ゴーヤとは、ツル性ウリ科の植物です。
ビタミンCが豊富で他の野菜・果物の2~5倍もあり、夏バテに良いので有名ですよね。
熱に弱いビタミンCですが、ゴーヤは固い皮に覆われているので防いでくれます。なので、調理しても効率よく栄養分を吸収することができます。
東インド・熱帯アジアが原産国で、日本では沖縄で多く栽培されています。
ゴーヤとは沖縄での呼び名で、正しくは「ゴーヤー」。和名は「にがうり」「ツルレイシ」で、レイシと売られていることもあります。
ゴーヤの賞味期限
ゴーヤは5~9月が旬で、夏場に店頭によく並びます。それでは、賞味期限はどれぐらいあるのでしょう?
ゴーヤは1本そのままでは、鮮度がみるみる落ちていきます。丸ごとの賞味期限は、1~2日程度。しかし、切って処理した後に冷蔵庫の野菜室に入れると、賞味期限は長くなります。切ったゴーヤの賞味期限は、1週間程です。
冷凍可能なので、冷凍するのもおすすめです。賞味期限も、さらに長くなります。冷凍したゴーヤの賞味期限は、1ヵ月になります。乾燥させて保存することもできます。カラカラに乾燥させることがポイントです。乾燥したゴーヤの賞味期限は、約半年です。
賞味期限ももちろん大事ですが、新鮮なゴーヤを選んで買うことも大事です。
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ゴーヤの見分け方
ゴーヤは新鮮であるほど、栄養価が高いです。
新鮮なゴーヤ
- 全体的に均一な大きさで先端がとがっているもの。
- イボが隙間なくつまっているもの。
- 弾力があり、瑞々しいもの。
- 同じ大きさなら重いもの。
- 色が鮮やかなもの。
- ヘタの切り口が新鮮なもの。
傷んだゴーヤ
- イボがつぶれている。
- 先端が枯れている。
- ヘタの切り口が茶色のもの。
腐ると…
- 異臭がする。
- ぶよぶよする。
- 変色したり、カビが生える。
残念ですが、食べずに捨てましょう。
黄色になったゴーヤは、熟したものなので食べることができます。
シャキシャキ感や苦みがなくなるため、スライスしてサラダに入れたり、パンケーキに入れたりジャムにすることもできます。
熟すと中の種は赤くなりますが、種まわりの赤い部分はメロンのように甘く、真っ赤なスイーツとして親しまれています。気になりますね。
ゴーヤ保存方法
丸ごと1本
切らずにそのままで保存するには、新聞紙で包み冷暗所にて茎の方を上に立てて保存します。
切って保存
縦半分にゴーヤを切り、タネとワタを取り除きます。
ラップで包んで、ジップロップなどの保存袋に入れ冷蔵庫の野菜室に入れます。
冷凍保存
縦半分にゴーヤを切り、タネとワタを取り除き薄くスライスします。
沸騰したお湯で固めに茹でたり、さっと炒めて水気を拭き取りラップで小分けに包んで、フリーザーパックに入れ冷凍庫に入れてください。
※調理する時は解凍せずに使えます。
乾燥させて保存
縦半分にゴーヤを切り、タネとワタを取り除き薄くスライスし、ザルやかごに重ならないように並べて天日干しにします。
2~3日で乾きますが、様子を見ながらカラカラに乾かしましょう。カラカラに乾いたら、密封容器に乾燥剤と一緒に入れ冷暗所か冷蔵庫にて保存してください。
※30分~1時間ほど水で戻して普通のゴーヤと同様に調理できます。
まとめ
ゴーヤのタネとワタも食べることができ、栄養価も高いので試してみてください。ワタはかき揚げにしたり、ピカタにして食べたり色んな調理法があるようです。タネは、炒めるとナッツみたいに食べることができます。
このように、捨てるところがないゴーヤ。栄養価も高いので、積極的に食事に取り入れていきたいですね。
保存方法によっては1年中楽しむこともできそうです。買うときに、ぜひ新鮮なものを選んでくださいね。