夏に植える野菜

らっきょう・エシャレットの育て方!栽培時期や収穫方法など

らっきょう・エシャレットの育て方!栽培時期や収穫方法など

中国原産の「らっきょう」は、やせ地でも育つ土壌適用範囲の広い野菜です。ユリ科の植物で、日本では10世紀頃には栽培されていた記録が見られます。ニラよりも強健な野菜で、家庭菜園では初心者の方から栽培が可能です。

良く似ているのがエシャレットですが、葉が青いうちに収穫をする若採りをいいます。複数年数(1~2年目)の収穫野菜なので、気長に育てて待ちましょう。紫色のニラの花のような花が開花するので楽しみな野菜です。

それでは「らっきょう」の育て方のご紹介を開始します!

らっきょうの栽培期間と育成条件

らっきょうの栽培期間と育成条件

 

らっきょうの育成条件
  • 日当たり:日当たりを好みます
  • 土壌酸度:中性
  • 植えつけ:株間15㎝前後
  • 栽培期間:8月下旬~9月上旬植え付け~翌年6月~7月が収穫。(エシャレットは3~4月に収穫。翌々年に収穫することも可能)

らっきょうの定植適期

8月の下旬~9月の上旬の天気の良い日に定植です。タネ球を1つ1つ分割して、尖った方(芽です)を上にして植えつけます。

ラッキョウのタネ球は8月になると販売され始めます。

ホームセンターや直売所で販売されます。表面に傷がないタネ球を選びましょう。タネ球は1個6~7gが目安です。

らっきょう栽培の土作り

らっきょうはやせ地でも育つ野菜であり、元肥は控えめに考えてください。追肥(土寄せのタイミング)で調整できるので、植え付け前は気にしないでください。目安としては1㎡あたり2㎏の堆肥と化成肥料40gを施しましょう。

砂地のようなやせ地でも育つ野菜で、小粒で身がしまった収穫になります。肥沃な土地では大粒で数の多い収穫になります。どちらが好みかで、育て方を決めるのも家庭菜園の楽しみです。

植え付けの3週間前に堆肥を入れて、2週間前には苦土石灰を入れて馴染ませておきましょう。

土壌の準備ができたら畝を作りましょう。畝幅40㎝高さ15㎝を目安にします。植え付けは株間15㎝で植え付けの深さは5~6㎝とします。浅植えにすると乾燥してネダニの発生が増えてしまい、深植えにすると収穫量が低下してしまいます。

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定植のポイント

土壌はやせ地でも育つ野菜ですが、水はけのよい土地を好みます。また、風通しの良い土地の方が育ちも良く風味も増す野菜です。

8月下旬~9月上旬に株間15㎝で植えつけていきます。5~6㎝の深さの穴を掘っていきます。浅植え(3㎝位)にすると丸いらっきょうが育ちます。

1つの穴にタネ球を2個づつ、尖った方(芽)を上に置いていきます。らっきょうは株が分かれて育ちます。やはり株間を15㎝は確保しましょう。

らっきょうの特性

らっきょうの特性

暑さに弱い野菜で生育適温は18℃~22℃になります。真夏は地上部が枯れて休眠する特性があります。涼しくなると葉茎を伸ばして成長を始めます。

らっきょうの収穫を整理すると、翌年の6~7月と翌々年の6~7月に収穫することができます。

らっきょうは連作障害の出にくい野菜になります。同じ畑で栽培ができます。

らっきょうの栽培管理

らっきょうの栽培管理

発芽したら1回目の土寄せを行います。冬越しをさせる野菜なので、敷き藁を行って寒さや乾燥対策をしましょう。

翌年の4~5月に追肥を施して球の肥大と生育をさせます。また、根が伸びるとらっきょうが地面に押し出されることがあります。特に浅植えにすると注意が必要です。

球根が押し出されて日光を浴びると緑色に変色してしまいます。2回目の土寄をして白い「らっきょう」を育てましょう。

次年度(2年目)に収穫をする場合は夏に葉が枯れます。気にせずそのまま放置します。秋になると葉茎が伸びてきますので、このタイミングで追肥を行います。

水はけのよい土地を選んで植え付けを行います。地面が乾燥したらたっぷりと水やりを行いましょう。

らっきょうのプランター栽培を行ってみませんか?

 

水はけのよい土「川砂と腐葉土」を等量混ぜて土壌を作ります。

浅植えにして、土寄せの際には増し土をします。少々大きめのプランターを用意する必要がありますが、露地栽培より病害虫対策も容易に行えます。

紫色の小さな花が咲いて茎も細いので可愛らしさもあります。夏場は葉茎も枯れてしまうので1年で収穫してもよいですね。

病害虫について

軟腐病(なんぷびょう)

野菜に多くみられる病気です。葉身部の地上地下部分が軟化して腐敗します。やがて鱗茎部も腐敗していきます。悪臭がするので発見しやすい病気です。

高温多湿時に発生しやすい病気です。降雨が続くときは注意が必要です。水はけのよい土地に植える事で、ある程度の予防になります。株間が狭いと風通しも悪くなり、発生リスクが高まります。

管理作業時に茎を傷めないように注意すること。降雨の日に作業・収穫を行わない。雨水が滞留しないよう畝高は適度に必要です。

モザイク病

ウイルスによる病気でアブラムシやアザミウマが媒介します。葉・茎部分にモザイク状に広がっていく病気です。ウイルス性の病気のため、感染すると治療法がありません。

発生期間は3~11月とほぼ育成の季節全期間に渡ります。モザイク病に感染したアブラムシが、ウイルスを体内に取り入れて、別の株にうつしていきます。

アブラムシに限らず、人間が感染を媒介することがあります。作業によって、感染株から未感染の株にうつしてしまいます。収穫時に使用したハサミや人間の手が感染経路になります。

アブラムシの除去に薬剤散布「ガーデントップ」の使用も有効です。

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らっきょうの収穫時期

らっきょうの収穫時期

収穫時期は翌年の6~7月と翌々年の6~7月の普通収穫があります。

  • 翌年の収穫は、地上部の葉茎が枯れたら収穫します。一つのタネ球で8~12個収穫できます。
  • 翌々年の収穫も地上部の葉茎が枯れたら収穫します。一つのタネ球から実の締まった小粒のらっきょうが20~30個収穫できます。

エシャレットの収穫

次にエシャレットの収穫についてです。若採りのらっきょうをエシャレットと呼びます。時期は葉が青いうちの3~4月に収穫します。らっきょうに比べて香りやクセが少ないです。

収穫後は、球を解さずに土の付いた状態で2~3日の間日陰で干します。その後水洗いして食べましょう。塩漬け→甘酢漬けにすると保存が効きます。

らっきょうは茎や根を切り落としても成長を続ける野菜です。干した後は速やかに調理してしまいましょう。実の水分が使われてカスカスになります。

おわりに

らっきょうの育て方について、タネ球の選び方から収穫までご説明しましたがいかがでしたか?

収穫するタイミング「翌年か翌々年」で大きさや数量・実の締まり方等、生育に違いが出るので面白い野菜です。毎年、畝2つ分にタネ球を植えて、片方は翌年収穫。もう片方は翌々年収穫にしても面白いですね。

早採りのエシャレットもクセが少なく食べやすい食材です。小さいうちに収穫してしまうので少々もったいない気もします。

畑の面積が少なく足かけ2年間も占有してしまうので栽培はできないかな?と思われるようでしたら「プランター栽培」はいかがでしょうか?

らっきょうに限らず、ニンニクなどもプランター栽培が可能な野菜があります。以前にアブラムシ対策に寒冷紗ネットの下で育ててみました。露地栽培より収穫量は寂しくなりますが、空いた場所で栽培できるので面白いです。

タネ球1~2個の収穫量が半端でありません。翌年収穫で8~12個。翌々年収穫で20~30個です。甘酢漬けの作り甲斐がありますね。

ぜひ「らっきょう」の家庭菜園にチャレンジして、美味しい「らっきょうの甘酢漬け」を作ってくださいね。春に咲く花も、控えめな紫の花で見ていて飽きませんよ。