冬に植える野菜

タラノキ・タラノメの育て方!栽培時期や植え付け〜収穫までの管理について

タラノキ・タラノメの育て方!栽培時期や植え付け〜収穫までの管理について

タラノキは春の山菜で3月~4月の新芽を食用とします。

スーパーや直売所などの店頭で、販売されているのを見かけると春を実感します。しかし、「たらのめ」は採取したらすぐに食べる方が、鮮度や香りを損なわずに済みます。

「タラノキ」は庭の敷地でも気軽に育てられ、やや日陰なくらいの北側の敷地でも充分に育ちます。春を実感する「タラノキ」を家庭栽培で気軽に育ててみましょう

タラノキの栽培時期と育成条件

タラノキの栽培時期と育成条件

 

タラノキの育成条件
  • 日当たり:日陰でも育ちます
  • 土壌酸度:中性
  • 植えつけ:株間50㎝前後
  • 収穫期間:3月~4月下旬(新芽)

苗の管理

量販店や直売所で苗を購入しましょう。「タラノキ」にはトゲが有ります。美味しい山菜だから、採取されないように自然の力なのかなと感心してしまいます。

しかし、食用に庭の敷地で育てるのにトゲは痛いし刺さると不快です。草むしりや枝の剪定で痛い思いもしたくはないですね。そこで、トゲなしタラノキが販売されているのでこちらがおすすめです。

50㎝くらいの苗がポット販売されています。金額は1,000円前後での販売が多いようです。冬から春(12月~3月)に植えつけましょう。

11月になると、苗の半額販売などを見かけることがあります。これは、タラノキが落葉してしまい見栄えが損なわれるからだと思います。期間は短いのですが株としても問題なく育てられ、お得に購入ができます。

タラノキの定植適期

タラノキの定植適期

ウコギ科タラノキ属のタラノキは低木になります。原産地は東南アジアや日本・中国になります。自生しているタラノキは山中なので、強い日照が必要な樹木ではありません。日照問題で定植する場所に困ることはないでしょう。

定植は夏~盛夏を避ければ可能です。適した時期は12月~3月が良いでしょう。収穫が4月になるので、1年目は収穫せずに伸ばしてあげましょう。次年以降の収穫につながります。ただし、真っ直ぐ伸ばすように新芽は選んで、不要な脇芽は取ってしまいましょう。

地植えの場合、株間は50㎝の確保をしましょう。2m~4m位に成長して、葉っぱが生い茂ります。隣の家の敷地に隣接する場合は越境しないよう配慮が必要です。

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タラノキ栽培の土作り

鉢栽培・露地栽培どちらも可能なタラノキです。初めに鉢栽培です。2m~4mくらいに育つタラノキを鉢植えで育てるなら、8号鉢などしっかりした鉢植えにしましょう。株の伸びを止めてしまうのも必要です。

赤玉土5:ピートモス5の割合で混ぜた土が良いでしょう。あまり大きく育てると収穫も鉢植えとのバランスも悪いので、2mくらいで成長を止めてしまってもよいですね。

次に露地栽培です。畑の黒土なら問題ありません。赤土でも育てたことがありますが立派に成長しました。露地栽培なら土質は気にしなくてもよいです。

タラノキの植え付けと水やり

苗と苗との間隔を50㎝以上とり、植え付けの際に株を少し上がるように植えつけます。その後土寄せをすれば水はけの良い状態に保てます。

鉢植え・露地栽培どちらにも言える事ですが、水分過多は根元を腐らせる原因になります。植え付け後は水やりに注意が必要ですが、その後は表土が渇くようなら水をあげる程度で育ちます。露地栽培なら植え付けが安定したら、水やりの必要性は低いです。

タラノキの肥料の与え方

鉢植えの場合は年に2回ほど堆肥と土を混ぜたものをまいてあげてもよいでしょう。水やりを繰り返すうちに流れてしまう土の補充のようなイメージです。成長が遅いようなら化成肥料を与えてあげましょう。

露地栽培の場合は肥料の心配はありません。成長が悪い場合は肥料を疑うより植え付けが上手くいっていない、水分が多すぎる等他に原因があるでしょう。

定植のポイント

タラノキの植え付けと水やり

12月~3月に行います。自生している山中の環境から、強い日照は必要としません。敷地の空きスペース(北側)に定植しても育ちます。

新緑や紅葉を楽しめるタラノキは、庭の目に付くところに定植してもよいでしょう。秋の始まりには黄色く色づいた葉っぱを見せてくれます。

株元の雑草処理が面倒なら、株元に木片チップを敷いて美しく見せる事も良いですね。元々は山中に自生している低木なので、木片が地面を覆っているのは自然な環境です。

タラノキの特性

タラノキの特性

あまり枝分かれしないで天に伸びていく特性があります。枝の込み過ぎの心配は少ないのですが、成長する枝を1本に絞った方が管理しやすく見た目もよ良いです。

株高は2~4mの成長です。2mくらいが収穫の限界と思います。自分の背丈に合わせた成長が理想です。毎年脚立を出して収穫するのでは厳しい。成長をある程度コントロールが必要なタラノキです。

水のやり過ぎは根元を腐らせるので、水分の与えすぎは注意しましょう。手間がかからずに成長してくれて、毎年春には新芽が収穫できます。

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タラノキの栽培管理

タラノキの栽培管理

植え付けが上手くいけば、2年目から収穫が可能です。ただし、2年目の収穫は3個くらいまでに控えましょう。3年目以降、収穫量が増加します。

一度の収穫で1本当たり2~3個の新芽が収穫できます。家族でたらのめを味わうなら5株位植えておくとよいですね。

鉢植えなら表土が乾いたら水やり。露地栽培なら水やりの心配は必要ありません。日当たりが良く、雨天が無いようなら水やりを行いましょう。

病害虫について

カミキリムシ

あまり病害虫の心配のないタラノキですが、ときおりカミキリムシを見かけることがあります。株元あたりに木くずがあると、タラノキに寄生している場合があります。見つけたら駆除、穴を見つけたら殺虫剤を投与しましょう。

立枯れ病にも注意が必要です。立ち枯れ病にかかると根が腐り、葉っぱが黄色に変色します。悪いことに周囲のタラノキにうつります。見つけたら株ごと取り除く必要があります。

1度立ち枯れ病にやられたことがありますが、株ごと除去して他への伝染は防げました。大ごとになって全滅する前に除去が大切です。空いてしまったところには、他の地面から新芽が育ってきたので移植します。

タラノキの収穫時期

タラノキの収穫時期

定植後2年目は控えめ、3年目から収穫を行います。毎年3~4月に新芽が出てきますので早めに収穫を行います。伸ばす新芽は1個残しておいて、驚くほど脇芽が出てきますので、こちらも収穫です。

出てきた新芽も、3日ほど放置すると大きく成長してしまいます。こうなると食材として適していません。5~7㎝までの柔らかい状態の新芽が適しています。

長く新芽を収穫すると5月初めまでは楽しめます。収穫しても収穫しても次々に成長するので長く楽しめるタラノキです。

おわりに

タラノキの育て方について、苗の定植から収穫までご説明しましたがいかがでしたか?

春になると収穫できるタラノキは、庭に1~2本植えておくとよいですね。新芽や紅葉も楽しめる低木です。収穫したらすぐに食卓に提供できるのは家庭栽培のメリットです。

水やりの心配もほとんどなく、肥料も手がかからずにほとんど放置の状態です。しかし、剪定は行った方が良いです。枝を切るというより、新芽の残し方がポイントです。

病害虫の心配がないのは育てる方はとても気が楽です。根っこが思いのほか広く張っていくので、少し離れたところから新芽が出てきて株に成長することもあります。あちらこちらがタラノキだらけになっても困るので1ケ所にまとめたいので引き抜きは必要です。

苗はホームセンターや直売所で手頃な金額で購入できるので試しに植えてみましょう。収穫を考えると5本くらいあると家族で新芽の料理を楽しめます

ぜひタラノキの家庭栽培にチャレンジしてみましょう。毎年春の訪れと同時に「たらのめ」を収穫して、てんぷらやお浸しにして季節を満喫しましょう!