春に植える野菜

ヤーコンの育て方・栽培方法!植え方から収穫、プランターの選び方まで

アイキャッチ画像 ヤーコンの育て方

健康作物として、近年人気が高まっている「ヤーコン」。ヤーコンは、家庭でも栽培できるのでしょうか。結論からお話しすると、家庭でも栽培可能です。

今回は、ヤーコンの具体的な栽培方法として、土づくり・植え方・収穫時期・収穫方法まで詳しく解説します。

家庭で育てる際の、おすすめのプランターのタイプも紹介しているので、参考にしてください。

ヤーコンとは?特徴と歴史

ヤーコン1

ヤーコンは、中南米アンデス高地原産のキク科の根菜です。イモの仲間であり、土の中で育ちます。サツマイモに似た形の野菜ですが、水分が多く、でんぷんをほとんど含んでいません。

そのため生食も可能で、食べると梨のようなしゃりしゃりとした食感とほのかな甘みが特徴的です。

その食感から「畑の梨」とも呼ばれるほどです。生食を活かしたサラダに適していますが、きんぴらや野菜炒めなど、加熱処理してもおいしく食べられます。

また、ヤーコンはカロリーが低いだけでなく、整腸作用のあるフラクトオリゴ糖を豊富に含み、その含有量は世界で最も多い野菜といわれています。

さらに抗酸化物質であるポリフェノールも多く含んでいるため、最近ではダイエットや健康食品として注目を集める作物です。

そんなヤーコンの歴史は非常に古く、原産地の古代インカ帝国では「果物のような野菜」として食されていたそうです。

日本には1980年代にニュージーランドから導入されましたが、当時はまだ栄養成分も不明だったことに加え、日本のイモとは食感や調理法が異なっていたために、ほとんど普及しませんでした。

ところが、オリゴ糖などの栄養成分が豊富なことが判明するにつれ、健康作物として人気を集めており、日本でも涼しい地域を中心に生産量が増えてきています。

さらに品種改良も進められてきたこともあり、家庭栽培で育てられることも多くなってきました。

ヤーコンは家庭でも栽培できる?プランターもOK?

ヤーコンは病気や害虫にも強い作物として知られており、基本的には、ほぼ放任栽培でも育つ丈夫な野菜のため、家庭でも栽培が可能です。

無農薬で育てられることから、家庭栽培の経験が浅い方や未経験の方でも育てやすい野菜といえるでしょう。

ただし、栽培する際には気温に十分注意しなければいけません。ヤーコンは厳しい暑さや、寒さには弱いからです。

生育適温としては、15~20℃ほどを目安と考えてください。さらに、風通しがよく、日当たりのいい場所を好みますので、育てる場所と夏と冬の気温には注意しながら育てていきましょう。

また、畑での栽培はもちろん可能ですし、家庭栽培ならベランダや庭先などで、プランターを使っての栽培でも十分育てられます。

プランターの選び方


ヤーコンは自然に成長すると草丈2mくらいに成長し、イモ部分も根本から20〜30cmほど伸びます。そのため、プランターを選ぶ際は、深型のものを選ぶようにしましょう。

通常のプランターでも栽培できますが、大型で、深さは30cm程度あるプランターを用意しておくと栽培しやすくなります。

鉢で育てるのなら10号鉢に1株、プランターで育てるのなら60cmサイズで深さ30cm以上のプランターに1株を、育てる際の目安としてください。

ヤーコンの収穫時期・栽培カレンダー

寒冷地や温暖地など、栽培・収穫するエリアによって多少の誤差はありますが、収穫時期の目安は10月〜12月頃です。

寒さに弱いため、暖かくなってくる4月中旬から11月下旬が栽培期間となります。

種イモを使って栽培する場合は、3月下旬に植えつけ、4月中旬以降に発芽。透明ビニールや不織布を掛けて、保温しながら栽培しましょう。

苗を購入して育てる場合は、畑に5月の連休頃に植えつけします。

収穫は葉が茶色に枯れ出した頃が目安です。収穫したら、イモ部分をそのまま土の中においておけば1〜2か月間は持ちます。食べる際に都度掘り起こして使うのがおすすめです。

栽培カレンダーは以下のとおりです。

ヤーコンの栽培カレンダー

ヤーコンの育て方

ここからは、ヤーコンを育てる際の流れを解説します。

ヤーコンは、畑はもちろんベランダや庭先などでも簡単に育てられます。難しい知識はそこまで必要ありません。

そのため野菜づくりの経験があまりない方でも、安心して育てられるでしょう。

準備

ヤーコン3

まずは、苗もしくは種芋を用意しましょう。春ごろからホームセンターや、園芸センターなどで購入できるようになります。

家庭菜園に慣れていない方やヤーコンを初めて育てる場合には、苗の方が植え方も簡単でおすすめです。

良い苗は葉の色が濃く、枝が太いのが特徴です。土の付き方もよく、しっかりと根が張っているものを選びましょう。

種芋は、ペルーA、ペルーBという品種があります。

ペルーAとは?*可食部のイモが大きいので、主に食用としてそのまま家庭料理に使う事が多い品種です。
ペルーBとは?*可食部のイモが小さいので、主に加工用食品として使われる事が多い品種です。

 

また、品質改良を経てサラダオカメ、サラダオトメ、アンデスの雪、アンデスの乙女という品種も販売されています。

初心者には、多収の【サラダオカメ】や、作りやすいといわれる【アンデスの雪】などがおすすめの品種です。

種芋は皮が張っていて、芽が適度にまばらについているものを選ぶようにしましょう。そして、大きい種芋ほど生育が良いといわれているので、大きめのものを選びます。

土づくり

プランターで栽培する場合は、野菜用の培養土で育てます。

市販されている元肥、pH調整済みの野菜用培養土を使用すれば問題ありません。ホームセンターなどで、必要な量の土を購入しましょう。

ヤーコンには弱酸性の土がいいとされていますので、堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れph値を調整しておきます。ヤーコンに理想的なphは、5.0〜6.0の土です。

その後、堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。

畑で栽培するときも同様に、育てる区画の土壌の酸度を測って、pH6.0~6.5になるよう、必要であれば植え付けの2週間前に石灰をまきます。

石灰をまいたあと、植え付けの1週間前までに堆肥を混ぜ込んで、しっかりと耕します。その耕した土に化成肥料を置いていきましょう。

そして、しっかり耕して水はけの良い土を用意しておくことも、ヤーコンを育てていくうえで、大きなポイントとなります。

また、7月〜8月にかけてはヤーコンの根がよく育つ時期です。その期間は、株元に寄せ土をして芋が元気に育つようにしてあげると効果的でしょう。

植え方

プランターに苗を植える場合は、10号鉢に1株、60cmサイズ深さ30cmサイズのプランターに1株を、植え付けの目安とするのは前述したとおりです。

そして、ヤーコンは日当たりがよく、風通しのいい場所ほどよく育ちます。そのため、プランターの設置場所にも気をつけないといけません。

室外機の風が直撃しない、夏は厳しい日差しを避けて日陰に移動させるなど、注意が必要です。

畑の場合は、株と株の間を50cm〜70cmくらいの広めの間隔をあけて植え付けます。深さは大体10cmくらいにしましょう。

畑で夏の厳しい日差しを軽減するには、株の周りに藁や雑草を敷いてあげるなどすると、影ができて直射日光を避けられるため効果的です。

水やり

畑の場合、自然の雨だけで十分なので基本的に水やりは不要です。

一方で、プランター栽培の場合は乾燥しやすいため、表面の土が乾燥しだしたら、水をやるようにましょう。

仮に水やりが不足して土が乾燥している状態が続いてしまうと、下の方の葉が徐々に枯れていってしまいます。

また、同時に肥料を吸い上げる力も衰えてしまうため、気温が上がって土が乾きやすくなる真夏の時期は、特に水やりに注意が必要です。

しかし、乾燥がよくないからといって過剰に水をあげすぎて、滞水してしまうと根腐れを起こすなど、逆効果となる可能性もあります。

過剰な水やりは、収穫する分の芋が育たず種芋ばかりが大きく育ってしまう、あるいはせっかくの芋がひび割れてしまうということも引き起こすことがあるため、土の様子をしっかりと観察しながら育てることが水やりの大切なポイントです。

基本的には、水やりをしっかりした方が、よく育つ作物なので土の水はけにも気を配るようにしましょう。

肥料について

少なめの肥料でもしっかり育ってくれますが、大きく育てたいならそのぶん肥料をあげましょう。まずは、植え付けのタイミングで肥料をやります。

肥料をやる際は、土に肥料をしっかりと混ぜるようにして株元に置くようにします。根に直接肥料が触れないようにしましょう。枯れる原因となるため注意してください。

追肥についてですが、まずは植え付けしてから2週間ほど経過したら、野菜用の化成肥料を株元にばらまき、肥料の混ざった土を株元に寄せておきます。

その後は、1ヶ月に1回のペースで同じように肥料を与えていきます。芋を大きく育てるために必要な工程ですので、忘れないようにしましょう。

害虫対策

ヤーコンは家庭で栽培される野菜の中でも、丈夫で病気になりにくく、かつ害虫もつきにくい野菜のため、無農薬での栽培が可能です。

それでもまれに害虫がつくこともあります。具体的には、ヨウトムシ、ハキリムシ、小型のダニ、アブラムシ、ヨウトガ、ネギアザミウマなどです。

また種芋から栽培を始めた場合、ハキリムシ、ヨウトムシといった害虫が発芽の際に寄ってくることがあります。

葉物の野菜、草花を好んで食べている虫であり、新芽も食べてしまうため、ハキリムシがいるのに放置してしまうと、ヤーコンの成長を阻害します。

万が一葉の裏に黒い卵を見つけたり、葉に虫を見つけたりしらすぐに駆除するようにしましょう。

ヨトウムシは夜行性のため、日中は地中にいます。もし被害があるようなら、株の近くの土を掘り起こすと見つけられるので、捕殺するか殺虫剤で駆除した方がいいでしょう。

基本的には、ほとんど害虫による被害はありませんので、もし見つけたら駆除するか、木酢液やトウガラシスプレーを使っての対策で十分です。

収穫時期はいつ?

ヤーコン4

10月〜12月がヤーコンの収穫時期です。

収穫するときは、株元から20cm程残して茎を切り離します。

そして、地中のヤーコンを傷つけないように20cmほど離れた所にスコップを入れて、土と一緒にヤーコンを掘り起こして収穫しましょう。

収穫するエリアによって時期が異なるのですが、土の温度が0度以下になり霜が降りると、ヤーコンが土の中で少しずつ傷んでいき、最終的には腐ってしまいます。

そのため、霜にあたる前に収穫するように心がけましょう。大切に育てた芋を腐らせないために大切なことは、収穫タイミングを間違えないことです。

ヤーコンを育てる際のポイントと注意点

ここで、実際にヤーコンを育てる際のポイント、注意点を解説します。

特別に難しいことはありませんが、この注意点をクリアしないとヤーコンがしっかり育たない可能性がありますので、しっかり対策していきましょう。

ヤーコンの増やし方

収穫したものを種芋として増やす方法以外にも、株から育ってきた新しい芽を植え付ければ、翌年も栽培を楽しめます。

まず収穫の際に、ヤーコンを取り除いた株がちょうど収まるほどの大きさ・深さがある穴を用意します。

植え付けは、ヤーコンの株元にある紫色の芽が隠れるようにして行います。このときも苗の植え付け時と同じく、しっかりと土に水分を含ませてあげることが大切です。

寒冷地で栽培している場合は、株を埋めたら、その周りに枯れ葉などを敷き詰めます。これが寒さへの対策となります。

草丈の手入れ

ヤーコンは成長するにつれ、茎が2m近くまで伸びていきます。

そのままでも問題はありませんが、強い風で折れたりする可能性もあるので、伸びてきたら80~100cmくらいに草丈を保つようにしておくと安心でしょう。

連作障害があるので注意

ヤーコンには連作障害があるため、連続して同じ場所で栽培する場合、3年程の期間を空けてから栽培するようにしましょう。

連作して栽培すると収穫量の減少や、病気や害虫の被害に遭いやすくなります。

育てる場所と気温

ヤーコンを育てる場所と気温も注意が必要です。

日当たりのいい場所と、風通しがいい場所という点は前述したとおりですが、生育するのに適した気温は15~20度といわれているため、夏の酷暑と冬の寒さはヤーコンにとってよくありません。

とくに25度を超えると生育が悪くなるため、25度が近づいてきたら日陰に移動させるようにしましょう。

地植えしている場合は、直射日光を避けるため株の周りに藁や雑草を敷いてあげると、直射日光を避けられるので効果的です。

冬の寒さ対策としては、上からビニールをかけて雨や雪を防ぎつつ、霜が降りるのを予防しておきましょう。

寒い時期の霜や雨や雪の過剰な水分は、土の中のイモを凍らせて腐らせてしまう可能性がありますので、注意してください。

ヤーコンの美味しい食べ方

ヤーコンは生でも食べられます。むしろ食感を楽しむなら、生のままの方がいいかもしれません。サラダ、酢の物、和え物などが食感も楽しめるのでおすすめです。

皮をむいてスライスし、サラダやごま和えに使ってみてはいかがでしょうか。

シャキシャキとした食感と独特の甘みを味わえます。

加熱処理したヤーコン料理なら、きんぴらや天ぷら、炒め物などが良いでしょう。

生食とはまた違った味わいを楽しめます。しかし、加熱のしすぎは食感が悪くなることもあるため注意が必要です。

さらに、ヤーコンは葉も有効に活用できます。

ヤーコンの葉にはプロトカテク酸やカフェ酸などのポリフェノールが含まれており、これを煎じてお茶として飲むこともできます。

脂肪燃焼作用が期待でき、ダイエット効果や抗酸化作用による美容・健康促進などの効果も期待できます。

ヤーコンの下処理

料理が見ためも大切です。カットしたヤーコンは、空気にふれると変色してしまいます。そのため、下処理として酢水またはレモン水につけて、アク抜きが必要です。

野菜のアク抜きに使う酢水は、水1ℓに対して酢大さじ23%)が目安です。カットしたヤーコンを酢水に10~15分つけておきましょう。

下処理をする事で、見ためも綺麗な美味しいヤーコンを頂く事ができます。

ヤーコンを使ったおすすめの人気レシピ5選

ここで、ヤーコンを使ったおすすめの人気レシピを5つご紹介しますので、参考にしてみてください。いずれも手軽にできて、ヤーコンをおいしく食べられるレシピですので、日々の献立に取り入れてみてください。

ヤーコンのキムチ和え

ヤーコンのキムチだれ和え

市販のキムチだれで和えるだけの簡単レシピです。アク抜きしサイコロカットしたヤーコンを、キムチだれで和えたら出来上がりです。

お好みで、3㎝くらいにカットした小葱を混ぜて良いです。

白菜や大根とはまた違った食感と味わいを楽しめますし、手軽に作れるのが魅力です。

ヤーコンとセロリのサラダ

ヤーコンサラダ

ヤーコンの生のシャキシャキした食感と、甘みを楽しめるサラダです。ヤーコンとセロリとトマトに、ツナマヨネーズとポン酢を混ぜ合わせたら完成です。

お好みで、アサツキや一味唐辛子をトッピングしても良いです。

ヤーコンのきんぴら

ヤーコンきんぴら

ヤーコンが持つ上品な甘みで砂糖不要のため、ダイエットにも最適な一品です。ヤーコンの皮などは捨てないで、きんぴらにしましょう。

ヤーコンを千切りにしてアクをとり、にんじんも同様に千切り。ごま油で炒めて、醤油、みりんで味を整えます。常備菜としても活躍してくれるでしょう。

ヤーコンのスティックフライ

ヤーコンスティック

スナック感覚で楽しめるレシピです。短冊状に切ったヤーコンを片栗粉、もしくは唐揚げ粉でもOKです。ヤーコンにまぶしたら、油でカラッと揚げるだけの非常にシンプルなものです。

シャキシャキとした食感と独特の甘みが、加熱されることでいっそう引き立ちます。軽く塩をふって食べると美味しく食べられます。

ヤーコンのクリームシチュー

ヤーコン入りクリームシチュー

生でもよし、揚げてもよし、炒めてもよし、なヤーコンですが、実は煮ても美味しく食べられます。

ヤーコンと、他の野菜を一緒に煮込む事で栄養面でもバランスがよくなりますし、ヤーコンが持つ甘みがダシにしみ出て、ワンランク味のレベルを上げてくれるでしょう。

ヤーコンチップ

 

ヤーコンチップ

薄くスライスし、アク抜きをしたヤーコンをキッチンペーパーで水分を拭き取ったら、片栗粉をまぶします。

ヤーコンを油でカリカリに揚げ、最後に塩を振りかけたら出来上がりです。

ヤーコンの長期保存方法

まず、収穫したヤーコンの保存方法ですが、丸ごと保存する場合は新聞紙などに包み、冷暗所、もしくは冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

この方法で、1~2週間は保存が可能です。保存期間が長くなってしまうと、せっかくのヤーコンが傷んで食べられなくなってしまいます。

もしくは、味や食感が悪くなるので、できるだけ早めに食べるに越した事はありません。ヤーコンは乾燥に強くないため、保存する際は十分に注意してくださいね。

また使いかけのヤーコンを保存する際は、切り口から傷み始めるのでぴったりとラップで包んで冷蔵保存し、カットしたヤーコンの場合は3日くらいで使い切りましょう。

ヤーコンは、ポリフェノールは多く含まれ空気にふれると、黒ずんできますので保存する際は、料理に使う直前までは丸のまま保存した方が長持ちします。

よってヤーコンが、黒ずんできても傷んでいるわけではありません。

また、もしもカットしたヤーコンをすぐに使用しない場合は、生のまますぐに冷凍保存がお勧めです。

もうひとつ長期保存する方法として、土の中で保存する方法もあります。土の中に埋めたまま保存する事で長持ちするので、すぐに食べないときにはおすすめの保存方法です。

この方法で、しっかり保存できれば1ヶ月ほどは日持ちします。
*ただし、低温かつ高湿度を保つ必要がありますので、【涼しい場所】である必要があります。

ただし、この土の中での長期保存方法は、一般家庭では難しいのが欠点ですね。その場合は、やはり冷凍保存が一番ベストな長期保存方法になります。

冷凍保存する事で、2~3週間の保存が可能です。

冷凍保存した場合の注意点として、料理に使う場合は自然解凍ではなく、冷凍のまま炒めたり、揚げたりするなどの加熱処理をするのがお勧めです。

自然解凍の場合、水分の流出と共に、ヤーコンじたいの食感を悪くしてしまうからです。

すぐに調理できるように、生のままカットして冷凍保存した方が料理の際、使いやすいのでお勧めです。

ヤーコンの育て方に関するQ&A

最後に、ヤーコンの育て方でよくある疑問に回答します。

地上部に出ている部分が枯れているが、イモは大丈夫か?

霜などの影響で、茎葉が枯れた可能性があります。ヤーコンは、通常11月くらいの霜が降りる前が収穫時期です。

霜が降りるくらいには土の中も0度となり、イモが凍って腐ってしまうためです。1~2回程度の霜ならイモが凍って腐ることはないとはいえ、早めに収穫するようにしましょう。

収穫量はどれくらいあるの?

育てる品種によって、多少変わってきますが、1株あたり10〜15個ほどのヤーコンを収穫できます。植え付けから4~5ヶ月ほどで収穫できるでしょう。

冬の時期の水やりはどうすればいい?

冬の寒い時期は基本的にあまり水を与えなくて大丈夫です。それよりも土の保温性を高めるようにしてあげましょう。

基本的には、霜が降りる前が収穫時期ですが、地植えで育てる場合は、土にビニールのシートをかけるなどして、雨や雪などでイモが凍ってしまわないようにガードしてあげます。

また、ビニールをかけることで、雨や雪などで土に与えられる水分が制限されるため、過剰な水やりによる根腐れの防止にも繋がります。

ヤーコンは初心者でも育てやすいのか?

病気や害虫に強く、追肥も月に1回で済むため、初心者の方でも育てやすい作物といえるでしょう。気温や日当たり、風通しなどに注意すれば、しっかり収穫できるはずです。

どのような品種があるのか?

品種登録されているのは、「サラダオトメ」「サラダオカメ」「アンデスの雪」「アンデスのオトメ」の4種類で、それぞれの特徴などは以下の通りです。

サラダオトメ:イモの形がよくて、果肉が均一。色はクリームもしくは白で、さっぱり感とした味わい。

サラダオカメ:甘味が強目のため生食向き。果肉はクリームないし褐色です。生産量はやや少ないが、従来種と比べると多収であり、イモの裂開も少ない人気の品種。

アンデスの雪:果肉は白色で貯蔵性に優れている。低温下ならば翌年6月頃まで貯蔵が可能です。

雪を思わせるような白さは、生のままサラダにして食べるのもおすすめ。従来の品種より収穫量が多いことに加え、ひび割れもしにくいため、作りやすい品種ですね。

アンデスのオトメ:皮はアズキ色で、果肉もやや褐色をしています。

爽やかな味わいで、多品種と少し色合いが異なるため、料理でも彩りを加えてくれる。収量量は普通で、イモの形は揃いづらいのが特徴。

まとめ

ヤーコンは、まだ認知度は低いものの、オリゴ糖やポリフェノールといった栄養素が豊富に含まれている健康作物として近年注目を浴びています。

日本でも涼しい地域を中心に生産が増え、品種改良も重ねられており、家庭栽培で育てる人も多くなってきました。

形はサツマイモなどに似ていますが、水分が多くでんぷんをほとんど含んでおらず、シャキシャキとした食感と上品な甘みが特徴的で、生食でも楽しめます。

ヤーコンは、害虫や病気にも強いこともあり、無農薬で育てられることもポイントです。

家庭で栽培する場合でも、プランターなどで簡単に育てられる野菜として人気ですし、さらに手入れもそこまで手間はかかりません。

風通しがよく日当たりのいい場所であれば、すくすくと育ってくれるでしょう。

注意すべきこととしては、夏の厳しい暑さと強い日差しが当たりすぎないようにすること、そして冬の寒さや霜です。

とくに霜が降りる前の11月ごろに収穫するようにすれば、おいしいヤーコンが食べられるでしょう。

3月から5月にかけて、苗や種芋をホームセンターや園芸センターで入手できますので、今回紹介した方法を参考にぜひ栽培してみてください。

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