トマトは普段から料理に使うことは多いですが、意外とどれくらい持つのかを知らないという方も多いと思います。
そこで今回は、トマトの賞味期限と保存方法についてご紹介していきたいと思います。
トマトの賞味期限はどれくらい?
賞味期限というのは、加工した食品に対して義務付けられている表示です。ですから、トマトには賞味期限の表示がありません。大体の目安として、スーパーで買ってきてから1週間程度がトマトの賞味期限だと言えるでしょう。
ただし、完熟トマトとして売られているものは、収穫時に既に熟していますから、スーパーで買ってからは数日しか持たないでしょう。
賞味期限と似た言葉に、消費期限というのがあります。トマトの場合は賞味期限も消費期限も同じと考えておきましょう。トマトは、傷み始めるとアッという間に劣化します。ですから、悪くなり始めと悪くなった状態に、あまり変わりはないのです。
保存方法ごとの注意点
常温保存した場合、青いトマトでしたら1週間程度、赤いトマトなら2~3日が賞味期限でしょう。
冷蔵庫で保存した場合は、1~2週間大丈夫です。ですが、青いトマトを追熟させたいなら、常温保存が良いですよ。赤くなってから野菜室に入れると良いです。その際、他の野菜や果物から出るエチレンガスに敏感に反応しますので、一緒に入れると傷みやすくなります。
冷凍保存した場合は、1カ月くらいもちます。その際は、ヘタを取っておきましょう。冷凍することで、皮が簡単に剥けるようになりますよ。
他の具材と混ぜるときの注意点
トマトをサラダに入れる人は多いと思いますが、ポテトなどほかの具材と混ぜると賞味期限は短くなります。
お弁当にサラダとして入れた場合は、夏だと半日持たないかも知れません。トマトをお弁当に入れたい場合は、ミニトマトをそのまま入れるようにしましょう。
その時は雑菌を抑えるために、ヘタは取っておきましょうね。
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トマトの賞味期限の見分け方
悪くなっていないトマトは、ヘタを見れば分かります。
新鮮なトマト程、ヘタが緑色をしています。また、形は丸く重みがあります。触ると硬くて、色は鮮やかな赤色です。
トマトをよく見て、放射線状に筋が見えるのが新鮮なトマトです。
鮮度が落ちると、形が崩れてきます。中がスカスカのトマトは、穴が開いたりします。
触った感じがブヨブヨとしていたり、皮がしおれているようだったら注意しましょう。
食べるとしたら加熱して、ミートソースなどにすると良いですよ。
- 変なニオイがしたり、液が出ている。
- カビが生えている。
- 味が変。
トマトの長持ちする保存方法・季節による保存方法の違い等
青いトマトは常温保存で追熟させれば、甘味と赤い色を出すことができます。
ですが、真夏の暑い時期には傷みやすくなるので注意が必要です。真夏には、冷蔵庫での保存をおすすめします。
買ってからすぐに食べないのであれば、冷蔵庫や冷凍庫での保存をする事で長持ちさせることができますよ。
先ほども触れた通り、他の野菜や果物と分けて保存するのもポイントです。そのためには、ポリ袋に入れて口を縛っておくと良いですね。ヘタを下にして置くことも忘れずに。箱で購入した場合は、袋を被せるなどしましょう。
もしカットして半分だけ使いたい場合は、残りの半分はそのままの状態でラップに包み野菜室に入れましょう。表面積が少ない方が賞味期限が長くなりますので、スライスなどしない状態で保存した方が長持ちしますよ。
おわりに
様々な料理に使うことができて、サラダの彩にも便利なトマト。そのまま食べても美味しく、お弁当にミニトマトを入れる習慣がある人も多いようです。そんなトマトは、生鮮食品なので賞味期限が表記されていません。
食べられるかどうかは、購入してからの日数と、味や匂い、感触で判断するしかありません。悪くなって食べられないトマトというのは、カビが生えていたり臭かったり変な味がします。
少しでもおかしいと感じたら、食べるのはやめた方が良いでしょう。