丈夫な品種です。葉が枯れる様子もなく冬越しできたのは、カルローサの葉が肉厚な事とも関係しているかもしれませんね。

*冷たい霜に直接当たらないように、夜間だけは、軒下管理が安心です。

ケン アスレット(メラノスティクタ)

オキザリス ケンアスレット

原種
【オキザリス・メラノスティクタ】

流通名『ケン アスレット』
学名:Oxalis melanosticta Sond., 1860 ‘Ken Aslet’

銀色の葉がとても美しいの葉だけでも観賞できます。黄色いお花を咲かせます。

*『ケン アスレット』は、レアな品種を取り扱う園芸店や、ヤフオク、メルカリなどでたまに見かける品種です。

オキザリス モノフィラ


学名:Oxalis monophylla

モノフィラ
奇妙で見ためが変わっていて不思議な姿形をした入手困難植物(怪奇植物)です。南アフリカ(ケープ州)原産の球根植物になります。

*『オキザリス モノフィラ』は、レアな品種を取り扱う園芸店や、楽天、ヤフオク、メルカリなどでたまに見かける品種です。

オキザリス ルオテラ スプラッシュ

オキザリス ルオテラ スプラッシュ
↑『ルオテラ スプラッシュ』
別名:マキュラータ(maculata)
学名:Oxalis luteola Jacq., 1794 ‘Splash’(#.MV7689)
(Synonym:別名 Oxalis luteola Jacq., 1794 ‘Macurata’)

原種
【ルオテラ】
学名:Oxalis luteola Jacq., 1794

上記のように、葉に模様が入ったルオテラもあります。花の色はクリームイエローの可愛いお花を咲かせてくれます。

同じ『ルオテラ』でも、上記の『ルオテラ スプラッシュ』は、どちらかと言うとまだまだレアな品種ですが、ヤフオクやメルカリなどでたまに見かける事があります。

葉裏は他の『ルオテラ』同様に、インパクトのある赤色です。

あまり耐寒性はないので、冬場は室内に入れてあげた方が葉の状態が良好です。寒気に当たると、葉が小さいまま大きくならなかったり、葉色が悪くなります。

オキザリス フェルグソニアエ

オキザリス フェルグソニアエ
(オキザリス ファーグソンアエ)
学名:Oxalis fergusonae T.M.Salter, 1937

下記で紹介する『オキザリス イナエクアリス』にも良く似ていますね。葉は小さくて肉厚の三つ葉の形をしています。

小さな葉っぱの中から、ピンクの可愛いお花を咲かせます。

冷たい霜にさえ直接当たらないようにすれば、屋外管理しても枯れる事もなく丈夫な品種です。*夜間だけは、軒下管理が安心です。

オキザリス イナエクアリス

オキザリス イナエカリス

(オキザリス イナエクアリス)
学名:Oxalis inaequalis Weintroub, 1931

上記で紹介した『オキザリス イナエクアリス』と同じく、肉厚で小さな葉がとてもキュートです。イナエクアリスのお花はレッドに近い濃い色のお花を咲かせます。

冷たい霜にさえ直接当たらないようにすれば、屋外管理しても枯れる事もなく丈夫な品種です。*夜間だけは、軒下管理が安心です。

オキザリス ポコッキアエ


(オキザリス ポコッキアエ)
学名:Oxalis pocockiae L.Bolus, 1930

こちらの、『オキザリス ポコッキアエ』は甘い芳香がする白いお花を咲かせます。観賞するだけでなく香りも楽しめるのは嬉しいですね。

やや肉厚な葉が特徴的です。

冷たい霜にさえ直接当たらないようにすれば、屋外管理しても枯れる事もなく丈夫な品種です。*夜間だけは、軒下管理が安心です。

増え過ぎて困る事も

オキザリス
オキザリスと言えば、今や品種改良品も含め種類も豊富にあり【カタバミ科のカタバミ属】の事を指します。

花の少ない時期に、次から次へと可愛いお花を咲かせお庭を華やかにしてくれる人気の品種です。

しかし・・増え過ぎて困る事も・・・。

元々、オキザリスは海外から鑑賞用として日本に持ち込まれた訳ですが、今では鑑賞用と言うよりは野生化してしまった事で、どこにでも生えている厄介な雑草扱いになっています。

少し可哀そうな気もしますね(;^_^A

しかし、オキザリスがここまで増えてしまうのには下記のような理由があります!

これもカタバミの繁殖力の高さが起因しており、菜園や家庭の花壇から逃げ出し野生化してしまった結果といえましょう。

例えばですが、道端に生えている黄色い【カタバミ】や【ムラサキカタバミ】などは、球根だけでなく花後にロケット状の実がつき爆弾のように破裂し種を遠くまで飛ばします。

実はこの種には粘着力があるので、人の衣類などにもくっつき知らぬ間に、繁殖を広げてしまっているのです。

外国人の衣類についたカタバミの種が、日本の土壌に落ち繁殖してしまうケースもあります。

また、カタバミは葉の付け根に【ムカゴ】を作る性質もあり、このムカゴからも増殖しますし、さらに地中内に地下茎をどんどん横に伸ばしさらに繁殖します。

一般的な植物に比べ、圧倒的な速さと繁殖力で増殖を続けた結果、今となっては雑草扱いで駆除されてしまうのか現在のカタバミ。つまり、オキザリスですね。

例えば、ムラサキカタバミの名前は【devil=悪魔】つまり悪魔のように増える!事から、これに由来する学名がついてしまっています。学名:Oxalis debilis Kunth

増え過ぎて困るオキザリスですが、計画的にグランドカバーにする場合を除き、地植えは控えるべき植物です。

中には、絶滅危惧種となっているオキザリスも存在しますがオキザリスを増やし過ぎないコツは、大きめの球根だけ残し管理する事です!

大きめの球根は発芽率や肝心な開花率も非常に良いです!面倒ではありますが、種を選別し大きめで形の良い種だけを残していく感じです。

それでなくても増えるので、全部の種をまいていたらとんでもない事になりますからね(⌒-⌒; )

よってオキザリスに限っては、鉢やプランターでの管理が一番おすすめです。

オキザリスは半耐寒性で強い霜などに弱い品種もあります。その場合も鉢やプランターであれば移動や管理も楽です。

毎年決めた鉢や、プランター内のみで管理していればそれ以上増える事も防ぐ事ができますので、これを徹底する事が大切です。

余った種は欲しい方にお譲りしたり、小さく発芽率の悪い種は処分するなどし毎年必要な分だけのお花を咲かせるようにする事が、オキザリスを増やし過ぎない事につながります。

上手に管理し、引き続きオキザリスのお花をお楽しんでいきましょう(^-^)

今回紹介しきれなかった品種につきましては、随時追加していく予定でいます!

それでは、皆さまも素敵なガーデンライフをお過ごし下さいね。

最後までご観覧頂きましてどうも有難う御座いました!

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