夏に植える野菜

ニンジンの栽培条件〜収穫までの育て方!栽培時期や病気の対策など

ニンジンの栽培条件〜収穫までの育て方!栽培時期や病気の対策など

ニンジンに含まれている栄養をご存知ですか?

ニンジンは健康的な野菜の代表で、ビタミンA・ビタミンC・カリウム・カルシウム・食物繊維などの、たくさんの栄養が含まれています。

「畑じゃないと、育てられないんじゃない?」などと思われがちですが、実は、最近は家庭菜園でも人気がでてきています。家庭で育てやすい品種を選べば、簡単に育てることができるんです。

今回は、そんなニンジンの栽培条件〜収穫までの育て方栽培時期や病気の対策などについて、お話していきたいと思います。



ニンジンの栽培時期と育成条件

ニンジンの栽培時期と育成条件
ニンジンの育成条件
  • ⽇当たり:⽇なた
  • ⼟壌酸度:中酸性〜中性
  • 植えつけ: 株間 短根系:10~12cm ミニ系:6~8cm



ニンジンの種の選び方

ニンジンの種の選び方

ニンジンの苗は、移植ができないと言われています。トマトやナスなどは、ホームセンターへ行くと苗を購入することができますが、ニンジンは苗を購入して育てることはできません。

ですので、ニンジンは種を畑に直接蒔いて、栽培をしていくことになります。ニンジンの種にはコーティングが施されている「ペレット種子」と呼ばれるものを使うとよいでしょう。扱いやすく、初心者の方にはおすすめです。

ベランダなどでニンジンをプランターで栽培する場合には、ミニニンジンを購入するとプランターでも十分な大きさで育てることができます。畑を持っていない方も多いと思いますので、プランターで育てられる種類を選ぶのがおすすめです。

種まき・苗の管理

種を撒く時は、土に種を蒔く用の溝を作りましょう。棒などを使うと手が汚れることもなく簡単です。ニンジンの種は小さいので、溝は1cm程の深さがあれば大丈夫です。

溝を作ったら、1㎝間隔で植え付けていきましょう。畑で植える場合や、大きなプランターで植える場合には、1列で種まきが終わらない場合もあります。

種を1列以上植える場合には、2列目の間は20㎝以上空けるようにしてください。行間が狭いと、上手く育たなくなってしまいますので気をつけてくださいね。

土をかぶせ方の注意点

種を植えたあと、上から優しく土をかぶせていきます。

土は、ふんわりとかける程度で大丈夫ですので、土のかぶせ過ぎには気をつけてください。

ニンジンは発芽をするのに光が必要な野菜でので、深くに植えてしまうと光が届かず、発芽をしない恐れがあります。

水のあげ方

ニンジンの種への水のあげ方ですが、毎日あげなくても大丈夫です。基本的には土が乾いたタイミングで、水をあげるようにしてあげましょう。

順調に育てば、種まきから10日ほどで発芽をしますが、ニンジンは芽が出たあとも、土が乾いてから水をあげるようにしましょう。

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ニンジンの定植適期

ニンジンの種をまく時期は基本的に「春まき」と「夏まき」の2通りあります。3月から4月に行うのが「春まき」7月から8月に行いうのが「夏まき」です。

正確な時期は育てる環境によって変わりますので、詳しくは上記の表で「寒冷地〜温暖地」それぞれの栽培時期を確認してください。

春まきは、害虫による被害が多くなる可能性もありますので、初心者の方は害虫被害の少なくなる夏に植えるのもおすすめです。ただし、寒い時期の栽培には向いていないので、気をつけましょう。

ニンジン栽培の⼟作り(畑・プランター)

ニンジン栽培の⼟作り(畑・プランター)

種植えをする前には、前もって土の準備をしておきましょう。畑で育てる場合にも、プランターで育てる場合にも、種まき予定の2週間以上前から準備を始めることが大切です。

プランターで育てる場合は、大きさに注意しましょう!ニンジンは、土の中の深いところにできる野菜ですので、大きなサイズのニンジンを育てる場合、小さいプランターでは十分に育ってくれません。サイズの目安としては、60cmほどの深型を用意してください。

ニンジンの肥料と湿り気

畑でつくる場合には、まず完熟堆肥・苦土石灰・元肥の3週類の肥料を、畑に撒いてください。そのあとで、スコップなどを使い、深さ20~25cm程を掘り返してよく混ぜます。

肥料のことは難しいので、プランターの時には、培養土を利用するのが簡単です。ホームセンターで簡単に購入することができ、袋から開けてそのまま使うことができるので、難しい作業が必要ありません。

種を蒔く前には、土がよく湿っていることが大切です。畑で行う場合は、広いと思うので、雨のあとの植え付けもおすすめです。春先はなかなか雨も降らないので、その場合にはたっぷりと水やりをして準備をすれば大丈夫です。プランターの場合も、土を湿らせてからにしましょう。



ニンジンの害虫と病気の対策

ニンジンの害虫

アブラムシに注意!

ニンジンを育てる際には、ネキリムシ・キアゲハ・キンウワバの幼虫やアブラムシといった害虫に注意しましょう。

このような害虫を見つけた時には、捕殺してしまえば問題ありません。もし、イモムシや毛虫を触ったり、捕ることに抵抗がある場合は殺虫剤を使用すると簡単です。

また、害虫が多い場合には、野菜にネットを付けて苗を守ることも必要です。畑で大量に育てる場合には、人の手で捕殺していくよりもネットを付ける方が楽かもしれませんね。

ネットを使う場合には、すでに付いている害虫を取り除いてからネットを付けるようにしてください。せっかく防虫ネットをつけても、そのネットの中で害虫が育ってしまっては意味がありませんので、気をつけてくださいね。

ニンジンの病気について

害虫被害がでやすいのは春先ですが、夏は苗自体に病気が出る可能性があります。例えば、黒葉枯病、黒斑病などです。また、葉が黄色っぽく変化してしまう黄化病などもあります。

どれらも、苗が小さいうちに感染してしまうと、成長が止められてしまいますので、感染している葉っぱを見つけたら、早い段階で切ってしまいましょう。

葉っぱは切っても後からまた生えてくるので、あまり心配はいりません。感染している葉を切っても、感染が収まらない場合には、薬剤をつかうことも必要になるかもしれません。

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ニンジンの間引き

苗が育ってきたら、葉を少なくする「間引き」をしていきましょう。間引きは、苗が大きくなっていくために必要な作業ですので、時期を見て行っていきましょう。

基本的に、ニンジンの間引きは全部で3回行います。幼苗期は成長が遅いので急いで行わなくても大丈夫です。葉が生い茂ってきて、葉と葉が触れ合うようになった時が、間引きをする目安になります。

間引きの手順
  • 1回目:本葉が1~2枚になった頃にします。その頃の株間は2㎝程度になるようにしましょう。
  • 2回目:本葉が3~4枚に成長した時。株間を3~4㎝間隔にしましょう。よく整った生育の良い株を残すようにするのが大切です。(※追肥1回目と土寄せ)
  • 3回目:葉が5~6枚になったら1本立てにします。もったいないのですが、十分な栄養が行き渡るように、株間を10㎝程度にする必要があります。不要な苗は根元から抜き取ってしまいましょう。(※追肥2回目と土寄せ)

2回目と3回目の間引きの後に追肥します。また、苗がぐらつかないように土寄せをしてください。

詳しくは、下記の「ニンジンの追肥について」でお話ししていきます。

ニンジンの追肥について


ニンジンは種を植えてすぐの頃には、肥料の吸収はあまり良くありません。60日ぐらいから吸収が良くなってくるので、その頃までは特別に追肥をする必要がありません。普通の水やりのみで大丈夫です。

追肥は、間引きのあとに行うことを、タイミングの目安にしてください。

追肥のタイミング
  • 1回目の追肥:2回目の間引きのあとに行います。1株当たり3~5gが正しい量になります。
  • 2回目の追肥:1回目と同じくらいの量を与えましょう。時期としては、3回目の間引きをした時です。

プランターの場合、全体に撒いた後によく土を混ぜ合わせで、株もとに寄せるように整えてあげると、十分な栄養が与えられます。

ニンジンは他の野菜に比べると肥料をあげる量が多く必要のため、雑草が生えやすい状態になります。雑草をそのままにしておくと苗の成長が悪くなってしまうので、早めに除草することが大切です。

プランターでミニニンジンを育てている方は、水やりを兼ねて1週間に1回、液肥を与えても大丈夫です。その場合、500倍程に薄めたものを使用しましょう。



ニンジンの収穫のタイミング

ニンジンの収穫のタイミング

ニンジンの収穫までの日数は品種によって様々ですが、ミニニンジンは約70~90日で収穫できます。普通のニンジンだと、約100~120日ほどです。

収穫時期の目安は、ニンジンの頭が土から4~5cm程出てきた頃です。収穫のタイミングが遅れてしまうと、すぐに大きくなってしまいます。そうすると、根が割れてしまい見た目も味も悪くなってしまうので、収穫のタイミングは逃さないように注意しましょう。

育ちの良い美味しいニンジンの大きさは約12~13㎝です。

おわりに

今回は、ニンジンの育て⽅について種まきから収穫までご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?

間引きの回数が多かったり、肥料を多く上げる必要があったり・・・と難しそうに感じますが、品種改良もされてきて、品種によってはプランター菜園もすることができます。

ぜひニンジンの家庭菜園に挑戦して、おいしいニンジンを作ってくださいね。