春に植える花

ユキノシタの種まきからの育て方!増やし方のコツなどもご紹介!

ユキノシタの種まきからの育て方!増やし方のコツなどもご紹介!

ユキノシタは、丸みをおびた葉と白い葉脈が特徴の多年草です。形が虎の耳に似ていることから、「虎耳草」とも呼ばれることがあります。

冬でも葉が青々と茂ると上に降り積もった雪が花のようであることから、この名がつけられたともいわれています。

用土

ユキノシタの植え付け時期には、3月から5月ころ、または9月から10月ごろが適しています。湿気の多い場所をこのみ、植物には珍しく日当たりの良い場所が苦手です。そのため、保水力の高い土を与えるようにしましょう。

また、地植えにするのであれば、水はけを調整するため、土に腐葉土を混ぜると良いでしょう。鉢植えにする場合は、鹿沼土と赤球土、軽石を混ぜ合わせた土を使います。

水やり

ユキノシタは、湿気をこのむ植物ですが、植え付ける場所さえ間違えなければ特に水やりの心配はありません。ただし、雨が降らない日が続いたり、土が乾燥していると感じた時はたっぷりと水を与えましょう。

肥料

ユキノシタは、肥料を与えと形が悪くなりますので注意しましょう。肥料は植え付けるときに緩効性の化学肥料を土に混ぜておき、植え付け時期と同じく9月から10月ごろにもう一度肥料を与えておくだけで十分です。

2回目に肥料を与えるときは、根元に肥料をまいておくだけで構いません。また、順調に育っているようであれば無理に肥料を与える必要はありません。

ユキノシタの増やし方

ユキノシタの増やし方

ユキノシタを増やすには、「根伏せ」という方法行います。まず、長く延び過ぎた茎を3cmから4cmの長さに切り戻し、土の上に寝かせたら上から1cmほどの厚さに土をかぶせます。

根伏せに使う茎は、芽が付いていなくても構いません。茎に芽が付いている場合は、発芽しやすくなるよう芽が付いている方を上に向けて上から土をかぶせていきましょう。

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種まき

ユキノシタの種まきは、9月から11月ごろに行います。ユキノシタの種はほとんど市場に出回っていませんので、種から育てたい場合は一度前から育て、種を収穫する必要があります。

開花後、種を収穫したら、一度冷蔵庫で保存しておき、9月から11月にかけて育苗ポットに種をまきましょう。種を植えるときは、ため同市がなるべく重なり合うことがないようにまいていき、種をまいた後すぐは乾燥に注意して日陰で育てます。本葉が3枚ほどになったら植え替えをしましょう。

植え付け

ユキノシタの植え付け

ユキノシタの植え付けに最も適しているのは三月から六月にかけてですが、比較的丈夫な植物でもありますので、真冬と真夏以外であればいつ植え付けをしてもかまいません。

ただし、いつ植え付けを行う場合でも、直射日光が当たる場所は避けましょう。また、ユキノシタの根は浅く伸びていきますので、茎を横向きにして育てます。

苗植え

ユキノシタは、真冬と真夏以外であればいつ苗植えを行っても構いません。より丈夫に育てたいのであれば、3月から6月ごろが最適です。初めに購入した株に比べて、一回り以上大きな鉢を用意しておきましょう。

苗を地植えにするのであれば、場所は日陰、または半日陰で直射日光の当たらない場所を選びます。茎が横向きになるよう土の上に置き、その上から1cmから2cmほどの深さになるよう土をかぶせていきます。

植え替え方

ユキノシタの植え替え方

ユキノシタは、特に植え替えの必要はありません。特に地植えの場合は石と石のあいだになっている場所ともよく育ち、10年以上そのままの状態でも育てられます。

ただし、ミセバヤはより広がって育ちますので、地植えの場合は中心部分が枯れてしまうことがあります。そのため、場所を変える必要はありませんが時々土を掘り起こすなどして土壌改良を行いましょう。

鉢植えにする場合も数年はそのままにしておいてかまいませんが、適度に植え替えをしないと鉢の中で根詰まりを起こしてしまいます。鉢の中が目でいっぱいになってしまうと、十分な栄養が供給されずに枯れてしまいますので、2年から3年を目安として植え替えを行ってください。

植え替えを行うときは一回り大きな鉢を用意し、やさしく鉢から土ごと取り出した後は、根を傷つけないよう注意しながら周辺の土をほぐし、新しい土と交換します。

植え替えは真冬と真夏以外であればいつ行っても構いませんが、植え替えを行うのであれば3月から6月、9月から11月ごろが最適です。

株分け

ユキノシタの株分け

ユキノシタの株分けは、植え替えきに行いましょう。株を土から丁寧に取り出した後、はさみやナイフを使って半分、または1/3程度の大きさに切り分けていきます。

株が小さくなり過ぎると育つことができず、そのまま枯れてしまうことがありますので注意しましょう。また、使用するはさみやナイフはあらかじめ消毒してから使ってください。

育て方のポイント

ユキノシタは、特に選定の主要はありませんが、花が咲き終わった後は花の根元から取り除いておきましょう。

枯れた葉や花をそのまま放置しておくと、ムレやカビの原因になってしまいます。

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病害虫について

ユキノシタを育てるときには、次の病害虫に対しましょう。

ハダニ

ハダニは、植物全般に寄生する害虫です。主に葉の裏側に住みつき、養分を吸い取って花や葉をからせてしまいます。ハダニの被害に遭うと、ぽつぽつと白い斑点模様が付きますので、日ごろからよく観察しておきましょう。

また、梅雨の時期など湿気の多い日が続いていたり、風通しが悪くなることでも発生しやすくなります。ハダニを駆除するには、薬剤を使っても構いませんが、霧吹きで水を吹きかけるだけでも取り除くことが可能です。

アブラムシ

アブラムシもまた食慾旺盛な害虫です。ハダニのように葉の裏側に住みつくこともありますが、新芽が大好物で、そこから養分を吸い取り成長を妨げます。

また、アブラムシの排せつ物が病気の感染源になることもありますので注意しましょう。

ナメクジ

ナメクジは夜行性の害虫で、主に新芽やまだ新しい若葉を好んで食害します。

ナメクジはよるに活動しはじめますので、ナメクジが通った跡を見つけたらよる見回りするようにしましょう。ナメクジを見つけたら、ピンセットや割りばしを使って一匹一匹取り除いていきます。

カイガラムシ

カイガラムシは、アブラムシについで厄介な害虫です。カメムシと同じ種類に分類され、表面が固いタイプとは飽和とした綿毛のようなものにつつまれているタイプとに分かれます。

体長はおよそ2mmから3mmと小さく、ユキノシタに限らず果物や野菜、様々な観葉植物から栄養分を吸い取りからせてしまいます。

また、カイガラムシの排せつ物は病気の感染源になることもあり、非常に厄介です。そのため、カイガラムシを発見したときは、すす病などにも注意が必要です。枝や葉、茎に白、または茶褐色のつぼ状のものが付いている時は、カイガラムシである可能性がありますので注意して下さい。

カイガラムシは、固い殻に覆われているため殺虫剤が聞かないことがあります。カイガラムシを駆除するのであれば、妻楊枝やピンセットを使い一匹ずつ地道に取り除いていきましょう。

カイガラムシは風通しの悪い場所や暗く湿った場所を好みますので、置き場所に注意するだけでも発生を防ぐことができます。葉や花が込み合っていても発生することがありますので、様子を見ながら時々剪定を行うとよいでしょう。

ダンゴムシ

ダンゴムシもよく見かける害虫ですが、植物にとって害があるかについてはあまり知られていません。ダンゴムシはもともと枯葉などを食べ、土壌を耕してくれたりもします。しかし、大量に発生すると、新芽やまだ新しい葉、茎などを食べることもあります。

また、一度に数100個もの卵を産み付けますので油断できません。ダンゴムシの食害を防ぐには、ダンゴムシが好む環境で育てないということです。

ダンゴムシは暗く湿った場所を好みますので、明るく風通しの良い場所に植え、落ち葉などのエサとなるものはなるべく早く片づけましょう。

すぐにでも取り除きたい場合は、殺虫スプレーやエサタイプの駆除剤を使うとよいでしょう。

根腐れ

ユキノシタは雪の下になっても枯れることはないほど大変丈夫な植物ですので、ほとんど病気の心配はありません。ただし、乾燥このむ植物ですので、水はけが悪いと根腐れを起こしてしまいます。

自然な姿を活かしてお庭に色どりを

いかがでしたか。今回はユキノシタの育て方と育て方のポイント、注意するべき病害虫について紹介しました。ユキノシタは見た目の美しさばかりでなく、食べられることをご存じでしょうか。ユキノシタは山菜としても親しまれ、おひたしやてんぷらにしてもおいしい植物です。

また、消炎効果や利尿作用があり、葉の絞り汁は指針やかぶれの治療にも役立ちます。楕円形の葉は大きく厚みがあり、横に広がりながら成長するため、グランドカバープランツとしても人気です。

どんな過酷な環境にも適応し、日陰でもよく育つなど、ベランダや日向のないお庭でも育てられますので、ぜひユキノシタにチャレンジしてみてください。