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古い土は簡単に再生可!リサイクル方法を紹介!プランターの土も上手に再利用しよう

アイキャッチ画像 土の処分と土のリサイクル

古い土の処分?って、何かと大変・・。
どう処分して良いものか?悩んでしまいますよね?

使い終わった土は、一般ゴミのようにサッと捨てる事ができませんし、河原や公園などに勝手に捨ててしまうと、違法行為になってしまいます。

気軽にプランター栽培を始めたものの、使用後の土をどうするか?と言う所までは、あまり考えが及ばないものです。

プランターの土

多くはホームセンターなどで、家庭菜園用の土を買って来られる方も多いと思いますが、土にも寿命があります。

家庭菜園をしていると、いつしか悩みの種になるのが、この『古くなってしまった土の処分』ではないでしょうか?

しかし、いざ捨てるとなっても、どう捨てたら良いのか?良く分からない?のが現状です。

そこで、どうしても土を処分しなくてはいけなくなった場合の、土の処分方法を初め、プランターや植木鉢の古土を、捨てず簡単に再生させる方法を、画像を使い御紹介していきます。

古土をリサイクルする事ができれば、毎回新しい土を買わなくても、プランターの土も使い回しできますし、コスト削減につながります。

土の処分方法

土の処分
【最寄りの環境センターに、電話で問い合わせてみました】
産廃扱いで捨てるにしても、園芸用の古土などは、10㎏200円などのお安い値段では、捨てて頂けないのが現状です。

処分する土の量によっては、古土の処分は費用がかなりお高くなってきます。まずは、どれくらいの土を処分するのか?が問題です。

「鉢植え1杯分くらいの、ごく少量の土であれば、燃えるゴミに、少量づつ混ぜて捨てて下さい」とアドバイスを頂きました。

しかし、この場合は、必ず少量を厳守する必要があります。

また、このように燃えるゴミに混ぜて、少量づつ古土を捨てる行為は、どうしても仕方ない場合のみに限ります。

このように土の処分は、どう処分するにしろ、時間や手間がかかってしまいまいます。

そして、地域によっても捨て方は異なります。現状では、土を処分してくれる所は少ないのが現状ではありますが、まずは最寄りの役所や自治体、環境センタ-、クリーンセンター、などでお問い合わせしてみて下さい。

また、もしお近くに、ホームセンター、ユニディー(東京都、千葉、埼玉、神奈川)の店舗がございましたら、商品購入が前提ですが、古土を回収してもらえる店舗もあります。

そして、福岡市など埋め立て施設があるような自治体でしたら、直接施設に持ち込んで回収してくれる所もあります。

横浜や札幌市などの自治体では、不燃ゴミと言う位置づけで回収可能になっています。

また東京都の一部でも、指定された場所であれば、土の処分が可能な所もありますが、土の処分の位置づけは、各地域ごとで異なるのが現状です。

このように、土の処分をしてくれる地域は、残念ながら非常に少ないと言えます。

その他の土の処分方法としては・・
・庭がある家でしたら、庭土としてまきます。
・知り合いで畑をやっている方に、許可を得て土をまかせてもらうなど・・

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有料での土の処分

有料

費用がかかっても良いので、それでも処分したい場合は?
有料での処分は、建材屋など、古い土を回収してくれる、専門の業者に依頼する事になります。

費用はかかりますが、遠方でも対応可能な業者さんもあります。土は、建築する際の基礎作りやコンクリートに使われるなど、再利用可能なものは、大切な資源としてリサイクルされます。

有料の場合、手数料は別として、業者さんや土の状態にもよりますが、土1㎏あたり、平均して100円~200円くらいの費用がかかる事が予想されます。

土の状態とは?
土に草や根、石などの混合物があるか?ないか?によっても、料金に差がでる場合もありますので、事前に良く確認しましょう。

マンションなどの、ベランダで余った土などは、直接取りに来てくれるような業者さんが便利かもしれません。このように、有料サービスを利用するのであれば、土の処分はさほど難しくありません。

しかし、有料はちょっと・・。と言う方も多いですよね?今後も家庭菜園を続けるのであれば、土の買い足しや処分は控え、やはり『土はリサイクル』をして使用するのが、一番ベストなのかもしれません。

このように、土を捨てる手段は、残念ながら非常に限られています。今まで安易な気持ちで、ホームセンターで土を買っていましたが、土の買い足しには、充分注意し環境にも配慮しないといけませんね(汗)

古い土はなぜ?そのまま使ってはいけないの?

手の平に乗せた土

古くなってしまった?やせた土を、そのまま使ってしまうと、前作物の病害虫をそのまま引き継いだり、土壌の不純物の影響で根張りが悪くなるなどのトラブルが起こりやすくなります。

理想は、毎回『新しい土』を使う事ですが、毎回新しい土を使う?と言うのも、現実的には無理があります。

古い土がどんどん増えてしまう原因にもなりますので、役所や自治体でも、【土のリサイクル】を推奨しています。

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古い土を生きた土にする

生きた土のイメージ

植物の成長に貢献する土は、やはり『生きた土』です。

植物の成長に適した生きた土とは、土壌の有機物を分解してくれる微生物の存在があり、なおかつフカフカで根が張りやすく、保肥性や通気性に優れた土です。

しかし、初めは養分の多かった土も、使用しているうちに、しだいにやせて、栽培には適さない土になっていきます。

使用後の土は再利用を検討しよう

土は、植物の大切な土台となるものなので、使用後の土をそのまま使う事はあまり推奨されません。とは言え、処分するのもやはり手間ですよね?

そこでお勧めは、やはり土の再利用です。使用後の土は消毒殺菌し、適切な方法で土のリサイクルされるのが一番おすすめです。

ただし、殺菌消毒後の土は、とても栄養不足な状態です。そこで、最終仕上げとして足りない堆肥(有機物)や肥料を足してあげる事で、処分しなくても、古土を簡単に生き返らせ【生きた土】として再利用する事ができます。

このように、使用済みの古い土は、処分するよりも、再利用するのが一番エコな方法と言えます。

プランターや鉢植え用の、土を買い足す際は、最終的に後々の『土の処分』の手間も視野に入れながら買い足しすると失敗がないでしょう^^

このように、使用後の土でも【生きた土】として簡単に再生する事ができますので、その方法も順番に紹介していきますね。

土を使わない『水耕栽培』も人気です。

アイキャッチ画像 室内栽培
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土のリサイクル(再生)方法

土のリサイクル

古くなった土とは言え大切な資源ですので、ベランダや庭の土も下記のような方法でリサイクルしていきましょう。

また、土のリサイクル方法は、殺菌の手順が冬場と夏場では違います。土を再生したいシーズンに合わせて、以下の方法をお試し下さい。

準備する物

・ふるい(荒目、中目、細目)
・ゴミ袋(透明もしくは黒)
・ジップロック
・あれば軍手

土の殺菌に使用するゴミ袋は透明もしくは黒?

透明ゴミ袋or黒いゴミ袋

土をリサイクルする際に、ゴミ袋に入れて殺菌するのですが、ビニールの色?何色のビニールでも良いのか?気になりませんか?

太陽光で地熱を利用した殺菌では、日差しの強さによって、透明の方が効果がある場合と、黒の方が効果がある?場合があります。

透明のゴミ袋にするのか?黒いゴミ袋にするのか?は、リサイクルする時の日差しの強さで使い分けると良いです。

透明のビニール袋
例えば、透明のビニールは、太陽光を通しやすいので、土に直接太陽熱が伝わりやすくなります。よって、真夏の炎天下など日差しの強い時は、透明ビニールがお勧めです。

黒のゴミ袋
しかし、そこまで日差しが強くない時期なら黒ビニールです。黒ビニールは、熱を吸収しながら、ため込むので内部の温度が上昇しやすいからです。

よって、日差しが弱い時は、黒ビニールの方が殺菌効率が良くなります。

ゴミ袋の色は、その時の『日差しの強さ』を考慮して選ぶと良いですょ。迷うようなら、無難に黒のゴミ袋でOKです。

土のリサイクル時にふるいを使うのはなぜ?

園芸用のふるいは、荒目、中目、細目がセットになっています。100均でも荒目(5㎜)や細目(1.5㎜)にふるいでしたら簡単に入手可能です。

100均荒目(5㎜)のふるい↓
荒目のふるい

100均細目(1.5㎜)のふるい↓
細目のふるい

しかし、100均には『中目のふるい』はありせんので、鉢底ネットをカットし、荒目のふるいの底にひいて、中目(3㎜)として代用しても良いでしょう。
(下記参照)

中目のふるい 代用編

園芸用のふるいには、荒目、中目、細目があります。3種類のふるいがセットになったものが、便利です。

土作りをする際に、ふるいをかける理由は、ゴミや病害虫、卵、などを取り除くだけでなく、ふるいにかけて充分な空気にふれさせる事で、通気性や排水性も良くなるからです。

荒目のふるいにかけたら、必要に応じて中目(中目は省いてもOK)、最後に細目のふるいにかけていきます。

また、細かく砕けた微塵状態になった土を、細目のふるいでよける事で、微塵による根詰まりを防止し、根が酸素を呼吸しやすくなります。

微塵になった土は、空気の通り道がふさぎやすく、土が固まりやすくなりますので、細目のふるいを使い、微塵になった土は取り除きましょう。

根も呼吸しています。ふるいにかけると、かけない?とでは、成長に大きく差がでます。
面倒と感じるかもしれませんが、このひと手間は、とても大切な作業です。

3種類のふるいがあれば、臨機応変に用途に応じて使い分ける事ができ便利です。お安い物だと、3種類セットでも、500円~600円くらいで市販されています。長く使いたいのであれば、ステンレス製がお勧めです。

身近なザルやメッシュ容器で代用もOK

土をふるいにかける際、代用品として身近な物を使うのもあります。例えば、細目であれば家庭用のザルでもOKですょ。

荒目の場合だと、メッシュになっているプラスチックケースやカゴなど、身近にある物で代用可能です。

家の中を探せば、わざわざ買わなくても、以外と代用できそうな物が見つかるかもしれません○^^○

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土のリサイクル手順

土のリサイクル2

準備が整いましたら、さっそく土のリサイクルをしていきましょう。まず、一度使った土の中には、植物の葉っぱや根っこ、そして固形肥料など、いろいろと必要がない物が残っています。

そのまま使用してしまうと、根の成長を阻害したり、肥料過多、病害虫など、いろいろと悪影響が出ますので、いったん綺麗に取り除く必要があります。

そこで、まずはふるいにかけて、ゴミを取り除いていくのですが、その前にプランターの土を地面に広げてしっかりと乾燥させます。

土を広げて乾燥させている画像

乾燥させる事で、土やゴミ類が砕けてくるので『ふるい』にかけやすくなります。

土がしっかり乾燥したら、目につく大きなゴミだけ、サッと取り除き、ふるいにかけていきます。

まずは大きなゴミを取り除くために、荒目のふるいにかけていきます。

荒目のふるいにかけている画像

荒目や細目のふるいは、ダイソーで100円で入手できますので、あまりコストをかけたくない人にもお勧めです。

土を荒目のふるいにかけていくと、枯れた植物の根や葉っぱ、そして暖かい時期に産卵した虫の幼虫や卵など、いろいろと出てきます。

底石だけは、また再利用しますので、別の場所によけておきましょう。荒目のふるいに残った物は、ほとんどが石ころや固い土、細かい根やゴミなので使用しません。

その次は、中目のふるいにかけていきます。土が乾いていれば、サッと下に流れ落ちていきますので、さほど面倒な作業ではありません。

中目のふるいは、省いても良いですが、もしあるのであれば、せっかくですので使用された方が、さらに通気性が良くなるのでお勧めです。

中目のふるいにかけている画像

そして、最後は細目のふるいにかけて、微塵になった土をよける作業です。最終的に使用する土は、この細目のふるいに残った土になります。

細目のふるいにかけている画像

細目のふるいにかけて出て来る、細かな微塵は、もう使用しません。

微塵になった土

細か過ぎる微塵化した土は、根づまりの原因となり、通気性が悪くなってしまうため、取り除く必要があります。最後に、細目のふるいにかけるのはこの為です。

ふるいにかける作業は、少々面倒ですし大変に感じるかもしれませんが、このひと手間は植物の成長に直結してきますので、大切な作業のひとつと言えます。

土をふるいにかけ終わったら、次は殺菌作業に移ります。

古い土の中には、病害虫など細菌や病原菌が残っています。前作物で、病害虫にやられた場合も殺菌作業は必須です。しっかりと殺菌をし、感染経路を経つ必要があるからです。

古土のリサイクルでは、ふるいにかけゴミなどの不純物を取り除くまでの工程は、夏場も冬場も同じですが、これ以降の殺菌手順は、夏場と冬場では、その方法が異なります。

ここから先は、夏場と冬場の殺菌方法を分けて紹介していきます。

冬場の土の殺菌

冬場は、気温が低く太陽光による地熱での殺菌は難しいので、熱湯消毒で土を殺菌していきます。

手順1 土を熱湯消毒する

土の入ったジップロックの中に熱湯を入れている画像

ジップロックに、古土を入れて沸騰した熱湯を注ぎます。土が隠れるくらいの、多めの湯を注ぎ入れて下さい。まんべんなく熱を行き渡らせる事がキモです。

この作業は、軍手などをすると良いでしょう。火傷には充分御注意下さい。バケツなどの容器に、土の入ったジップロックを入れ、固定させた状態で熱湯を注いだ方が安全です。

金属製のたらいに入れて、熱湯を入れてもOKです。
*ただし、プラスチック製の容器に熱湯を入れてしまうと、溶けてしまうので、御注意下さい。穴が空いている容器は、途中で熱が逃げ、充分な殺菌ができないのでNGです。

手順2 寒ざらし

寒ざらし

熱湯消毒した土は、シートの上に広げて、その後は、そのまま『寒ざらし』にします。
寒ざらしとは?厳寒時期に、冷たい空気や雨、雪、霜などにさらしながら太陽光に当てる事を言います。

そして、1週間に1度、天地返し(上下の土をひっくり返す)を行います。天地返しをする事で、土が生き返ってきます。

土のリサイクル

天(表面の土)と地(下層の土)を入れかえる作業を行う事で、土を蘇らせます。

例えば、雑草を減らす効果や、表面と下層の土を入れ替える事で、下層部の土を清潔で病害中のいない土に入れ替える事ができます。

また、空気にさらす事で、空気を豊富に含み、通気性や排水性も良くなり、結果として、植物の栽培に適した土に生まれ変わります。

よって冬場は、こうして1ヶ月ほど、寒ざらしにして殺菌しながら、定期的に天地返しを行うのが効果的な方法です。

そして、シートの上に広げた土が乾燥したら、殺菌終了です。

土を広げて乾燥させている画像

春先の作業前まで、寒ざらしに、しておいても構いません。冬場の殺菌は、これで終了です。

殺菌後は、有機物や石灰、肥料を施し、土を再生させていきます。

手順3 土の再生

生きた土のイメージ

ここからは、痩せた土を再生する手順です。

寒ざらしをし、殺菌した土は、養分も少なく通気性も悪くなっていますので、3割程度の腐葉土を混ぜ、土をフカフカな状態に戻してあげる必要があります。

もしくは、腐葉土のかわりに、市販の『土のリサイクル材』を、混ぜてもOKです。

土の状態を見て、必要であれば苦土石灰や、元肥として肥料も混ぜ込みます。

なぜ腐葉土を入れるの?

腐葉土は、落ち葉を発酵させ熟成させた物で、土壌改良に使われる『有機物』の一種です。中には、しっかり熟成していない粗悪な腐葉土もありますので、良く完熟した腐葉土を選ぶのがキモです。

これらの有機物は、微生物の餌となります。微生物が有機物を分解する事で、植物の栄養源でもある、『窒素』『リン酸』『カリ』などを、植物が吸収しやすい無機物に変えてくれます。

また、植物にとっては有害となる物質も分解してくれるので、良い土作りには、これらの有機物が必要であり微生物の存在も欠かせません。

よってリサイクルした土にも、腐葉土のような有機物を入れてあげる事で、痩せて養分のない土も、微生物が存在する『生きた土』へと、生まれ変わる事ができるわけです。

いろいろな土壌改良材がありますが、腐葉土は通気性以外に保肥性もあるので、土作りの際には非常に良く使われています。
*効果を最大限に発揮させる為には、くれぐれもしっかりと熟成した、良質な腐葉土をご利用下さい。

土の再生に石灰を施すのはなぜ?

石灰をまく

植物は、それぞれに適したph(ペーハー)があります。酸性、弱酸性、アルカリ性など、これは植物によっても違いますが、それぞれの植物に適したphにしてあげる事で、生育がとてもよくなるからです。

phは、0~14の数値で分類され、その中心となる7が中性になります。7よりも数値が低くなればなるほど酸性になり、逆に高くなるとアルカリ性と判断します。

酸度は、地域や環境によっても変化します。しかし、雨量が多い日本列島では、雨でアルカリ成分が流されやすくなっているので、日本国内の多くの地域は、酸性もしくは弱酸性の土壌がほとんどです。

このように強酸性になった土で、作物を育てるとリン酸などの養分のバランスが崩れ、植物の成長が悪くなってしまいます。

また、石灰を施しても、作物を作る度に、しだいに土の性質が弱酸性から酸性に戻ってきてしまいます。そんな理由から、毎年石灰をまくと言う流れが一般的になっています。

しかし、ここでも少し注意しなくてはいけない点があります。

毎回多くの石灰を施している場合です。必要以上に石灰を施し過ぎてしまうと、弱酸性を通り越してアルカリ性の土壌になっている事もあるからです。
*アルカリ性の土壌を好む、植物を育てる場合は、問題ありません。

出来れば、毎回もしくは定期的に、市販のph試験紙で酸度を測るようにしましょう。

また、すべての植物が同じphを好む訳ではないので、栽培する植物が好むphに合わせ酸度は調整してあげて下さい。

よって、何を育てたいか?で、石灰を入れるか?入れないか?の判断すると良いでしょう。

例えば、高酸性を好む植物は、つつじ科の植物や、リンドウやスズラン、ブルーベリーなどがあり、これらは酸度の強い土を好みます。

逆に野菜の場合だと、ほとんどの野菜は、ph5.5~6.5で、弱酸性~微酸性の土を好みますので、土壌が酸性に傾いている?ようであれば、苦土石灰を入れてあげる必要があるわけです^^

まずは、自分が育てたい植物が、どんなphを好むのか?を把握しましょう。

また、土壌が酸性に傾いているかどうか?などの、酸度の判断は、市販のリトマス試験紙や酸度計を使用する事で、土の酸度が確認できます。

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夏場の土の殺菌

日当たりの良い場所

夏場は、気温も高く40度を超えてくる事も普通にあります。また、地温はさらに上昇するので、かなり熱くなります。

夏場の殺菌は、こうして太陽光を味方につけ、殺菌していきます。病原菌は、40度以上になってくると、どんどん死滅していきます。

太陽

太陽光で、地熱温度を50度以上に上昇させる事ができれば、かなり有効な殺菌方法です。しかし、地域や時期によっては、そこまでの地熱上昇が難しい場合もあります。

そんな時は?臨機応変に熱湯消毒も併用すれば、殺菌効果がさらに高まります。病害虫が発生した土も同様に、熱湯消毒を追加し病原菌を引き継がせない為の対策しましょう。
*熱湯消毒については、上記(冬場のリサイクル)を参照して下さい。

畑では無理がある熱湯消毒も、鉢植えやプランターなどであれば、このような熱湯消毒は非常に有効です。
*夏場の熱湯消毒は、臨機応変な臨時の対策であり必須と言う訳ではありません。

下記は、夏場の基本的な『土のリサイクル手順』になります。とても簡単で、実践しやすい方法になります。ぜひチャレンジしてみて下さい○^^○

手順1 太陽光で殺菌

それでは、太陽光を利用し殺菌する手順です。夏場のリサイクルは、基本的に太陽光を利用し殺菌していきます。

まずは、ゴミ袋に、しっかり水をかけて湿った状態の土を入れます。土は半乾きではなく、しっかりと湿らせて下さい。

ゴミ袋の中に湿った土を入れている画像

湿らせた土を、ゴミ袋の中に入れたら、平べったく広げ袋の口を縛ります。注意点として、この時しっかり空気は抜き、ゴミ袋と土が密着するようにします。

ゴミ袋に土をいれた画像

そして、太陽光のあたる地面の上に置き、そのまま太陽光に当てておくだけです。
日当たりの良い場所で殺菌している画像

日当たりの良い場所で管理しますが、土の上より、コンクリートやアスファルトのような地面の方が、地熱が上昇しやすいので、殺菌にお勧めです。

太陽光での殺菌の目安は、1~2週間くらいです。毎日、袋の上下をひっくり返し、土を上下まんべんなく殺菌できるようにします。

土を上下ひっくり返す

悪天候の日は避け、天気の良い日に作業を開始すると良いでしょう。台風など、途中天候が悪い日が続く場合は、期間を延すなどし調製しましょう。

約2週間、太陽光による地熱で殺菌したら、シートの上に土を広げ、乾燥したら殺菌は終了です。

土を広げて乾燥させている画像

なぜ湿った土を入れるのか?

乾いた土よりも、湿った土の方が太陽熱がまんべんなく、土全体に伝わりやすいからです。
途中、水分が抜けて土が乾燥してくるような事があったら、再度湿らせて下さい。

湿らせた土を入れる事で、ビニール内部を『蒸し焼き』状態にさせるのが、この殺菌方法のキモになります。
*ゴミ袋の色を透明にするか?黒いゴミ袋にするかは、上記の記事の御参照下さい。

手順2 土の再生

太陽光にて、土の殺菌が終わりましたら、冬場のリサイクル同様、土のコンディションと整える為、次は土を再生させていきます。

固くなった土を、フカフカにする為に、3割程度の腐葉土を混ぜ込みます。土の状態を見て、必要であれば苦土石灰や元肥として肥料も混ぜ込んでいきましょう。

土作りの基本は、さらにこちらページでも分かりやすく説明しています。↓

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土のリサイクル材

土のリサイクル材は、使い終わった古土に混ぜるだけで、古土を蘇られてくれる便利なものです。古土に混ぜるだけ!と言う手軽さから、毎回、古土をリサイクルの際は、このような資材を使用する方も多くみえます。

古土に有機物が入る事で、微生物の働きが活発になり、生きた土にしてくれます。

今回の土のリサイクル方法では、土をフカフカにするために腐葉土を使いました。しかし、腐葉土のかわりに、下記のような『土のリサイクル材』を使用されてもOKです。

下記で紹介する『土のリサイクル材』を使う際も、やはり土は一度ふるいにかけて、日光もしくは熱湯で殺菌する!と言う工程を踏んでから、ご使用になる事をお勧めします。

土のリサイクル材 おすすめ

下記は、口コミや評価も良くリピーターが多いおすすめの『土のリサイクル材』です。

花ごころ


上記の『ふっかふかによみがえる古い土のリサイクル材』は、古い土に対して、4(古土):1(再生剤)の割合で、土に混ぜ込んで使用します。主原料は、木質堆肥や炭、堆肥、牛ふん堆肥になります。

すぐに植え付けが可能です。
*腐葉土同様、土壌内の排水性、通気を良くする作用があります。ただし、酸度を調整する石灰や、肥料は別に必要になります。

自然応用化学 まくだけで蘇る


上記の『自然応用化学 まくだけで蘇る』と言う名の土のリサイクル材は、植物由来の天然成分でできていて、エコマーク認定されています。古い土に対し1割程度を使用します。

土の上に、そのまままいたり、もしくは古土に混ぜ込んで使用します。

この土のリサイクル材の素材は、有効微生物やバーク堆肥、パーライトやバーミキュライトになります。この、リサイクル材の良いと思った点は、すでに有効微生物菌群が含まれている!と言う点です。

有効微生物菌群は、土壌内の雑菌や老廃物などを分解する作用があります。栽培に適した環境を、早い段階で作りやすくなる利点があります。
酸度を調整する石灰肥料などは含みませんので、必要に応じて別に施す必要があります。

土 リサイクル材 使い方

リサイクル材は、土壌改良材として、いろいろな種類が市販されていますが、『土のリサイクル材』の使い方は、基本的にリサイクルしたい古土に混ぜ込むだけで、すぐに植え付けもする事ができます。

混ぜ込むだけで、栽培に適した土になるので、お手軽で人気があります。古くなった土は、植物を植えても上手く育たなくなったりします。この原因は、やはり土にあります。

一度使用した土は、疲れ切っていますし、前作での影響で、古土には老廃物がたまり、悪さをする細菌や病源菌の存在も無視できません。

そんな時に、便利なのが、上記のような『土のルサイクル材』です。これらの再生剤は、土をフカフカに戻したり、排水や通気性を良くする効果があり、有機物も入っているので、土壌に有効な微生物が活性化するからです。

『土のリサイクル材』は、古土に混ぜるだけ!と、使い方もとても簡単なので、臨機応変に、条件に合った資材をお試し下さい○^^○

アイキャッチ画像 水やり
植物の水やり時間と頻度は?留守用に自動水やり機も自作!植木鉢やプランターにも水やりは、ただ鉢の中に水を与えるだけではありません。水やりをする事で、一緒に土壌の中に酸素を送り込む!と言う役割もしています。 ...
家庭菜園でプランター栽培におすすめの野菜
家庭菜園でプランター栽培におすすめの野菜やハーブ15選!連作障害が起きにくい野菜選びと対策家庭菜園を始めたいと思っても家に広い庭や畑がないと野菜は育てられないとあきらめてはいませんか? ベランダや玄関先でも育てられるプランター栽培だと家庭菜園も気軽に始めることができます。ここでは、プランター栽培におすすめの野菜を紹介します。...

プランターの土の再生(リサイクル)

プランターや鉢植えなどは、限られた空間での栽培になりますので、前回栽培していた植物に病気が出ていた場合、これから育てる植物にも感染します。

見た目では分かりずらくても、害虫やカビ、ウイルスなどに感染している可能性もあるので、上記手順で殺菌していきましょう。

一度栽培した土は、養分もなくなりますので、1割から2割減ってしまいます。殺菌後は、最後に【土のリサイクル材】を混ぜる方法が一番簡単かと思います。

使用後のプランターの土も、今回ご紹介したリサイクル方法を参考に、上手に再利用して頂ければと思います。

それでは、楽しい園芸ライフをお過ごしください(⋈◍>◡<◍)。✧♡




いかがでしたでしょうか?
『古い土は簡単に再生可!リサイクル方法を紹介!プランターの土も上手に再利用しよう』の記事でした

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