一年中食べることができて、いろんな料理で楽しめる野菜として小松菜は人気です。
お子さんの離乳食に使用することもできるので、多くの家庭で親しまれていますが、小松菜の賞味期限を知っている人は意外に少ないです。
そこで、小松菜の賞味期限に関してご紹介していきます。
小松菜の賞味期限はどれくらい?
通常、食材というのは賞味期限が記載されています。しかし、野菜の種類によっては賞味期限が記載されておらず、どう判断したらいいのかわからないという場合も多いです。小松菜も賞味期限が記載されていない野菜です。
したがって、どれくらい持つのかわからない、と悩んでいる人も多いと思いますが、生の状態で保存しておくと夏場の常温で1日、冬場の常温で4日程度持ちます。
冷蔵庫保存であれば3日、冷凍だと1週間程度持つことになりますが、風味や食感が損なわれてしまうかもしれません。
どの方法もきちんと処理をして保存しなくてはいけませんし、保存の仕方によっては、もう少し賞味期限を長くすることが可能なので、保存方法はしっかりと覚えておきましょう。
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賞味期限の見分け方
賞味期限がはっきりと明記されていない小松菜ですが、ある程度の傷みに関しては目視で判断することができます。生の状態で保存している場合は、すぐに傷みやすくなってしまうので注意が必要です。
まず、傷んでしまった場合は、葉の部分に変色・ぬめりが発生します。変色というのは葉の色が濃くなり、触れると滑った触感や葉が簡単に破れる、というような状態になっていることを指します。この場合は、まだ軽い傷みと判断でき、傷んでいる部分だけをカットして食べることは問題なく可能です。
ただ、完全に腐っている場合は、ツンとする匂いがしたり、茎の部分が溶けてしまっているような状態なので、賞味期限がすでに経過している状態だと言えます。なので、食べたりするのは絶対にやめましょう。
葉や茎の部分に白いカビが発生する場合も多く、その表な状態でも傷んだ部分だけカットして食べるというのはおすすめできません。
やはり、せっかく食べるのであれば美味しく安心して食べたいと思うのは普通のことなので、少しでも不安を感じるような状態の時は、思い切って廃棄することが賢明です。特に、お子さんのいるような家庭では安易に食すことがないように注意してください。目安としての賞味期限が切れた場合には一度、大丈夫かどうか判断してみるのも大事ですよ。
小松菜の長持ちする保存方法
小松菜は葉野菜の中でも長持ちする野菜ですが、それでも何もせずに保存するよりはいったん処理をしてから保存すると一層長持ちしますよ。
常温での保存方法
小松菜の根の部分を水につけ、しばらく置きます。そのあと、表面の水分を拭き取ってキッチンペーパーで茎の部分をきっちり包んで、ビニール袋に入れましょう。
根の部分を下にして立てて保存しておくと、長持ちしますよ。小松菜は乾燥に弱く、環境の変化にも弱いので、きちんと水分を吸収させた後に保存すると、長持ちしやすいです。
冷蔵庫保存の方法
実は、冷蔵庫というのは非常に乾燥しやすい場所なので、小松菜の保存は向いていません。
しかし、一般的な家庭の保存は冷蔵庫が基本だと思うので、保存処理の方法は常温保存と同じように水分をしっかりと吸収させて、立てて保存するようにしてください。
野菜室が冷蔵庫内ではもっとも乾燥しない場所なので、きちんと野菜室で保存しましょう。
冷凍保存の方法
お子さんの離乳食に使用する場合や、忙しいお母さんの場合は、冷凍保存がおすすめです。
小松菜は冷凍保存が最も適しているとも言われているので、覚えておくと便利ですよ。
方法は、そのまま生で冷凍してしまう方法と、茹でてから保存する方法があります。
生の場合は2週間程度持ち、調理の際に自由が利くことがメリットです。
茹でてからの場合は、1ヶ月程度持つことが大きなメリットで、少し使いたいという時に便利です。ただ、茹でてから保存した場合は、栄養素が出ていきやすいので、焼いたりせずにスープなどの汁物にすることをすすめます。
解凍方法は、汁物であればそのまま入れてもいいですし、生のまま召し上がるのであれば流水解凍が適しています。
おわりに
野菜の賞味期限は見極めが少し難しいです。
なので、しっかりと保存方法と賞味期限の目安を覚えておくと料理をする際に便利なので、参考にしてみてくださいね。