かぶはアブラナ科アブラナ属の越年草の野菜です。チンゲン菜や白菜・キャベツ等の仲間にあたります。別名「かぶら」「かぶな」「すずな」等があり、「すずな」は春の七草のひとつです。かぶは1年中出回ってますが、かぶの旬は11月頃~1月頃で寒い時期が美味しいです。
みなさんは、かぶを美味しく食べるための保存の仕方や美味しく食べられる期間をご存知ですか?今回はかぶにスポットをあててみました。
Contents
かぶの賞味期限
購入時・入手時・収穫時の鮮度によって変わってくるので野菜の「賞味期限」は定まっていません。ですが、保存方法や鮮度により大体の目安をつける事が出来ます。
まず、かぶはすぐに葉を切り分けます。そうしないとかぶの栄養と水分が奪われてしまい、スが入り味が落ちてしまいます。かぶの賞味期限は1週間ぐらいですが、5日目安で使い切りましょう。
切り分けた葉も食べることができます。葉は日持ちしないので2日以内に使い切りましょう。葉を茹でて冷凍保存したものは1ヶ月大丈夫です。
保存の方法により賞味期限はかわってきます。どの野菜にも言える事ですが、包丁を入れた場合「賞味期限」「消費期限」は短くなるので注意して下さい。かぶは切ったら3日ぐらいで使い切って下さいね。
スポンサーリンク
かぶの賞味期限の見分け方
まずは新鮮なかぶを見分けて買う事が大事です。かぶの賞味期限の目安は、新鮮なかぶでの賞味期限になっています。
- 傷がなく、白くハリ・ツヤがあるもの、ヒゲ根がピンとしているものを選びましょう。
- 重みがあるものは水分をよく含んでいて美味しいです。
- 葉の色が鮮やかで、葉がピンと張っていて葉先までみずみずしいものを選びましょう。
かぶにスが入り始めると劣化し始めた合図です。スが入り少し柔らかくなったぐらいのかぶは、賞味期限ぎりぎりです。食べる事は出来ますが味は落ちています。
切ってみて変色してたり、匂いがする時は食べれません。かぶは傷むと変色や悪臭、ネバつき等が発生します。この場合は食べずに処分して下さい。
以下のようになったら傷んでいます。
- 悪臭・異臭がする。
- 変色したり、カビが発生している。
- 汁がでたり、ぬめりがある。
- 柔らかくなり、シワシワになっている。
なお、上記のうちシワシワについては出始めで、少しあるていどならまだ食べる事ができます。
かぶの保存方法
かぶは葉がついたままだと、葉に栄養と水分を奪われてしまいます。購入後は直ぐに葉を切り分けて下さい。
かぶの保存温度は0度が適しています。かぶは新聞紙で包むか、濡らしたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れるかラップで包んで冷蔵庫の野菜室へ。
切り分けた葉も食べられるので、水分を逃がさないように同様にします。ただし、葉は傷みやすいので気を付けて下さい。葉をサッと茹でて食べやすくカットして、フリーザーパックに入れて冷凍がオススメです。土付きのかぶは、野菜室に入れるならキレイに洗います。冬場は冷暗所で保存可能なので、土付きのまま保存します。
かぶは冷凍保存も出来ます。イチョウ切り・半月切り等、用途に合わせて切り分けて水気を拭き取りフリーザーパックに入れて冷凍庫へ入れます。冷凍のまま、汁物や煮物に使って下さい。すり下ろして冷凍しても良いです。
漬け物にすると保存期間が延びます。酸っぱくなる前に食べ切りましょう。
おわりに
かぶは白い部分は淡色野菜・葉の部分は緑黄色野菜と、ひとつの野菜で2つの栄養素が採る事の出来る野菜です。そして、皮や葉も無駄なく食することが出来ます。
さらに抗がん成分の有含率がトップクラスです。積極的に食事に取り入れていきたいものです。そのためにも、鮮度がいいものを選び保存をしっかりして美味しくいただきたいですね。