ピーマンなどの野菜には賞味期限の記載はないので、見た目や臭い、味などで消費者が判断するしかありません。では、ピーマンを食べられる期間ってどれくらいなのでしょうか?
目安としては、冷蔵庫で保存していれば購入してから1週間程度です。
ピーマンは冷凍保存もできます。冷凍の場合は1カ月くらい大丈夫です。
ピーマンの賞味期限の見分け方
ピーマンを長く保存している内に、だんだんシワシワになってくるのを見た事がありますか?シワシワしてくるのは、水分が抜けているということです。
水分と一緒に旨みも出て行ってしまっているので、食べても美味しくありません。食感もフニャッとしていることでしょう。
更に、傷み始めたピーマンをそのままにしておくと、他の野菜も傷みやすくなります。シワシワのピーマンに気が付いたら、すぐに取り出すようにしましょう。
また、変なニオイがしたり黒っぽくなっているのは、食べられません。中身を見て、白い部分が変色している場合も、傷んでいます。
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ピーマンの長持ちする保存方法
基本的に、暑い所に置いておくと傷むのが早まります。夏と冬といった季節の温度変化だけでなく、同じ家の中でも場所によって温度の差があるものです。
ピーマンは夏の野菜ですから、暑さに強いと思いがちです。確かに常温保存もOKなのですが、あまりにも高温ですと傷みやすくなります。10~14℃くらいの場所に保存しておくとベストです。
湿度もに弱いので、夏は冷蔵庫に入れてましょう。気温が下がる冬でも、冷蔵庫での保存をおすすめします。
常に一定の温度を保てる場所なら良いのですが、ガスコンロや家電の熱、エアコンの風などで温度変化が起こります。冬もなるべく冷蔵庫が良いでしょう。
冷蔵保存について
冷蔵庫に入れる時には、野菜室が良いですよ。野菜室というのは、少しだけ温度が高くなるように設定されているのです。これは、野菜が低温障害を起こして、しなびてしまうのを防ぐためです。
温度が低ければ良いというわけではありませんので、冷蔵庫に入れる時には野菜室を使用しましょう。この時、水分がついていたらしっかり拭いておくことが、長く保存するポイントとなります。
また、ピーマンはエチレンガスを発していますので、お互いのエチレンガスにやられて傷みやすくなってしまいます。ですから、冷蔵庫で保存する際には一つずつ個別に(ラップで包むなど)すると良いでしょう。
冷凍保存について
冷凍保存の場合には、種と白いワタを取り除いておく必要があります。ひと手間かける事で、ピーマンが長持ちするようになりますし、使う時にも便利ですよ。
冷凍庫に入れる時には、少量ずつラップで包んでおくと料理で使い易いです。解凍はせずに、凍ったまま使うようにしましょう。
一度凍らせたピーマンは、解凍する事で水分が抜けてしまうのです。すると一緒に旨みも無くなってしまいます。ですから、ピーマンは小分けにして冷凍するとそのまま使えて良いですよ。
新鮮なピーマンの選び方
保存方法以外で長持ちさせるコツと言えば、やはりなるべく新鮮なピーマンを買う事でしょう。
新鮮で栄養状態の良いピーマンというのは、ヘタが六角形をしています。五角形でも、乾燥しておらず変色がなければ美味しいでしょう。
赤くなっても食べられるのですが、保存がききません。やはり緑の濃い色を選ぶようにしましょう。
おわりに
ピーマンの賞味期限と、賞味期限を伸ばす保存方法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
購入後の保存期間をなるべく長くしたかったら、キレイな緑色でハリやツヤのあるピーマンを買うようにしましょう。また、冷蔵庫や冷凍庫での保存方法のポイントも確認しておきましょう。
異臭がしたり、黒くなったピーマンは食べないようにしましょう。