シソは、シソ科シソ属の芳香性の一年草。主に赤ジソと青ジソを指しますが、エゴマもシソの仲間だと知っていましたか?
また、よくお店で売られている大葉ですが、じつは青ジソの葉と大葉は同じものです。
葉だけの状態で香味野菜として売られているものを大葉、植物としての葉は大葉とは言いません。葉の販売名として大葉となったようで、素材としての呼び名も大葉と呼ぶことがほとんどです。
香味野菜として大活躍のシソ。一年中手に入りますが、旬の5月~9月価格も安く大量に手に入れることができます。
美味しく食べるための保存方法、賞味期限、選び方を調べてみました。
シソの保存方法
シソの適した保存温度は8℃です。冷蔵庫よりも、野菜室の温度がシソに適しています。
シソは乾燥が苦手なので、水分を保ちつつ空気に触れないようにすることが、鮮度を保つポイントになります。
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葉の保存方法
シソの葉を1枚ずつ濡れたキッチンペーパーにはさみ、フリーザーパック・タッパー・ポリ袋・ラップに入れて、冷蔵庫の野菜室で保存。(冷蔵庫のドアポケットでも大丈夫です)
または、水を少量(1㎝弱)入れた瓶にシソの茎がフタの方にくるように入れます。フタをしっかり閉めたら逆さにして冷蔵庫へ。
4~5日に一度、水を入れ替えると長期保存可能です。
切ったシソの保存方法
タッパーにキッチンペーパーを湿らせて底に敷き、切ったシソを入れてフタをして冷蔵庫へ。
刻んだシソの保存方法
瓶にオリーブオイルを入れ、刻んだシソを加え冷蔵庫で保存します。
※一緒に刻んだニンニク・塩を混ぜ合わせておくと、パスタや焼き魚のソースとしても使えますよ。
冷凍したシソの保存方法
シソの水気をキッチンペーパーで拭き取ります。
新しいキッチンペーパーの上半分に、シソを並べて半分折り重ねます。
この時に重なっていても、刻んだものでも大丈夫です。そのままフリーザーパックに入れ、空気を抜き冷凍庫に。
※4~5枚重ねて巻きラップで包んでフリーザーパックに入れて冷凍しても大丈夫です。
使用する時は、解凍せずに使いましょう。
賞味期限
- キッチンペーパーにはさんで、冷蔵庫(野菜室)に保存した時の賞味期限は…1~2週間程
- 瓶に入れて冷蔵庫で保存した時の賞味期限は…3~4週間程
- 刻んだシソの賞味期限は…1~2日程
- オリーブオイルに漬けたシソの賞味期限は…1~2ヵ月程
- *冷凍したシソの賞味期限は…1ヵ月程度。保存期間は3ヵ月可能です。(この差は、美味しく食べることができる期間と保存できる期間の違いです)
シソの葉の裏に、匂い袋があるのを知っていますか?
包丁でシソを切ると匂い袋が壊されてしまい、風味がすぐに失われることに。
賞味期限には関係ありませんが、はさみでシソの葉を縦に切ったあと横に切ると、風味が損なわれずにすみますよ。
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シソの見分け方・選び方
美味しく食べ、日持ちさせるには、やはりより良いものを選びたいですね。
そのための見分け方・選び方を紹介します。
新鮮なもの
- 鮮やかな緑色のもの
- シソの香りが強くするもの
- ピンと張りがあり、みずみずしいもの
- 黒ずんでいたり、変色していないもの
- 切り口が変色していないもの
※大きすぎるシソは硬くなり、育ちすぎで風味が落ちています。程よい大きさのものを選びましょう。
傷んだシソ
- カビが生えてるもの
- 黒ずんで、変色し過ぎているもの
- しなび過ぎているもの
※少しの変色でしたら、天ぷらにして食べるのがおすすめです。変色が気にならずにすみますよ。
まとめ
旬になると大量に安く手に入りますが、シソは収穫した時から劣化し始めます。
常温でも保存できますが、その日のうちに食べた方が良いでしょう。
シソは、免疫力を高め栄養価も高く、身体に嬉しい食べ物です。保存法を駆使して、料理にプラスして食べていきたいですね。