秋に植える花

ヘアリーベッチの種まき〜開花までの育て方!栽培時期や病害虫の対策など

ヘアリーベッチをご存知でしょうか?家庭菜園やガーデニングの体験者さんなら聞きなれた植物名かもしれませんね。

雑草の抑制効果があり、木の下などに植えておくと雑草対策が少なくできて助かりますね。また、芝生のように庭で育てる方もおります。

ヘアリーベッチはヨーロッパ原産で、牧草として輸入されたのが始まりとのこと。種をまけば自生していく、育てるのがとても簡単なのは助かりますね。

それでは、ヘアリーベッチの育て方と活用法について説明します!

ヘアリーベッチとは?

  • 所 属:マメ科 コロニラ属の多年草
  • 別 名:コロニア・バリア・ツルレンゲなどとも呼ばれています
  • 原産国:ヨーロッパ
    ※牧草として輸入されたのが始まりとのこと

外来種のヘアリーベッチ

ヨーロッパ原産の植物で、戦後(大東亜戦争)に日本に輸入されました。牧草に適している植物で、日本の牧畜業を支えた植物です。

現在では、休耕地に植えて土地の活力を復活させる効果や、樹木の下に生やして雑草を抑制する効果が期待されています。

ヘアリーベッチの土作り

事前の土壌づくりの必用はありません。繁殖力の強い植物なので肥料なども不要です。むしろ、ヘアリーベッチを育てることで、活力(養分)のある土地に変えられます

ヘアリーベッチは肥料要らずの他に、根粒菌を増殖させる働きがあります。これは、植物に適した養分を含んだ土質の事です。農家の方が、休耕期間の畑にヘアリーベッチを植えて、良い菌を増殖させることもあります。みみずの活動が活発になり、柔らかい・空気を多く含んだ畑に生まれ変わります。

自生することによって畑に養分をもたらす、なんて素敵な植物でしょう!同様の働きはマメ科の植物にも見られます。

ヘアリーベッチの育成環境

ヘアリーベッチの育成環境

ヘアリーベッチの育成環境

  • 日当たり:日なた(日陰でも半日ぐらいなら問題ありません)
  • 土壌酸度:中性
  • 栽培期間:寒冷地には適していない(越冬ができない植物です)

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ヘアリーベッチの種まきの時期

種まきの季節は秋になります。苗を購入して植える場合は春・秋の栽培が可能です。

種はホームセンターで販売されています。しかし、少々大き目なキロ単位での販売を見かけます。小分けでの販売は難しいようです。使用用途が雑草抑制効果や休耕地一面での栽培なので、大きめの販売となります。

保存状態が良ければ次年度も使用可能です。乾燥した涼しい場所ならば次年度も使えるでしょう。

種まきの後に散水を行ってください。水道設備の関係上難しければ、降雨の予想がある前日に蒔くことをおすすめします。

一握りの種を数歩で蒔ききる位のイメージです。密度が薄いと、ヘアリーベッチに覆われない部位もでてきてしまいます。

種まきからおおよそ6日位で発芽します。

ヘアリーベッチの魅力

そのⅠ~開花

開花時期:春から夏にかけて

雑草抑制効果のある植物なので、休耕地の農地や牧草地一面に育成されています。開花時期になると、薄紫や濃い紫の濃淡の花が咲き乱れ、ジュータンのような光景が広がります。

ほとんど手をかけなくて育つ植物ですが、雑草が抑制されているのでマバラといった育ち方ではありません。一面に開花するヘアリーベッチがご覧いただけるでしょう。休耕地の活用でヘアリーベッチの種をまいて、観光農園としても活用できます。

芝生の代りとしての栽培も魅力的です。高いコストをかけて芝生を養生するのも良いのですが、ヘアリーベッチを芝生の代りに活用することもできます

雑草の抑制効果があるので、草ぬきの手間が軽く済みます。さらに、開花で美しい庭の風景も楽しめ、少々長くなったら刈り込めば、安価で美しい庭造りができます。

そのⅡ~畑の畝に植えてみましょう

ポリマルチで雑草予防もよいのですが、ヘアリ-ベッチを畝に植えてみましょう。雑草が抑制されるのも嬉しいのですが、緑肥効果が期待できます。マメ科の植物なので根で根粒菌が働いてくれます。

良い土になるとミミズも集まってきます。そうすると土が柔らかくなって養分や空気を含むので、植物に優しい養分豊かな土壌に改善されていきます。

気を付けたいのが日光を遮るほどの背丈に成長させてはいけません。大きくなりすぎた場合は適度の背丈(日光の遮断とならないよう)に切っていきましょう。

発芽から40~50日で被覆効果が期待できます。草の茂みが10~20㎝に成長して、他の雑草が生えづらくなります。

そのⅢ~植栽の根元に植えてみましょう!

庭の植栽の下に芝生を生やしても日光の関係からか、中々養生がうまくいきません。そこで、ヘアリーベッチを活用してみましょう。

緑豊かな植物なので、植栽の下でも成長します。また、開花の季節には美しいジュータンのような情景が期待できます。
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ヘアリ-ベッチの水やりについて

放任育成のヘアリーベッチですが、発芽後は水をしっかり与えましょう。水切れはまばらな状態の育成につながります。根付いて生えそろったら、後の水やりは心配ありません。

基本的には牧草としての役割を担っていたので、育てるのに手間がかかりません。むしろ、湿害が心配な植物です。水田に植える際は水分過多に注意しましょう。

ヘアリーベッチの活用法~肥料要らずの家庭菜園

ヘアリーベッチの活用法~肥料要らずの家庭菜園

これは実際に試してみたのですが、ジャガイモの家庭菜園の肥料に役立ててみました。

ジャガイモの種イモ植えは3月に行います。その前年の10月にヘアリーベッチの種まきをします。

冬の間に作物を育てたい気もするのですが、どうも畑の養分が足りないような気がしたので、冬季は休耕としてヘアリーベッチの栽培としました

そもそも関東近辺の冬の家庭菜園では、夏から秋にかけて白菜やキャベツ等を植えて育てます。そこで、畑の半分を活用して、ヘアリーベッチにチャレンジしてみました。

10月にまいた種が、3月の中旬には草丈20~30㎝位に育ちました。3月に種イモを植える時期に、ヘアリーベッチの刈込みを行います。

時期的には霜の心配もほとんどありませんので、関東では3月中旬にはジャガイモの種イモを植えます。

成長の違いは明らかで、イモの大きさや個数で前年を上回りました。ジャガイモの収穫は日照量にも左右されますが、明らかに畑の養分の違いによるものでした。

ヘアリーベッチの効果によるものであろうと判断します。ジャガイモは連作ができないので、次年度に違う場所で、ヘアリーベッチを育てずにジャガイモを植えてみましたが、ヘアリーベッチ育成畑より少ない収穫でした。やはり、肥料要らずの畑にしてくれるようです

おわりに

ヘアリーベッチの育て方から活用法まで紹介してきましたがいかがでしたか?

初めは植栽の下で育成して、次に畑の畝で活用してきました。育てるうちに、養分の効果や雑草抑制効果が思っていた以上であることに気づきました。

冬の間に肥料を施して春にジャガイモを植えていましたが、冬の間にヘアリーベッチを育て、春にジャガイモを植えた方が育成は良かったです。

冬の間の畑に緑があるのは、美しくて良かったですね。それに、化成肥料より緑肥の方が地球環境にも優しそうに感じます。何より、肥料代にお金がかからないのが魅力的です。

現在は、トウモロコシの株間にヘアリーベッチを植えて試しています。ポリマルチ同様の雑草抑制効果(除草)があるようです。

雑草には草(ヘアリーベッチ)で対策をして、除草の手間や肥料の心配の要らない家庭菜園をやってみませんか?



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