オクラは、アオイ科トロロアオイ属で日本では一年草になります。
原産国はアフリカですが、日本の主な産地は鹿児島県・高知県・沖縄県の暖かい地域で作られています。冬場はフィリピンやタイ産の輸入物が店頭に並びます。
味にクセがないのでお子さんも食べやすく、トッピングや色のアクセントにも使えます。産地にこだわらなければ1年中手に入り使い勝手もよい便利な食材ではないでしょうか?
いつでも買うことのできるオクラ
どうせなら、新鮮な物を買って美味しく食べたいですよね。
今回はオクラの賞味期限・保存方法を調べてみました。
オクラの旬・種類
オクラがもっとも出回る時期は6月~9月で夏野菜です。
夏バテ防止に、胃の調子を整えるためにも、ぜひ夏に食べたいですね。
<種類>
- 五角種 一般的によく売られているものです。
- 赤オクラ 皮が赤~赤紫色ですが、味は普通のものと変わらず茹でると緑色になります。
- 丸オクラ 沖縄の島オクラか八丈オクラが有名で、大きく育っても硬くならず粘り気が強くほんのり甘みがあります。
- 白オクラ 別名サラダオクラ。生食に向いています。
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オクラ賞味期限・見分け方
まずは、新鮮なオクラの選び方から
- 全体が産毛で覆われていて、角が張っているもの
- 全体的に緑色が濃く、黒ずんでいないもの
- 大ぶりではないもの
- ヘタの部分や切り口が瑞々しいもの
- 育ちすぎの物は固く味も劣ります。
大きいものより小~中くらいのを選びましょう。
買ってきた状態のオクラは冷暗所に保存して2~3日、冷蔵庫の野菜室に入れて3~4日です。
新聞紙やキッチンペーパーに包んで野菜室に入れておくと4~5日持ちます。
切ったオクラは2日程で、茹でたおくらは次の日には食べてしまいましょう。
茹でて冷凍すると賞味期限は1ヵ月程になります。
以下のようになってしまったら食べずに捨ててください。
- 中が茶色く変色している
- 異臭がして、カビが生えている
- 切っていないのに、表面にぬめりがある
- 柔らかくふにゃふにゃになっている
オクラの保存方法
オクラはあまり日持ちしない野菜です。
保存温度は10℃前後で5℃以下になると低温障害で黒ずんでしまいます。
冷暗所が適していますが、夏場は傷みやすいので野菜室で保存してください。
オクラは乾燥にも弱いので、新聞紙に包んで保存しましょう。
新聞紙に包んで野菜室に入れると、さらに日持ちします。
長期保存したいときは、冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存は茹でて保存しますが、まずオクラを洗って塩もみします。
沸騰したお湯に入れ、10~15秒固めに茹でてください。
ザルにあげ水気を切り、さらにキッチンペーパーで水気を拭き取ります。
フリーザーパックに入れて冷凍します。
この時に、用途に合わせてカットして小分け冷凍すると便利ですよ。
冷凍のままスープに入れたり、半解凍で調理したりできます。
または、自然解凍か電子レンジで10秒程チンしてください。
注意点として、オクラは食べるときに水洗いしてください。
水が付くと、そこから変色してしまいます。
なるべく水が付かないようにしましょう。
おわりに
- オクラは乾燥と低温に弱く、5℃以下で低温障害をおこします。
- 常温で保存できますが、暑い時期は野菜室へ(新聞紙に包むとより長持ち)
- 冷凍保存にする時は固めに茹でてフリーザーパックに(長期保存可能に)
独特の食感とネバネバが特徴で、夏バテにも良いと言われる程オクラは栄養価が高い野菜です。オクラのぬめりには食物繊維が多く含まれていて、整腸作用・便秘解消・大腸癌の予防に効果が期待できます。
緑黄色野菜なのでベーターカロチンも豊富で、カリウムやカルシウムも含んでいます。美容と健康にとても良い野菜です。積極的に取り入れていきたいですね。
オクラを育てる方法については、こちらで紹介していますので、興味のある方は併せて読んでみてください。