春に植える野菜

ズッキーニの種まき〜収穫までの育て方!栽培時期や病害虫の対策など

ズッキーニの種まき〜収穫までの育て方!栽培時期や病害虫の対策など

同じウリ科の野菜なので見た目がきゅうりに似ていますが、「ペポカボチャ」というかぼちゃの仲間です。別名「つるなしカボチャ」とも呼ばれています。形は細長く「きゅうり」のような形状がポピュラーですが、丸い形や円盤UFOのような形もあります。

原産は北アメリカからメキシコの辺りと言われていますが、ズッキーニという品種で広められたのは、イタリアが発信地です。

油との相性の良い野菜で、揚げ物や炒め物、イタリア料理に使われることが多いですね。ズッキーニはビタミンB・Cやカロチンが豊富でカボチャより低カロリーです。

夏の暑い7月頃が収穫時期で、黄色い花も可愛らしいズッキーニの育て方をお話していきます。

ズッキーニの栽培期間と育成条件

ズッキーニの栽培期間と育成条件

 

ズッキーニの育成条件
  • 日当たり:日当たりのよい場所を好みます
  • 土壌酸度:中性~弱酸性
  • 植えつけ:株間50㎝~60㎝
  • 栽培期間:4月中旬(種まき)~7月下旬(収穫)

種まき・苗の管理


種まきの時期は寒冷地~暖地で約1ケ月ほど前後します。暖地ならば4月上旬寒冷地ならば4月下旬が目安になります。

種からも簡単に育てられるので、ホームセンターや直売店で購入しましょう。ポリポット1個に2粒の種を少々離して蒔きます。離して蒔くことによって、根が絡みづらいので間引きがしやすくなります。

間引きのタイミングは、発芽後に子葉が出た時に元気な方を残して、本葉4枚まではポリポットで育てます。

苗の購入からの植え付けも良いです。時期はおおよそ1ケ月弱、遅くの植え付けです。数株の育成なら株の購入もいいですね。

ズッキーニの定植適期

ズッキーニの定植適期

植え付けの時期は5月上旬に本葉4~5枚の株を定植します。

ポリマルチを施しておくと土壌の保温効果や除草、乾燥にも効果があります。

ズッキーニは乾燥に強いので水やりは控えたいですね。

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ズッキーニ栽培の土作り

ズッキーニ栽培は、畑とプランターどちらも可能な野菜です。

畑での栽培は土作りから始めます。植え付けの2週間前までに「堆肥(2㎏)と化成肥料(40g)」を元肥の目安にしましょう。

マルチ張りと支柱たて

種まきや定植前に畝を作っておきます。株間50㎝~60㎝の一列植えです。畝間90㎝の畝高10㎝を目安にしましょう。

ズッキーニを畑で育てる場合はポリマルチを使用します。春先の低温時に土壌保温効果と盛夏の7月の乾燥対策(水やりを控える)に役立ちます。意外に面倒なのが畑の除草ですが、ポリマルチがあれば、除草作業量は1/5位に激減して楽です。

マルチが終わりましたら支柱も立てて準備します。株を植え付けてから支柱を立てると、作業中に株を傷めたことがあります。それ以来「マルチ→支柱立て→定植」としています。

プランター栽培の場合は、敷き藁で乾燥対策(ズッキーニは乾燥を好みます)をして、水やりを控えたいですね。

定植のポイント

プランター・畑栽培どちらも株に充分な水分を与えます。水を張ったバケツを用意して、ポリポットの株を一度水に沈めます。土があふれ出ないように優しく扱えば問題ありません。

ポリポットよりも深く少し大きめの穴を掘ります。苗の向きが斜めにならないように注意して、株と畑の土壌にすき間が無いように土を軽くたたいて固めます。定植後も、たっぷりの水分を与えて終了です。

ズッキーニの特性

ズッキーニの特性

ウリ科のきゅうりのようなズッキーニですが弦が伸びない植物です。その分茎がしっかり成長します。茎が成長して背丈が高くなると、強風で茎が折れてしまいます。

少々痛い話になりますが、ズッキーニの主茎にはトゲがあるので作業の際に痛い思いをしないよう注意してください。

ズッキーニの水やりについて

乾燥を好む野菜なので、水のやり過ぎには注意が必要です。

土壌の乾燥が目立ち、葉が萎えない程度で水やりを行います。水を大量に与えないで済む夏野菜は助かりますね。

きゅうりやナスの栽培では、結構な水道代がかかりますから。

ズッキーニの栽培管理

ズッキーニの栽培管理

植えつけた後はあまり手のかからないズッキーニです。順を追って説明していきます。

  1. ズッキーニは葉茎を横へ広げながら成長をしていく特性があります。弦が出ないので支柱を活用します。株を植える位置を想定して、地面に垂直に立てます。
  2. 茎が成長してきたら、支柱と茎を紐でゆるく結びます。成長に合わせて上へ結ぶ場所をあげていきましょう。
  3. 人工授粉を行いましょう。かぼちゃの栽培管理に似ています。雄花を採取して雌花の柱頭にこすりつけます。時間帯は花粉が飛ばない午前9時頃までが目安です。
  4. 不要な葉を整枝しましょう。風通しが良くなると果実の生育も良くなります。病害虫の発生も抑えることができます。

病害虫について

乾燥にはある程度の強さのあるズッキーニですが、高温多湿を嫌う植物です。多湿状態はモザイク病の発生原因といなります。

ウリハムシその他の害虫対策として、苗が小さいうちは寒冷紗ネットを使用します。春先の保温にも効果があります。

マルチも一定の効果がありますが、アブラムシ対策にシルバーマルチを使用してもいいですね。アブラムシは光るものを嫌う性質があります。被害が大きくならないうちに薬剤散布も含めて対策をしていきましょう。

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モザイク病

アブラムシが媒介するウィルス性の病気です。初期は花・茎・葉の部分にポツポツ現れて、やがて株全体に広がります。

薬剤の使用も検討すると、ガーデントップは天然成分なので野菜作りにも安心して使用できます。

オオタバコガ

形態が似ているタバコガよりも活動期間が長い特徴があります。果実に穴をあけて幼虫が食い荒らす嫌な害虫です。

カマキリやダンゴ虫が天敵のようなので、捕獲したら逃がしてあげます。あまり効果は期待できませんが、気休め程度にはなります。

追肥の手順

一番果の収穫から開始します。2~3週間に1回が目安です。

マルチをしているので液体肥料が楽です。

  1. マルチをまくる。
  2. 液体肥料を根本周辺にまく。
  3. 軽く土寄せを行う。

ズッキーニの収穫時期

ズッキーニの収穫時期

花が萎んで6~8日で約15~20㎝位に成長したら収穫です。遅くとも1週間以内に収穫しましょう。品種によってサイズは異なります。

あまり大きく育ててからの収穫は、株に負担をかけてしまいます。長く収穫を楽しむためにも負担をかけないよう収穫してください。

雨の日の収穫は止めましょう。軟腐病の原因ともなります。

ズッキーニでおしゃれな料理を!

ズッキーニでおしゃれな料理を!

西洋野菜のズッキーニは、日本に広まったのが1980年代という比較的新しい野菜になります。料理レシピも西洋料理が多いですね。

一例を挙げるとフランスプロバンス地方の郷土料理「ラタトゥイユ」です。南仏ともなるとパリの料理とは一風異なり、イタリア料理の影響が強いですね。オリーブオイルとにんにくで炒める夏野菜料理になります。

最近では「オシャレなフランス料理」として紹介されていますが、元々は野菜のごった煮です。郷土料理はおおよそこのような傾向がありますね。ズッキーニもごった煮に使用されて美味しく頂かれてます。

おわりに

ズッキーニの育て方について、苗の選び方から収穫までご説明しましたがいかがでしたか?

生育中の乾燥に強いズッキーニは夏野菜の栽培としては助かります。水やり回数が少なくて済むのは貴重です。人工授粉やら手間がかかりますが、成長が早いので楽しみな野菜です。

ズッキーニは収穫後の乾燥に弱い野菜です。流通過程で鮮度が落ちます。こういった野菜は家庭菜園で育てるメリットが高いですね。

それでは、ズッキーニの家庭菜園にチャレンジして、美味しい夏野菜を堪能してください。