レタスは地中海沿岸・西アジア原産のキク目キク科アキノノゲシ属に属しています。1年~2年生で食用として栽培され、和名では「チシャ」と言います。
意外とレタスの歴史は古いですが、現在のような玉レタスになったのは明治以降で、サラダとして食卓に並ぶようになったのは戦後でした。
今回は身近な野菜のひとつのレタスについて、気になる賞味期限や保存方法をまとめてみました。
レタスの賞味期限はどれくらい?
レタスは葉物野菜で水分も多いので、痛みやすく冷蔵保存が基本になります。冷蔵庫の野菜の温度が、レタスの最適な温度になっています。野菜室で冷蔵保存した場合の「賞味期限」は1週間~2週間程です。「消費期限」は約2週間になります。
丸ごと1個の目安なので、カットしてあるものやサラダ用のものは賞味期限が違います。そもそも、レタスの等の野菜には「賞味期限」がありません。どちらかと言うと「保存期間」「消費期限」といった感じです。サラダ用のものは、すぐ痛むので消費期限が付いています。
また、流通過程によって保存期間は変わってきます。1週間を目安にすると、あまり味落ちもしないので良いでしょう。
収穫からの賞味期限
収穫した時から劣化は始まり、消費期限としては2週間しか持ちません。
賞味期限としては1週間~2週間を目安にして下さい。
購入後の賞味期限
保存方法にもよりますが、1週間~2週間。
半分にカットしたものは、変色部分を取り除き1週間程度です。
切ったり、サラダ用のものは1日~2日程ですが、なるべくその日に食べきりましょう。
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レタスの賞味期限の見分け方
レタスは生鮮食料品なので、「賞味期限」「消費期限」の表示が義務付けられていません。流通過程での時間のかかり具合により、各家庭での保管できる期間が違ってきます。
消費者が自分で見て「食べられる」「食べられない」の判断をしなければなりません。
以下の様になっていたら腐っているサインです。
- 悪臭がする。
- 苦味が出てくる。
- レタスの葉や茎が溶けてきます。
ちぎったり、切り口が赤くなっているのは、レタスのポリフェノールが酸化したためで食べる事は問題ありません。赤い部分を取り除けば大丈夫ですが、味は落ちています。
また、レタスは古くなると重くなるので購入する時は軽いものを選びましょう。重いものは苦味が出てきます。逆に軽いものは甘い傾向にあります。新鮮なものは軽く、色が白→ピンク→茶色→黒(腐敗)の順に変色していきます。味もだんだん落ちていきます。
レタスは傷みやすい野菜なので美味しく食べるためにも、購入してからなるべく早めに使い切りましょう。
レタスの長持ちする保存方法
レタスは乾燥に弱いので、霧吹きで水をかけてポリ袋に入れて野菜室に入れて下さい。
キッチンペーパーを湿らせて芯の部分にあてて巻いたり、芯をくり抜いて中にキッチンペーパー詰めておくと日持ちします。この時にポンッと入れずに、葉先を上に向けて立てて入れると長持ちします。
レタスは包丁で切ったりするとそこから変色するので、葉を1枚ずつはがして使うようにして下さい。カットしたものを購入した時や、半分にカットしたものを購入した時は、ラップでしっかり包んで野菜室に入れましょう。
基本レタスは日持ちしない野菜なので、なるべく早めに食べきってしまいましょう。長持ちさせるためにも、購入する時には下記のような新鮮な物を選びましょう。
- 重過ぎず、軽いもの。
- 芯の切り口が変色していないキレイなもの。
- 葉先までみずみずしいもの。
まとめ
サラダには欠かせないレタス。美味しく食べるには、とにかく早めに食べ切る事が1番ですね。
サッと火を通して食べる事も可能です。また、冷凍保存もできます。
冷凍保存した場合は、凍ったままスープ等加熱調理して下さいね。