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梅干しの簡単な作り方をご紹介!はちみつ漬けやシソverについても!

梅干しの簡単な作り方をご紹介!はちみつ漬けやシソverについても!

古くから日本人の食卓に馴染みの深い梅干し。スーパーなどでも簡単に手に入りますが、自分の手で作った梅干しは自家製ならではの味わいがあり、アレンジも効きます。

でも梅干しって、一体どうやって作れば良いのでしょうか?

ここでは梅干し作り初心者でも実践できる、簡単な梅干しの作り方についてお話したいと思います。はちみつ漬けシソver、紛らわしい塩とカビの見分け方もご紹介します!

梅干しの基本的な作り方

梅干しの基本的な作り方

まずは、基本的な梅干しの作り方からご紹介します。

これができれば、はちみつ・シソverは少し手を加えるだけで簡単にできますよ。

  1. 梅の実が出回る時期には青梅と黄色い梅が混在していますが、梅干し作りに適しているのは黄色く熟した梅です。もし青い梅しか手に入らない場合は、重ならないようにしてしばらく置くと黄色くなります。
  2. 黄色くなった梅を洗います(傷がつかないよう優しく)。その後、しっかりと水気を拭き取ります。
  3. つまようじや竹串などを使い、ヘタを取り除きます。
  4. 容器(漬物容器など)は熱湯、もしくは35度以上の焼酎などを使い、全体的に殺菌します(使う道具も同様の手段で殺菌します)。殺菌が終われば、梅と梅の重量の20%にあたる塩(例:梅が1kgあれば塩は200g)を容器の底から交互に入れていきます。
  5. 梅と塩を入れ終われば、その上から約2kg程度の重しを乗せて蓋をします。しばらくすると塩の効果で梅から水分が抜けてきます(これを梅酢と呼びます)。2~3日目安にそのまま置いておき、梅が完全に梅酢に浸かるまで待ちます。
  6. 梅雨が明け、良く晴れた日が続く予報を狙って3日ほど天日干しにしておけば完成となります(天日干しにすれば保存性アップ、色みが良くなる、味に深みが出るなどのメリットがあります)。

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はちみつに漬ける場合

梅干しをはちみつに漬ける場合

はちみつ梅干しを作る場合は、梅重量の約10%にあたるはちみつを用意し、上記作り方の④(容器に梅と塩を交互に入れる行程)において塩と共にはちみつを加える、もしくは⑤(梅酢を抽出する行程)において上がってきた梅酢にはちみつを加えるという二つの
方法があります。

ちなみに甘くてお子さんにも食べやすいはちみつ梅干しですが、はちみつには美容効果、疲労回復、整腸作用、脳の活性化などの効果が見込まれます。特に疲労回復や整腸作用などの効果は梅干し自体にも含まれますので、相乗効果が期待できます。

シソを加える場合

梅干しにシソを加える場合

梅干しを作りにあたって赤シソを加える場合、上記作り方の④(容器に梅と塩を交互に入れる行程)において加えます。

その場合、ただ単に買ってきた赤シソを加えるのではなく、下記のような下準備が必要となります。

  1. 赤シソ、及び赤シソの重量の20%にあたる塩を用意します(例:赤シソが100gであれば、塩は20g)。
  2. 赤シソの葉を枝から取り、きれいに洗って水気を取ります。そこに用意した塩の半量を加え、よく揉み込みます。するとアク(黒い水)が出てきますので、しっかり搾って取り除きます。
  3. ②の行程を、残してあった半分の塩を使い、もう一度行います。

こうして出来たアク抜きされた赤シソに、梅酢を適量混ぜ込み、梅干しの上からまんべんなく被せます。それが終われば再び重しをして、天日干しが出来るようになるまで(梅雨明け)待ちます。

シソを加える事によって鮮やかな赤色に染まり、見た目が良くなるのは良く知られている事ですが、シソには消化吸収を促進する効果や、強い防腐力や制菌作用も期待できます。

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白いのはカビ?見分け方とカビ対策

白いのはカビ?見分け方とカビ対策

漬けこんでいた梅干しに白いものが付着していて「もしかしてカビ!?」と驚く方も多いかと思います。

しかし、梅重量の約20%もの塩で漬けこむ梅干しは、使用されている塩が梅の表面に付着し、カビのように見えているケースもあります。

カビか塩かの判別方法

ではカビか塩かの判別はどのようにすれば良いのでしょうか?答えは、その白い物体をお湯に入れ、溶ければ塩・溶けなければカビという判別が最も簡便です。

もしカビと判断され、その程度がひどくないのであれば、消毒したティッシュなので丁寧に拭き取り、35度以上の焼酎で洗うなどの方法が有効です。

ですが、程度がひどいようであればカビ毒が梅の内部まで浸透している可能性があるため、処分するのが妥当と思われます。

カビを発生させないための注意点

でも、折角作った梅干しを処分しなければならないのは何とも残念ですよね。

そうならない為にも、カビを発生させないための注意点についてお話したいと思います。

カビを発生させないための注意点
  • 梅干し作りの最初の行程に「水洗い」がありますが、ここでしっかり乾かしておかないとカビの発生率が上がります。
  • 梅干しを漬けるための容器は、なるべく陶器、ポリ容器などが適しています。金属製の容器などを使用すると、梅干しの酸や塩分に負けて腐食するからです。
  • 容器は必ず熱湯や35度以上の焼酎で殺菌します。また、使用する道具などを念入りに殺菌し、手もアルコール消毒したゴム手袋を装着するなど細やかな対策が必要です。
  • 塩と梅干しを交互に入れ、重しをしておくと梅酢が上がってきますが、この際容器をゆするなどしてしっかり梅の実を梅酢に漬けこんでおかないとカビの原因になります。

おわりに

今回は、梅干しの作り方や注意点についてお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか?

梅干しには血糖値の上昇抑制や中性脂肪の低下などの生活習慣病予防、疲労回復、食中毒予防、エネルギーの代謝アップによるダイエット効果など、様々な効能があります。

作成期間も長くはなく、作り方も簡単ですので、梅雨時期の楽しみの一つとして挑戦してみてはいかがでしょうか。

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