きゅうりの賞味期限は、お肉のように明記されているものではないので、いつまでなんだろう?と悩んでしまいますよね。
そういった賞味期限が不明のものだと、ふと気付いた時には傷んでしまっていたり、保存方法がわからなくて買ったあとすぐに傷んでしまった、なんてこともよくあります。
そこで、きゅうりの賞味期限と長持ちさせる方法をご紹介していきます。
きゅうりの賞味期限はどれくらい?
実際、きゅうり自体にははっきりとした賞味期限は定められていません。
常温保存では3日程度だと考えられていて、購入から3日程度なのでその時販売されている状態によってはもっと短いことも考えられます。さらに、常温保存は冬場でなければおすすめできません。基本的に20度以下の室内であればだいたい3日程度と考えてください。
冷蔵保存する際は袋のままで保存の場合は、だいたい4日程度です。そのため、常温保存とそこまで違いがなく、おすすめはできません。一方、袋から取り出してそのまま立てて保存した際は、10日程度持ちます。このように、冷蔵庫保存は袋から出すのか出さないのかでかなりの違いが出てくるので注意してください。
冷凍保存した場合は1ヶ月程度持ちます。ただ、冷凍保存だと水分がかなり増えてしまって、解凍後にふにゃふにゃとした食感になって味が損なわれてしまいます。なので、しっかりと下処理を行なってから保存しましょう。
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賞味期限の見分け方
きゅうりがどのような状態になったらもう賞味期限切れなのだろう?と悩みますよね。そこで、きゅうりの賞味期限の見分け方を知っておきましょう。
わかりやすいもので言えば、ぶよぶよして柔らかくなっている場合です。きゅうりは皮がかなりしっかりしているので、見た目的にはそこまでわかりません。なので、切ってみて初めてわかるということが多いです。ぶよぶよしている時は、触れてみてもわかりますし、切ったらなおさらわかります。この場合はすでに腐った状態なので、すぐに廃棄しましょう。
また、同じように触れたり切ったりした時のわかりやすい違和感としては、ぬめっとしていて触れたときにべちゃべちゃしている、という場合です。切ったときに糸を引いているような状態であれば、完全に腐っていて菌が繁殖しているので、廃棄が妥当です。
腐っているわけではないけども、鮮度が落ちて賞味期限が近づいてきている状態なのは白っぽくなっていたり切った断面が透明になっているときです。この場合は、食感や触感がかなりボサボサしていたり、ふにゃっとしていておいしくありません。腐っていませんが美味しく食べられないので、やめておきましょう。
きゅうりの長持ちする保存方法
常温の場合はどうしても長持ちはさせられません。
基本的には冷蔵庫保存が最も適していると言えます。なぜなら、きゅうりの保存に適している温度は10℃と考えられていますが、冷蔵庫の温度が丁度それくらいなのです。
特に野菜室の温度がやはり丁度良いといえるため、野菜室で保存するのは当たり前くらいに思っておくといいですよ。
冷蔵保存の場合
冷蔵保存で長持ちさせるには、冷蔵庫にそのまま入れておけば良いというわけではなく、きちんとした保存方法があります。
きゅうりは少々皮の部分に水気がある場合が多く、水気は傷みの原因になりやすいので、きちんと拭き取りましょう。そして、1本ずつ新聞紙かキッチンペーパーで包み、ラップをします。
そのあと、立てて保存をしますが、この時にヘタの部分を上にすることを忘れないようにしてください。倒れてしまう場合は、牛乳パックを使用すると便利ですよ。
冷凍保存の場合
冷凍保存の場合ですが、処理をせずそのままを冷凍するのはおすすめできません。
輪切りにしたあと、塩を振って少々置き、水気を絞った状態でタッパーや冷凍用のジップロックに入れて空気を抜いて冷凍しましょう。
解凍後はシャキシャキ感は失われているので、サラダや酢の物にするのがおすすめです。
おわりに
きゅうりは思っている以上に繊細な野菜なので、取り扱いには注意が必要です。
保存方法をしっかりと理解しておけば、長持ちさせることは可能ですが、食感が大事な野菜ですから、できる限り早急に食べてしまう方がいいですよ。
購入の際は1本ずつ購入するなど自分なりに工夫してみるようにしてください。