イオナンタはエアプランツの種類の1つで、メキシコ原産の植物です。
インテリアにこだわりのある方に特に人気が高く、流木やガラス製のコップの中に色付きの砂や石を敷いて育てたりと、ディスプレイに凝ってみたりインテリアとして楽しんでいる方が多く見られます。
育て方も簡単で、最近では100円均一ショップでも販売されていますので、ぜひ様々な飾り方を楽しんでみてください。
Contents
イオナンタの特徴
イオナンタは、メキシコとグアテマラ原産のエアプランツの1種です。エアプランツは、育てる際に鉢や土に入れる必要がなく、空気中の水分を吸収して成長する植物で水やりや肥料をこまめに与えなくてもよく育つため、手間もかかりません。
イオナンタは葉が粉をまぶしたように白みがかっており、尖った葉が外側にカールしていて乾燥に強いのが特徴です。また、葉の色が紅葉したように変色するので、赤や黄色、紫色など色の変化を楽しむこともできます。
その他、育て方によっては花を咲かせることも可能です。土のない乾燥した土地でも育てることができるほど丈夫で種類も豊富にありますので、入れ物にこだわってみたりとインテリアに合わせて楽しむことができます。
イオナンタの水やり
イオナンタの水やりには、霧吹きを使います。土に植える必要がないので、通常は週に2回から3回を目安に霧吹きを使って葉の全体に水を吹きかけてあげましょう。
イオナンタは、根の部分に葉が多く密集していますので、水を吹きかけた後は葉と葉の間に溜まった水を拭き取ってあげましょう。
イオナンタを始めとするエアプランツは他の植物に比べて丈夫ではありますが、水をかけた後に余分な水分を拭き取っておかないと根が腐ってしまいます。イオナンタに水を与えるときは、夕方から夜にかけて与えてください。
水やりを忘れて乾燥してしまった時は
エアコンのついた部屋に置きっぱなしにしてお部屋の中が乾燥していると、徐々に葉が茶色に変色し、悪くすると枯れてしまいます。葉が変色しているのを見つけたらコップや洗面器に水を張り、イオナンタの株を中に入れてたっぷりと水を吸わせてあげましょう。
水に浸けておく時間は6時間程度を目安にしてください。あまり長い時間水に漬けておくとイオナンタが窒息してしまいます。
この方法は乾燥しすぎたときの水やりの方法ですので、普段は行わなくても大丈夫です。通常は水に浸ける必要はなく、あくまでも緊急を要するときの方法として覚えておきましょう。
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日当たりと置き場所
イオナンタは耐陰性に優れていますので、日当たりの悪い室内でも育てることが可能です。ただし、花を咲かせたいのであれば原産地に近い環境で育て、暖かい日には時々外に出してあげるとよいでしょう。外に出した後は害虫などが葉に付着していないかを確認してからお部屋の中に入れてください。
イオナンタを育てるときの適温は、室温が大体20℃前後になります。また、イオナンタは丈夫で耐寒性にも優れてはいますが、耐えられる気温が3℃から40℃程ですので、室温が5℃を下回らないよう暖かい場所に置いて育ててください。
置き場所は直射日光が当たらない半日陰を選び、レースのカーテンのある場所に置いて育てると良いでしょう。
イオナンタの季節ごとの日当たりと水やり
イオナンタを管理するには、季節ごとに日当たり・水やりの方法を変えてあげる必要があります。
以下で、季節ごとの日光の当て方・水やりの方法をご紹介します。
春と秋について
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春と秋については、1時間程外に出し日光浴をさせると丈夫で元気に育ちます。
ほとんど日が当たらない場所では日照不足になってしまいますので、こまめに日光浴させるのが好きであれば植物用のLED電球を利用しましょう。植物用のLED電球は、消費電力も5W程度と低く、電気料金も月数十円程度に抑えられますので、日中はLED電球を使い、光を当ててあげましょう。
外で育てるときは4日に1回を目安に株全体に水をかけてあげましょう。梅雨の時期は雨の当たらない室内に置いて育ててください。
夏について
夏場は毎日でなくても構いませんが、2日から3日に1度は水をかけてあげましょう。また、気温が高くなりすぎないよう30℃以下になるように室温を調整してください。
エアコンをつけている場合は、直接風が当たる場所に置くと乾燥が進み、ダニが付きやすくなったり枯れやすくなります。エアコンをつけるのであれば直接当たらない場所に置いて育てましょう。
冬について
冬場はなるべく日の当たる場所で育てましょう。温度が5℃以下になるなど室温が低い場所で風に当たると枯れることがあります。
冬場はイオナンタの成長が止まりますので、月一回程度の水やりで構いませんが、エアコンをつけている場所で育っているのであれば、2週間から3週間に1度は霧吹きで水をかけてあげてください。
風通しにも注意
エアプランツは外で育ててもかまいません。エアコンの風が当たる室内より、日陰になる風通しの良い場所で育てた方が元気に育ちます。ただし、露に時期は雨の当たる場所を避け、急に気温が下がる秋から冬にかけては暖かい室内で育ててあげましょう。
インターネットを見てエアプランツをガラス容器に入れてきれいに飾り付けている画像を目にした事はないでしょうか。いくらイオナンタが丈夫といっても、生きている以上密閉された容器の中で育てるのは良くありません。
容器に入れたとしてもフタをしないようにするか空気穴を作るなど、空気を取り入れられる工夫をしましょうまた、時々は外に出してあげることも必要です。
肥料の与え方
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イオナンタは、通常肥料を与える必要はありませんが、子株がついたときは栄養を必要としますので、肥料を与えて栄養補給してあげます。
水やりをするときと同じく、霧吹きを使って肥料を与えましょう。まず液体肥料を水に混ぜ、霧吹きでスプレーした後少し時間をおいてから、葉に残った余分な水を拭き取ってあげましょう。
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イオナンタの剪定
イオナンタには、剪定の必要はありません。ただし開花後、子株をつけた場合は親株が子株に栄養をとられてしまい、葉の先端が茶色に変色して枯れてくることがあります。
葉の先端が変色して枯れてしまったときは、なるべく早く枯れた葉を取り除いてください。葉を取り除くときはあまり力を加えないよう注意して、少し引っ張っただけでも簡単に剥がれ落ちる葉だけを選んで取り除きましょう。
子株が大きくなったときは親株から取り外して別々に育てます。
イオナンタの増やし方
イオナンタを増やすには、特別な事をする必要は何も必要ありません。乾燥しすぎに注意して通常の育て方をしているだけでも自然に子株が育ちます。
子株が親株の2/3程度の大きさに成長したら、親株から切り離して別々に育てましょう。子株を切り離すときは、親株を傷つけないよう注意しましょう。
また、大きさが十分でないうちに親株から切り離してしまうと、なかなか成長することができず、枯れてしまうことがありますので十分に育つのを待ってから子株を切り離しましょう。
イオナンタの病害虫
イオナンタは病害虫の心配がほとんどない植物です。ただし、室温が高くなりすぎて室内が乾燥していると、株にハダニがつくことがあります。
ハダニついていたときは、霧吹きで水を吹きかけたり、洗面器に水を張りゆっくりと泳がせてあげると簡単に取り除くことができます。
イオナンタをきれいに飾り付けよう
いかがでしたか。イオナンタは土を用意する必要がないため、手やお部屋が汚れる心配もなく手間もかからないため、植物を育てる自信の無い方や初心者でも安心です。
適度に水を与えるなど、乾燥に注意して環境を整えてあげれば、誰にでも簡単に育てられる丈夫な植物です。上手に育てられれば花を楽しむこともできますので、大切に育てて珍しい花の色を楽しんでみてください。
鉢や土に入れなくても育てられますので、どこでも好きな場所に置いて楽しむことができ、SNS上でもエアプランツを育ててインテリアを楽しんでいる方が多くいらっしゃいますので、それらを参考にお部屋のインテリアを変えてみるのもオススメです。