味覚の秋、食欲の秋などと呼ばれることのある秋ですが、そんな秋に食べる旬の野菜は格別ですね。
今回は、秋に旬の野菜についてご紹介していきたいと思います。
えのき
日本で食されているきのこ類の中で、最も生産されて食されていると言われています。なんと、1990年頃に今までのトップだったしいたけを抜いて、現在も生産量1位をキープし続けています。
えのきは、とても低カロリーで100g食べたとしてもたったの22Kcalしかありません。食物繊維が他のきのこ類に比べて多く、ダイエットに有効的な成分が豊富に含まれていることから、ダイエットをしている人やヘルシー志向の女性におすすめです。鍋料理に入れるとそれだけでお腹がいっぱいになりますし、えのきダイエットはストレスなくできるダイエットとしても人気です。
また、えのき自体に全く味や匂いのないきのこなので、王道の鍋料理やスープはもちろんのことカレーやすき焼きなどに入れても美味しいですよ。
しいたけ
日本を代表するきのこ類で、多くの人に親しまれています。独特の風味があり、出汁として料理によく使用されていますが、しいたけ自体も天ぷらや煮物によく合い、幅広い年代が好きだと答えるような食材です。
また、しいたけは非常に多くの栄養成分をもっていることが広く知られています。とても有名なのは、エリタデニンという成分で血中コレステロールを低下させて、動脈硬化予防をすることができます。
また、骨を丈夫にする成分である、エルゴステロールが入っているのでカルシウムと合わせて摂取するとより効果的です。
この2つの効果を考えると、年配の人に向いている食材なのかと感じますが、しいたけの良さはそれだけではありません。免疫力を高めるレンチナンとβ-Dグルカンという多糖類が含まれているので、体の中から元気にしてくれます!
大根
消化が良くて、脂肪を分解してくれるヘルシー食材として知られている大根ですが、葉っぱにも多くの栄養素が含まれているので1本全て捨てるところがないと言われています。
大根料理と言えば王道のおでんに煮物、大根おろしをそのままハンバーグや魚のお供にするといったものがおすすめです。栄養素としては、大根の葉の部分は女性には欠かせない栄養成分の葉酸やカルシウム、ビタミンCが豊富に含まれています。
根の部分は淡色野菜と呼ばれ、ビタミンはありますが、栄養素はあまりありません。しかし、大根おろしにすることによって、汁が出てきます。その汁に消化を助けたり脂肪分解する成分が入っているので、腸内環境を整える効果が期待できます。
基本的に大根の根に含まれているビタミンは、加熱するとほとんど逃げていってしまうので、栄養素を最大限に摂取したいのであれば、サラダや大根おろしで食べましょう。
にんじん
緑黄色野菜として広く知られているにんじんは、βカロチンが豊富なため、健康だけではなく女性には嬉しい美肌の効果も望めます。βカロチンは、抗酸化作用があるので、シミの原因を除去してくれたり老化を防いでくれます。
また、人参にはビタミンAも含まれていて、皮膚の潤いを保ったり潤わせてくれる働きをもっています。そのため、にんじんは女性が食べるとより効果を実感しやすいかもしれません。
人参の栄養を効率的に取ることができる料理は、きんぴらにしたり、すりおろしてスープにすると食物繊維も合わせて摂取することができておすすめです。にんじんの皮も炒ってふりかけにしたり、揚げてスナックにするなど多彩な調理法があります。
白菜
鍋料理に入っていることで有名なので、冬の野菜なイメージがありますが、実は秋の野菜です。白菜はクセがなく、いろんな料理に使用することができて人気です。
栄養も豊富でビタミンCが多く含まれている他、食物繊維も豊富なので、ダイエットしている人や便秘で悩んでいる人におすすめです。
ただ、ビタミンCは熱に弱いので、葉先はサラダにして食べて、その他の部分を鍋やあんかけなどにすると効率的に栄養が摂れます。どうしても体に必要不可欠な栄養であるビタミンCは、調理法によってはあっという間に消えていってしまう栄養でもあるので、少々調理法には工夫をした方がいいかもしれません。
また、全てそのまま食べたいけど多くて食べられないという人は、白菜の浅漬けやキムチにするのもおすすめです!
おわりに
今回は、秋に旬の野菜についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
その他の季節の野菜も別の記事でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。