インゲン(インゲン豆)は、マメ科の1年草。原産国は中央アメリカで、日本に伝わってきたのは江戸時、名前の由来でもある「禅師 隠元」によって広められました。
インゲンは緑黄色野菜で、栄養素が多く含まれています。6~9月が旬なので、夏バテ予防のためにも積極的に食べたいですね。
今回はインゲンの賞味期限、選び方・見分け方、保存方法について調べてみました。
Contents
いんげんの賞味期限
インゲンは、常温では鮮度をあまり保つことができません。では、どれくらい持つのでしょうか?
意外とインゲンの賞味期限は分からないですよね。はっきり「この日!」というものはありませんが、下記を参考にされて下さいね。
生のインゲン
生のインゲンの賞味期限は、1週間程です。
傷んだインゲンや傷みかけのインゲンを取り除いておくと、さらに鮮度が保ちやすく日持ちしますよ。
茹でたインゲン
茹でたインゲンの賞味期限は、2~3日程度です。
茹でたインゲンは日持ちしません。生のものより傷みやすいので、なるべく2日以内に食べきりましょう。
冷凍したインゲン
冷凍したインゲンの賞味期限は、1ヵ月程度です。
インゲンは日ごとに鮮度が落ちます。賞味期限に関係なく、できれば早めに使い切りましょう。
また、茹でたりカットすると冷蔵庫に入れても傷みやすいので注意して下さいね。おかしいと感じたら処分しましょう。
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インゲンの保存方法
インゲンは乾燥に弱く、最適な保存温度は4~7度です。常温よりも、冷蔵庫の野菜室が保存に適しています。
また、乾燥しないように注意しましょう。
生のインゲンの保存方法
ラップか新聞紙に包む、もしくはフリーザーパックに入れて冷蔵庫の野菜室に入れます。
茹でたインゲンの保存法方法
茹でたインゲンは水にさらさずザルにあげ、自然に冷めるまで放置。水気を抑えることができます。
濡らしたキッチンペーパーを敷いたタッパーにインゲンをのせ蓋をして冷蔵庫に。
冷凍したインゲンの保存方法
筋とヘタを取り、固めにサッと茹で(15~16秒)氷水で冷やして水分をしっかり拭き取ります。
平らになるようにフリーザーパックに入れて、空気を抜きながら閉じて冷凍庫に。この時に金属トレイに乗せると急速冷凍になりますよ。
冷凍インゲンは、そのまま調理できますが、自然解凍や電子レンジでの解凍もできます。
インゲンの見分け方・選び方
インゲンを購入する時は、できるだけ新鮮なものを選びましょう。そうすると日持ちが全然違ってきます。
当たり前ですが、美味しさも違いますしね!
新鮮なインゲン
- 緑色が濃く、鮮やかなもの。
- 先がとがり、ハリがあるもの。
- ヘタの切り口がキレイ(茶色になっていない)なもの。
- 全体的に細目で、ぼこぼこせず真っすぐなもの。
傷んだインゲン
- ぬめりがあり、糸を引いている。
- 異臭がする。
- 変色し、茶色になったり黒くなる。
大きく太いインゲンは、育ちすぎの可能性が高いです。細目のものがおすすめです。
曲がっていても味に変わりはありません。
傷んだインゲンは、わりと見た目で判断できますが、「変だな?」と思ったら食べるのをやめましょう。
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まとめ
一年中手に入るインゲンですが、やはり旬のものには敵いません。ぜひこの時期に食べたいですね。
緑黄色野菜なので栄養価が高いのはもちろん、必須アミノ酸がとても多く含まれています。
インゲンは、この必須アミノ酸バランスを表した数値(スコア)が73もあるんです。100が1番高く、インゲンほどアミノ酸スコアが高い食品は、なかなかありません。
また、ビタミンKも豊富に含まれています。成人に必要な摂取量を簡単に取ることが可能です。
体を作っていくために必要な栄養素が、たくさん詰まったインゲン。子供から大人まで、積極的に食事に取り入れていきたいですね!