ニラはゆり科の多年草で、ネギ属に属す緑黄色野菜です。歴史は意外と古く、「古事記」や「万葉集」にも出てきます。
ニラは年中出回っていますが、実は春が旬って知っていましたか?(黄ニラや葉ニラは時期が前後します)
香りが強く、柔らかくて美味しいので春のニラも食べてみてくださいね。また、暑さに強く栄養面でもかなり優れています。真夏にも収穫できる貴重な葉野菜です!
ニラの保存法や賞味期限を知って一年中美味しくいただきましょう。
ニラの賞味期限は?
ニラは乾燥に弱く傷みやすいので、そのままの状態であれば早めに食べてください。明確な「この日まで!」という賞味期限はありませんが、傷んだり劣化すると見た目で判断することができます。が、栄養価が高い野菜なので低下する前に食べきりたいですね。
賞味期限の目安としては、そのままであれば3日程度でしょう。冷蔵庫の野菜室に入れるのをお勧めします。
ラップに包む前に、キッチンペーパーでくるんでおくと4~5日ほど日持ちします。もちろん冷蔵庫の野菜室に、できれば立てて入れます。
では、切って水に浸した状態のニラはどうでしょうか?2日に一度水を交換しながら冷蔵庫に入れておくと、賞味期限は5~10日程になります。冷凍したニラは賞味期限が1ヵ月程度です。使うときは、そのまま使えて便利ですよ。
くれぐれも解凍せずにお使いください!
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見分け方と選び方
美味しくいただくためには、買うときの選び方・見分け方もポイントになってきます。
買うときの参考にしてくださいね。
新鮮なニラ
- 葉の幅が広めで肉厚なもの。
- 葉が折れず、葉先までピンとしているもの。
- 鮮やかな緑色のもの。
- 葉が真っすぐで、ハリがあるもの。
- みずみずしい切り口で、ニラの匂いが強いもの。
※緑色も濃いすぎるものは苦味が強いことがあるので、極端に濃いものは要注意。
傷んだニラ
- 異臭や悪臭がする。
- 溶けてドロドロになっている。
- ぬめりがある。
- 変色している。
ニラの束を手で持った時に、ダレいて曲がらないものを選ぶと良いでしょう。
しなびているものや、葉が折れてたり葉先の色が変わってきているものは、鮮度が落ちているので避けます。ただ、葉先の色が変わってる程度なら食べることはできます。
ニラは香味野菜です。香味野菜は野菜独特の匂いが強いので、匂いを嗅いでみるのも選ぶポイントに。
ニラの保存方法
保存に適した温度は0~5℃です。常温保存にニラは適していないので、冷蔵庫の野菜室で保存します。
野菜室で保存する
乾燥予防・水気予防のため、束ねているテープをはずしてキッチンペーパー、ラップの順で包みます。できれば立てて野菜室にいれます。
カットして冷蔵庫で保存する
食べやすく切って保存容器に入れ、かぶるくらいの水を注ぎます。フタをして冷蔵庫に。(野菜室でも)
みずみずしい状態で保たれます。
冷凍保存する
使いやすく用途に合わせて切ります。フリーザバックなどに入れて冷凍庫に。
大量にニラがあるときは冷凍がおすすめです。
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まとめ
ニラは、「黄ニラ」「花ニラ」もあります。黄ニラは、甘みがあり柔らかくニラ特有の臭みがありません。生で食べることが可能。
花ニラは、中華食材として食べることが多いです。通常食べているニラは「葉ニラ」になります。
ニラは栄養素が高く、ビタミンKや葉酸も含まれていて積極的に食べたい野菜です。食欲のない時にでも食欲増進作用があったり、雑炊や汁物にプラスするだけでも栄養が摂れるのもいいですよね。
女性には嬉しい美肌成分や、肌の老化や劣化を予防・防ぐ抗酸化作用も!また、整腸作用もあるので下痢や便秘にも効果が期待できます。冷凍庫にストックしておいて、色々な料理に取り入れましょう。