果物の栽培

ナツメの苗植え〜収穫までの育て方!栽培時期や剪定方法・病害虫の対策など

ナツメの苗植え〜収穫までの育て方!栽培時期や剪定方法・病害虫の対策など

ナツメは赤茶色の実が特徴で、冷え性にも効果があり、漢方薬としても用いられている植物です。

鉄分を多く含みますので貧血の改善などにも効果が高く、特に妊娠中の女性におすすめです。

今回は、そんなナツメの育て方について、詳しくご紹介していきたいと思います。

ナツメの栽培時期と育成条件

ナツメの栽培時期と育成条件

 

ナツメの育成条件

日当たり:日なた
土:水はけの良い場所
栽培環境:暑さ・寒さ・乾燥に強い

ナツメの日当たり

ナツメの日当たり

ナツメは日当たりの良い場所を好みます。鉢植えで育てることもできますが、室内で育てるときはなるべく日当たりの良い場所におきましょう。

暑さや寒さのほか、乾燥にも強い植物ですが、湿気を嫌いますので風通しの良い場所を選んで育ててください。

ナツメの花は、ちょうど梅雨の時期に開花しますが、開花時期に雨がかからないよう、屋根のある場所に移してあげましょう。

ナツメの土

ナツメを育てるときは水はけのよい土を選びましょう。

腐葉土を入れると水はけが良くなりますので、地植えにする場合はあらかじめ穴を掘った後に腐葉土と堆肥を混ぜ合せておきましょう。

鉢植えにする場合は、赤球土と腐葉土を7対3の割合で混ぜ合わせます。

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ナツメの温度

ナツメの温度

ナツメは、気温25℃から30℃くらいで発芽します。

寒さにも暑さにも強く、気温-15℃から35℃まで耐えることができる強い植物で、あまり手がかからないので初心者の方にもおすすめの育てやすい植物です。

ナツメの種まき

ナツメの種まき

ナツメを苗から育てるのであれば、12月から3月ごろが適しています。苗が30cmから40cmの高さになったら、枝を切りなおしてから植えかえを行いましょう。

また、ナツメの果実からは種が採れますので、収穫時期に種を取り除いておけば増やすことも可能です。取り出した種は、周りにねばねばとした粘着物が付いていますので、きれいに水洗いをしてから湿らせた綿や水苔と一緒にビニール袋に入れ、冷蔵庫で保管します。

春になったら種をまきますが、土はあらかじめ袋に入れて販売されている栽培用の土を利用すると良いでしょう。

ナツメの水やり

ナツメの水やり

ナツメは乾燥にも強い植物ですので、地植えにした場合は特に水やりの必要がありません

鉢で育てる場合もそれほどこまめに水やりをする必要はありませんが、土の具合を見て土の表面が乾いているようであれば、少し多めに水を与えて下さい。

ただし、ナツメは多湿を嫌いますので、水の与え過ぎには注意しましょう。

ナツメの追肥と肥料

ナツメは丈夫で厳しい環境でもよく育ちます。そのため、それほど多く肥料を与える必要はありません

地植えにするのであれば、11月から12月ごろに一度、化成肥料を与えましょう。鉢植えにする場合は、11月から12月のほかに、3月ごろにも即効性の高い液体肥料や化成肥料を与えます。

ナツメの剪定方法

ナツメの選定を行うには、はが枯れて落ちてしまってから行います。だいたい十二月から二月の間に行うとよいでしょう。剪定には風通しと日当たりを良くするように刈り込み、混み合っている部分は枝の付け根から切り取ってください。

この時、花芽が付いている枝を切り落としてしまうとそれ以降実がつきにくくなりますので注意しましょう。株元から蘖(ヒコバエ)と呼ばれる若芽が出てきますので、若芽が出ていたら根元部分から切り取ってください。

ナツメの摘果

ナツメの摘果

これはあまり多く付きすぎた実を間引きすることを言います。あまり多く実をつけ過ぎてしまうと、株そのものの栄養分が吸い取られてしまうため、次の年から実のつきが悪くなります。

摘果は7月の下旬ころから、まだ未が成熟しきらないうちに行い、枝1本につき3個から4個の実がつくように他の実は取り除きます。実はなるべく形が良いものを選び、害虫が付いているものや病気になっているものは早目に取り除きましょう。

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ナツメの収穫

ナツメの収穫

ナツメは9月後半から10月後半にかけて収穫します。実が赤茶色になり、触ってみて少し指が沈む程度に柔らかくなっていたら食べごろのサインです。

収穫するときは実をつぶしてしまわないよう優しくつまんで枝を持ち、引き抜くように収穫して下さい。

育て方のポイント

育て方のポイント

ナツメは、それほど手を加えなくても丈夫に育てることができます。日当たりが良く、風通しの良い場所を選んで植え付けを行えば、だれにでも簡単に育てられます。

しかし、ナツメは高さが15mほどと大きく成長する植物ですので、あまり狭い場所に植えてしまうと頻繁に剪定を行わなければならず、徐々に株も弱っていきます。

病害虫

ナツメコガ

ナツメコガは8月から9月にかけて発生しやすくなります。ナツメコガの幼虫がついていたときは、殺虫剤をかけて駆除しましょう。

殺虫剤を年3回を目安に散布すると害虫がつくのを防げます。

ハマキムシ

ハマキムシの被害に遭うと、葉が丸まってしまったり、2枚の葉が折り重なることがあります。葉が丸まってしまいまうと、光合成を行えなくなりますので栄養を供給できなくなり実をつけられなくなります。

ハマキムシを予防するためには殺虫剤が有効ですが、ナツメの実を収穫して食用に用いるのであれば、あまり大量に殺虫剤をかけないようにして下さい。丸まっている葉を見つけた時はすぐに取り除き、葉の表面を見ると白い粒のようなハマキムシの卵が付いていることがありますので、卵を見つけたらすぐに処分して下さい。

また、葉巻虫の予防には防虫ネットをかける方法も有効です。見た目を重視する方には不向きですが、果物の収穫を目的とする場合にはおすすめの方法です。ハマキムシは夜行性ですので、電気の明かりが当たる場所などに多く集まります。そのため、ナツメの近くに照明を置かないようにするなど、なるべく明かりが当たらないように置き場所も工夫しましょう。

カイガラムシ

カイガラムシはサボテンなどによくつく害虫です。ナツメなど実をつける植物にも良くつく害虫で、体長が1mmから3mmほどの丸い形をしています。

葉や枝に白や茶色の点が付いていたり、殻のようなものが付いている時はカイガラムシの被害に遭っているという証拠です。カイガラムシを殺虫剤を使わずに取り除くには、先の尖った爪楊枝などを使い、軽く引っ掻けるようにして取り除きます。カイガラムシが付くと、樹液などを吸い取り、株を弱らせてしまいますので、見つけた時にはなるべく早く駆除しましょう。

カイガラムシは風通しが悪く、日当たりの悪い場所を好みますので、葉の裏側や枝の影になっている部分をチェックして、カイガラムシが付いているかどうかを確認してください。鉢でナツメを育てる場合には、日当たりが良い場所を選び、風通しを良くしてあげるとカイガラムシを防ぐことができます。

斑点病

反転病はカビが原因でおこる病気です。斑点病にかかると、初めは葉や茎にうすい黄色の斑点が現れます。症状が進むとこの斑点の大きさが次第に大きくなって行き、斑点同士がつながって大きくなり葉に穴をあけてしまいます。

症状がべと病や炭素病に似ていますが、葉に穴が開くようであれば斑点病である証拠です。斑点病はそのまま放置したり、症状が広がると株が死んでしまいますので、すぐに処置が必要です。

4月から11月の気温が20℃から 30℃と、高温多湿になる時期に発生しやすくなりますので、土の水はけを良くしてあげたり風通しを良くするなどして斑点病を防ぎましょう。あまり症状が進んでしまった場合には、その周囲にも斑点病が広がってしまう可能性がありますので、その場合は殺虫剤を使用しましょう。

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風水・お見舞にも

風水・お見舞にも

ナツメには「健康」「若々しさ」など栄養豊富なナツメにぴったりの花言葉を持っています。風水にも良いとされ、幸運を招く植物としても親しまれています。

また、健康にも良い植物ということで、入院中や病気療養中の方に贈ると良いとも言われています。

女性にもおすすめのナツメを育てて健康に

ナツメは初心者にも育てやすく、カリウムやマグネシウム、鉄分を多く含む栄養価も豊富で、花粉症やアレルギー、肥満防止など、さまざまな効果がある果物です。

収穫した果実はヨーグルトに混ぜて食べても良いですし、ドライフルーツにするのもおすすめです。

見た目にも美しいナツメを育てて、健康や美容のためにぜひ毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。